本記事はこちらの原文を訳したものとなります。
ローンチ後、Zenlinkは約2ヶ月間、取引マイニング、ステーキング、流動性マイニング、稼ぐための招待(Invite to Earn)、ブートストラップなど、たくさんの機能が順調に実行されています。TVLと取引量が徐々に増加し、安定してきたことで、ZenlinkはDotsama*コミュニティの信頼を勝ち得たと確信しています。
*Polkadot/Kusamaエコシステムの総称として用いられることがあります。
それでも、私たちはZenlinkを可能な限りオープンで透明なものにするという約束を守り、完全な分散化に向けて前進していきます。
さて、いよいよZenlinkのオープンソース・プログラムを発表します。Zenlinkオープンソースプログラムは、ブロックチェーンエクスプローラーオープンソース、公開された監査報告書、GitHubコードオープンソースの3つの一般的なステップに分かれており、私たちはこれに従ってZenlinkオープンソース作業を実施する予定です。
ブロックチェーンエクスプローラーオープンソース
まず明確にしておきたいのは、Zenlink DEX ProtocolにはModule、EVM、WASMの実装があるため、異なるパラチェーンに展開しても柔軟に適応でき、カスタマイズ可能な方法で異なるDeFiモジュールと構成し相互運用ができることです。
Zenlink DEXは、Moonriver(EVM Contract)とBifrost(Module)で正式に稼動しています。MoonriverはEVM互換チェーンなので、Zenlink EVM ContractがMoonriverに展開されると、EVM互換チェーンとなります。
Ethereum上に構築されたほとんどのプロジェクトがそうであるように、
ブロックチェーンエクスプローラー(Etherescanなど)でコミュニティに必要な情報を公開する必要があります。それは、コミュニティがプロジェクトの詳細を知り、信頼を高めるために有益です。
そのため、ブロックチェーンエクスプローラーのオープンソース化は不可欠です。
Zenlinkは、11月19日にMoonriver Blockchain Explorer(Moonscan)において正式にオープンソース化されており、ユーザーは以下のリンク先で詳細を確認することができます。
https://moonriver.moonscan.io/address/0x0f47ba9d9Bde3442b42175e51d6A367928A1173B
監査報告書の公表について
プロジェクト、特にDeFiのプロジェクトでは、信頼できる第三者のセキュリティ監査会社からの監査報告書があるかどうかも、コミュニティにとって大きな関心事です。実際、Zenlinkチームはすべてのコードに全幅の信頼を寄せていますが、それでもコード監査を実施することにしました。
前回、Zenlinkが第三者セキュリティ監査会社であるSlowMistにコードセキュリティ監査を依頼し、EVM Contract監査とModule監査の2部構成で実施することをお知らせしました。EVM Contract監査は基本的にZenlink DEXの本稼働前に完了し、Module監査はBifrostチームと共にSlowMistに提出し、コードセキュリティ監査が行われました。
これらのコード監査は同時期に行われていないため、Module版の監査が完了してから監査レポートを公開します。お楽しみに。
Github コード オープンソース
オープンソースの最終段階は、Githubのコードをオープンソース化することです。Zenlink DEX Moduleはすでにオープンソース化されています。また、Zenlink EVM Contractのコードリポジトリもオープンソース化し、コミュニティの皆様にZenlinkのコード構成を理解していただく予定です。
私たちが構築したコードに自信があるとはいえ、バグがないこと、あるいは一部の人たちに悪用されないことなどを100%保証することはできません。セキュリティは常にZenlinkチームの最優先事項の一つですので、コミュニティや外部の力を借りてZenlink DEX Protocolのセキュリティを継続的に強化・改善するために、この段階でバグバウンティプログラムも開始する予定です。
バグバウンティプログラムは、以下の種類を含みますが、これらに限定されるものではありません。
- Re-entrancy
- Logic errors
- Solidity/EVM/Rust/Substrate details not considered
- Trusting trust/dependency vulnerabilities
- Oracle failure/manipulation
- Economic/financial attacks
- Congestion and scalability
- ……
脅威の度合いに応じて、ボーナスを設定すべきだと考えています。これは誰にでもメリットがあります。プロジェクト、優秀なセキュリティ研究者、 ハッカーに対する合法的な活動への動機付け、そして最も重要なことですが、DeFi コミュニティ全体の評判を向上させることができます。
Githubのソースコードのオープンソース化およびバグバウンティプログラムの詳細については、近日中に発表する予定ですので、ご期待ください。
Zenlinkについての詳細
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