脳には妙な癖がある

I.H.さんへの手紙 2016/08/15

I.H.さんへ

こんにちわ、お元気ですか。

キャンプでは振り回されてしまって大変だった。でも友達のおにいちゃんが助けてくれてとてもうれしかった。クワガタとも遊んだし、自然も楽しめて、本当に満足しました。キャンプの後は花火大会にも出かけて、楽しい思い出ができました。といった感じでしょうか。

さて、今日は通院の日でした。ちょっと変わっていると思われるかもしれませんが、私は病院が好きです。まず、あの消毒の香=病院の匂いが好きなのです。その他、患者さんを観察するのが好きです。観察するといっても、何度も通っているので、顔見知りの方ばかりなのですが、今日は調子が悪そうだなとか、なんだか嬉しそうだとか、こりゃ重症だとか、勝手に診断しています。

今日も先生には、どうですか?と聞かれ、図書館に行ってます。夜中2時に目が覚めたりして、午前中寝て過ごすこともあります。と答えると、先生は、そのほか健康面で不安なことはありますか?と質問してきます。うーーーn 何を答えればいいんだろう。不安なことは今のところないな?? メル友ができたけど、健康面に限るんだよね。と頭でぐるぐる考えているだけで何を言えばいいか整理がつかなくなって、「別にありません」なんて答えてしまいます。

今から考えると、胸の真ん中が痛くなって、あっ このままだととんでもなく痛くなると危険を感じ、目を閉じて深く深呼吸しながら、胸の痛みがおさまってくれ、と祈りながらゆっくり深呼吸を繰り返す。しばらく安静にしていると痛みが静かに消えていく。そんなことがあったにも関わらず、先生に伝えるのを忘れていました。まっいいか。忘れるくらいだから、大したことはなでしょう。そんなこと言ったら、また薬を増やされるだけだと、つぶやいている自分に、なんだか、先生に隠し事をしたようで後ろめたい気分になります。

では、今日の話です。

受験生ともなると記憶力が良くなりたいと思ってしまいます。ここで、ある記憶の実験を紹介します。4つのグループに、スワヒリ語40個を学習してもらいます。そのあと確認テストを行います。確認テストの後に、次のように学習、テストを行います。

第一グループ:40個を通して学習しなおす。40個の確認テストを行う。
第二グループ:間違えた単語だけを学習する。40個の確認テストを行う。
第三グループ:40個を通して学習しなおす。間違えた単語の確認テストを行う。
第四グループ:間違えた単語だけを学習する。間違えた単語の確認テストを行う。

40個覚えるまでこのやり方を繰り返します。

その結果、それぞれのグループでは、すべてを覚える速さに、それほど差がありませんでした。実際5、6回学習するとみんな覚えてしまうそうです。
ところが、一週間後再テストをすると、第一グループと第二グループが約80点と好成績だったにも関わらず、第3グループと第四グループは

約35点しか取れなかったのです。

情報を何度も入力する(=学習する)より、情報を何度も使ってみる方(=テストを行う)が、脳はよく記憶するんですね。つまり、テストで何度も情報を使ってみる方が、効率的に記憶できるということです。正解できたものも不正解だったものも、何度も問題を解き続ける。つまり脳の情報を使い続ける。

この実験は、「脳には妙な癖がある」池谷裕二(日本が世界に誇る脳研究者)に書かれているものですので、間違いないです。

しかし、私の問題は、上記の例で言うと、最初にスワヒリ語40個を学習するというところでくじけてしまうということです。

ところで、体調はどうですか?具合が悪くなっていませんか?夏バテに気を付けてくださいね。

K.Y.より

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