2016.08築地トミーナ
閉店間際に滑り込み。まるで小津安二郎の映画みたいな会話が繰り広げられていた。おばあちゃんはかなり声が低くて、話すことも杉村春子みたいだった。



会話はこんな感じだった。
アルバイトさん「横須賀からピザ食べに来たって言ってたけど、残念だったね」
お母さん 「でも、ないものは、ないからね」とか。
アルバイトさん「お客さん、来るときは来るけど、出ないときは3枚くらいよね」
お母さん 「お客さんの気持ちって、ホントわからないわ」
お客さんが「あそこのレストランの人は、70歳過ぎたからお店閉めて自分がやりたいことやるらしいわよ」が言うと、
お母さんが「そうよね、そういう人生もあるわよね。
うちも、おばあちゃんが70代だからもうやめてって言ってるけど、やめないのよね。こっちが働かせてるみたいじゃない」とか。
おばあちゃん「(雨がやんで)やっと明るくなったわね」が言うと、
お母さんが 「あそこの窓、開けたのよ」と笑ってみたり。
わたしが、目の前にカトラリーがあることに気づかず
少し遠くからカトラリーをとると
アルバイトのおばちゃまに「ごめんなさいね」と謝られ、
「すみません、こちらが目の前にあるのに気づかなかっただけです」と言うと、
「わたしも、いつもそうよ。そして、娘にいつも怒られるのよ」と言ってくれたり。
お母さん が「あら、●●さんって、どれくらいたつ?」と言うと、
アルバイトさん「主人が亡くなってから来てるから、もう1年くらいですね」。すると、
お母さん 「もう、そんなたつ?助かってるわ。これからもよろしくお願いしますね」とか、いいお店だなと思わせる会話だった。