行動指針を言語化する3冊

背景

会社を創業以来、いわゆる組織の「ビジョン・ミッション・バリュー」のようなステートメントを考えたり、話す機会を何度か持ったのだが、あまりピンとくる言語化ができていない。というか、現時点でこれらを明確に言語化してしまうことで、「言語化できていないが重要な成分」を取りこぼすような気がしてならない。時期尚早だと感じている。

よくワークするステートメントは、「今のメンバーの共通項」を抽出したものだ。会社は良くも悪くも人によって創られ・彩られる。ステートメントだけ独り歩きした大層なものを準備することは本意ではない。

上記の意図から、会社のリクルートページ(2018/6 現在)には「僕らにとって大事だと認識している共通項」を等身大の言葉で掲載している。決して明確なステートメントではないが、いま大事にしていることの共通項は十分伝わる内容だと思っている。

ただ、この短文の羅列だけでは、

  • WHY: なぜこれらの要素を大事だと思うに至ったか
  • WHAT: これらを大事にすることで、何を得ようとしているか

の2つをコミュニケーションするには短すぎ、「帯に短し襷に長し」、とも思っている。

大事な価値観を統一するアイデア

そこで思い浮かんだのは、「お気に入りの本を行動指針にする」という方法だ。入社して、チームと働きながらチームを理解するには時間が必要だ。実務と本の両輪で行動指針をゆっくりコミュニケーションできるのは良いアイデアに思えた。

10Xの行動指針を示す3冊

僕がピックして会社で勧める3冊と、伝えたいことのサマリ。

ISSUEからはじめよ
解くべき問題をを見つけること。問題を評価し、優先度をつけることをすべての始まりに据える。

ジョブ理論
「人の片付けようとしているジョブ」を見定め、洞察し、ジョブの片付けをサポートするプロダクトづくりに集中すること。ジョブからずれないこと。

エンジニアリング組織論への招待
エンジニアリングを用いるプロダクト・組織づくりの特質を理解し、お互いの背中を預けあえる関係を気づくこと。情報の非対称性をできるだけ無くす。メンターと関係を築く。

一番使われている言葉

上記の行動指針とは別に、何かの行動をする時、「それって10xなんだっけ?」というのは(少なくとも僕と石川の間で)よく飛び交う言葉になりつつあり、よい会社名にしたと思っている。

なんだかんだ、最も大事にしたい価値観は会社名に埋め込んである。