クローズアップ・スナップ

X-Pro2を購入して以来、仕事としての撮影依頼が増えている。今日も六本木でX-Pro2+XF60mmをメイン機にしてオープンと屋内の撮影をしたあと、仕事場の簡易スタジオブースで25点の商品撮影。JPEG+RAWで同時記録された2枚のSDカードをセレクトしてみると、ほとんどがJPEGのデータをそのまま使用できることがわかった。保険として記録されたRAWデータを現像して使用するカットは、使用写真40点前後のなかの、おそらく2点くらいのものだろう。アベイラブルライト、オートホワイトバランスでも酷いカラーシフトはなく、たまに色が転ぶときもカメラ側がすぐそれに気がつき、適正なホワイトバランスに修正してくれる(本番ではグレーチャートを用いてマニュアルホワイトバランスだが)。撮影前のセッティングとチェックさえしておけば、後はとても楽なカメラとレンズといえる。

仕事場への帰宅途中、六本木ヒルズのノースタワー前で展示されているロードスターを、ふとXF60mmで撮ってみようと思った。iPhoneで何度か撮った同じ光景だが、このレンズでは展示スペース前の歩道からクルマ全体を入れることはできない。それでも35ミリ判換算で90ミリの中望遠は、印象的なディテールをとらえることはできる。ヘッドランプから続くボンネットラインとフロントフェンダーのホイールアーチが、このクルマの好きなフォルムなので、そこを2カット撮ってみる。

JPEGデータを開いてみて驚いた。ロードスターの赤がこんなにもしっとりと艶かしく輝いているなんて。ネイチャーフォトグラファーの方々が虜になる理由が、ネイチャーをほとんど撮らない私にも素晴らしさの片鱗くらいは理解できたような気がする。

またいつかライトウエイト・オープンスポーツカーに乗ってみよう。そんな気持ちにさせてくれた、台風からのたっぷり湿った残暑の午後だった。

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