反り腰について

「背筋をピンと伸ばしなさい」というのは子供の頃から良く言われてきたことですが、気をつけないと身体が固くなります。

「背筋をピン」と言うと、ほとんどの人が腰椎を反らしてしまいます。これがいわゆる「反り腰」。クセとして固定化している人がとても多いです。

反り腰は、腹筋・背筋を固めて背骨を固定した状態。このままでは背骨は動くことができません。ところが、多くの人が「良い姿勢」を意識するあまり、反り腰のままで身体を動かしてしまっているのですね。

歩く

歩く時は、骨盤や肩甲骨のねじれ運動が必要です。そのためには腰椎も回転する必要がありますから、反り腰を解除しなければ非効率です。反り腰のまま歩くと背骨が回転できませんから、骨盤や肩甲骨の動きも止まり、結果として股関節・肩関節に負担がかかります。膝や肘が弱い人は、そこに痛みが出るケースもあるでしょう。

私はドラムを延べ5,000人教えてきましたが、手首や肘が腱鞘炎になりやすい人は100%、反り腰が固定化していました。

パソコン・スマホ

パソコンやスマホで腕を前方に出す時は、肩甲骨をスライドするために、胸椎が軽く湾曲する必要があります。そのためには、背骨のS字が「Cの字」に近づかなければキツイはずです。

反り腰の人は、S字を保ったままで、胸椎の湾曲を作る形になります。Cの字ではなく、S字をより協調する形です。その結果・・・なんと「猫背」になっていきます。背筋を伸ばそうとして腰を反らしているのに、結果的に猫背になってしまうのです・・・。

また、そもそも胸椎の湾曲が十分にできなければ、肩や首に負担がかかります。四十肩、五十肩の原因になります。

反り腰の解消法

反り腰の人は腸腰筋が使えていません。その代償で腹筋・背筋が緊張し、反り腰が形成されています。

体重を腸腰筋で支えることができれば、腹筋・背筋が解放され、反り腰も解消、背骨が自由に動けるようになります。

腸腰筋の感覚は、「応援団」の姿勢をとるとわかります。ひざを曲げ、股関節を前に付き出す、あの姿勢です。このとき、腰椎は反らさないように気をつけましょう。

内ももの「コマネチ(古・・・)」のライン~おなかの奥にかけて、体重がかかる感覚が得られるとよいですね。これで腸腰筋が活性化します。

腰椎を反らすのではなく、コマネチのラインを伸ばす。ぜひお試しを。

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.