戦略を持って生きる

戦略を辞書で調べると「1. 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。2. 組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。(デジタル大辞泉より)」といった解説が書かれている。ここで私が取り上げたいのは2の定義です。

ただ、私は組織や集団として戦略が必要というのではなく、個々人でも戦略を持つ必要があると考えています。特に、全員が同じ方向を向いて生きるマスの時代から多様性が求められる個人の時代へと突入している転換期にある今こそ「戦略」持って生きる事が非常に重要だと思います。

戦略を持つためにまず必要なこととして自己分析が挙げられると思います。自己の目標は何か? 目的を達成する為には何が必要か?
 Michael E. Porter 氏の ”What Is Strategy”「戦略の本質」という著作に「独自の活動無くして真の戦略は作れない」といった文言があります。
競争戦略で必要なことそれは「コア・コンピテンス」。世に名だたる企業の多くはそのコア・コンピテンスを軸に独自のポジションを形成しています。

以下に添付したのは大手家具メーカーイケアの活動システムマップです。
イケアが狙う顧客は、低価格でデザインの良い家具を求める若い世代。その顧客のニーズに合わせてポジション取りをしているのが図からよく分かります。このように高次の戦略テーマ(青色背景)を見つけることで自身のポジションがより明確になり、他との差別化を図る事ができるんですね。

引用:ポーター先生が語る「IKEA」の戦略ポジショニング | As I am

先程も紹介したMichael E. Porter 氏の 「戦略の本質」では戦略ポジションは 「バラエティ・ベース・ポジショニング」、 「ニーズ・ベース・ポジショニング」、「アクセス・ベース・ポジショニング」3種類に分けられると述べられている。

1. バラエティ・ベース・ポジショニング
顧客セグメントではなく業界内でもっとも優れた製品やサービスを提供できる場合に効果的。

2. ニーズ・ベース・ポジショニング
先程、イケアの例で出したように顧客ニーズが多種多様に異なる場合に有益なポジショニング。

3. アクセス・ベース・ポジショニング
アクセス方法の違いによって顧客をセグメンテーションするポジショニング。

戦略ポジションの考え方は奥が深くまだまだ他にもたくさんありますが、どの戦略ポジションが自身の目指すビジネス、ライフプランとマッチするかを考察することで進むべき方向性が見えてくるのかなと思います。

参考:Harvard Business Review 
ハーバードビジネス・レビューBEST10論文