DeployBotを使ったデプロイ(公開)作業の自動化

Kazuki Yonemoto
6 min readDec 15, 2019

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DeployBot はサーバーへのデプロイ作業をより簡易にそして高速化することができるツールです。特にデプロイ作業をコマンドラインではなくGUI (画面)ベースで実行することができて、自動化の仕組みも簡単に作ることができるという点が大きな特徴です。

DeployBot の主な特徴

  • Git リモートリポジトリでの変更を監視し、ファイルのアップロードやデプロイ時のコマンド実行を自動化できる
  • デプロイ時の通知設定ができる
  • GitHub, Bitbucket, GitLabの他どのGitリポジトリとも連携が可能
  • DigitalOcean, Shopify, Heroku, AWS, SFTP, FTP 等どの環境へもデプロイ適用できる
  • ロールバック作業をGUIで簡単にできる
  • ブランチ毎にデプロイ環境を設定できる
    (例: developはテストサーバー、masterは本番サーバーへデプロイ等)
  • 1リポジトリ 10デプロイまで無料でお試し利用できる

DeployBot の利用方法

以下では基本的な DeployBot の利用方法を紹介します。英語にはなりますが動画でのガイドも用意されているので適宜参考にしてください。

1. アカウント登録

DeployBot で新規アカウント登録を行います。アカウント登録だけでは料金は発生しません。また無料でお試し利用することができるのでプロジェクトで利用できるかぜひ試してみてください。

2. リポジトリ接続

DeployBot と利用するGitリポジトリを連携します。Github若しくは Bitbucket を利用していれば簡易接続することができます。その他、GitLab や Backlogなどを利用していれば Others からリポジトリの HTTPS 若しくは SSH URLを登録して接続作業を行います。

3. 環境の作成

リポジトリとの接続が完了したら、環境を作成します。ここではデプロイに関する管理設定を行います。General settingsName には StagingProduction など設定する環境名を入力します。Color label では任意で環境毎に色をつけることができます。

Deployment mode ではデプロイ方法を選択します。本番環境などデプロイ前に判断が必要な場合は Manual の「手動」を選択するといいでしょう。Manual「手動」にすると 管理画面で Deploy ボタンを押下したタイミングにのみデプロイ作業が行われます。逆にプレビュー環境へデプロイする場合は即効性を重視して Automatic の「自動」にしておくといいでしょう。Automatic 「自動」の場合は指定するリポジトリのブランチでコミットが発生する毎にデプロイが実行されます。

Branch ではデプロイを行うブランチを指定します。Triggers では任意で通知設定を行うことができます。

4. サーバーの追加

デプロイ環境の設定ができたらデプロイ先のサーバーを指定します。 DeployBot は以下環境へのデプロイを標準サポートしている為、その場合は適合作業を簡易に済ませることができます。

  • DigitalOcean,
  • Shopify
  • Heroku
  • AWS Elastic Beanstalk
  • AWS S3
  • Rackspace Cloud Files

5. デプロイ開始

以上でデプロイに必要な準備が整いました。Start deployment ボタンを押下して設定を完了します。

Deployment modeAutomatic「自動」にしていれば指定のブランチへプッシュした段階でデプロイが開始されます。Manual「手動」に設定していた場合は Deploy ボタンを押下してデプロイ作業を開始することができます。

その他追加設定

【ビルドツールの実行】

【Slack への通知連携】

まとめ

デプロイ作業を手動でしているとミスをしてしまう可能性が必ず出てきてしまいます。今回紹介した DeployBot を利用すればそういった人為的なミスを無くしつつ作業を効率化することができるようになります。また、管理画面ベースで設定することができるのでコマンドでの開発に慣れていないチームメンバーもデプロイ作業に参画しやすくなるでしょう。

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Kazuki Yonemoto

TAM inc. Web Technical Director / After studying abroad in Canada, I changed from school teacher to Web developer.