ブルーノ・マーズ “24K Magic”に関するあれこれ

これ。傑作の匂いプンプン。ピンプなジャケ最高。ブリンブリンジャラジャラなところはリル・ピコ太郎。

まずは9曲33分のコンパクトな内容に驚き。ファーストが12曲42分で、これでも短いっちゃあ短い。そしてセカンド10曲34分。ここで何か極意を掴んだか。曲数減らし、1分削る。アルバムの曲とか、無駄な曲を沢山入れてなんの意味があるの?って。あまりにも凝縮されてる内容なので、聴いてるとすぐ終わる。また繰り返す。

そして使ってる音色がどれも2016年っぽくない。シンセやピアノの音が特に。シンセは薄く、ピアノは軽い(“Versace On The Floor”のイントロ!)。感覚ですが…。今、これは意図的にやらないとこの音にはならないのでは。古い、安い、徹底的に音数少ない。で、悪いとはならない。生楽器バンバン入れてゴージャスかつ厚みのある音作りなんて幾らでもできるのに、やらない。1stあたりもシンプルだけど、3rdに比べればまだまだ重層構造に聴こえる。さらには1stと2ndではやっていたレゲエ・アレンジの消失。この作風の変化。ファンク〜ソウル〜R&B(というか80'sブラコン)で貫いた1作。

で、曲が良いのは言わずもがな。『これ、あの曲っぽいなー』を想起させる瞬間の連続。その連想の結果として、このアルバムをThrillerに例える声が多いのも納得。“24K Magic”〜“Chunky”って、“Wanna be startin’ somethin’”〜“Baby be mine”の流れを意識したんじゃないかな。“Chunky”の“Baby be mine”感たるや。“Perm”は出だしDoug E. Fresh and The Get Fresh Crew “The Show”っぽい。曲に入るとJBだし。そして“Finesse”は擬似BBD“Poison”Bobby Brown“On Our Own”。オーケストラ・ヒット久々に聴いた。あとパーカッションの「コカッ!」ってやつ。今やらねー。“Calling All My Lovelies”なんて途中で女の子に電話して留守電になる。今時なかなかやらないよこんなダサい演出。それも3コールで、アウトロでまたかけてる。“Too Good To Say Goodbye”は…何に似てるか思い出せないけど、あるよね~このサビ、という既聴感。あまりにも似過ぎていて、訴訟の対象にならなきゃ良いなと思うくらい。

何はともあれ今作のブルーノ・マーズの意図が知りたい。インタビューとか読むのが楽しみ。

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