「自分」が一番

Yoshiaki Sato
2 min readJul 7, 2016

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ネットの世界を見渡してみるとどうも、自身のことではなく、世の中で起こっていることや有名人の話題、いわゆる時事ネタについて「自分もひとこと言っておきたい」みたいな人が多いように感じる。
ここ数ヶ月は参議院選挙のこともあってよりそうした傾向が強まっているようだが、そうではない平時であっても「なんだか世の中は随分と騒がしいな」と思わずにはいられない。

けれど、自分はあまり、そういう「意見文」をブログや日記として残しておくことにそこまで価値を感じないというか。まぁ色んな人がいるからそりゃ様々な意見があるよね、ぐらいにしか思わない。
中には、憤りや恨みを伴った物凄いエネルギーでもって「自分を取り巻く世界のココが断固許せん!」と主張する人がいるけれど、もうただただすごいなぁと。大抵、読んでいる文章がそんな空気に差し掛かった瞬間にふっと気持ちが離れてしまうのだが、これは心の防衛機構みたいなものだろうか。
前はよくSNSなどで「こんなこと言ってる人が居ますよウケるねハハハ」などとしていた気がするけれど、もう余りそういう気分でも無くなってきた。

最近は特に、他人が発する意見や情報をついつい過剰摂取してしまっているなと自省する機会が多い。これも坐禅関係の本を読みすぎた影響なのか。
欲しい情報を狙って探しに行くのならいいのだが、自分とはほど遠い世界の事柄をいつの間にか調べ始めてしまって「あぁ、またやってしまった」となる。
取り敢えず自分は、実際に自分が行動して、体験して、触れて、そしてその時感じたことを書き記すことを大切にしていきたい。そういう意味で、自分のことをまずは一番に考えていたいものであります。

…という意見文でした。

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