Developers Summit 2019行ってきた(二日目の午前のみ)

YS (@17_YoSK)
5 min readFeb 16, 2019

--

昨日一昨日の二日間あったデブサミ、14日の木曜は研修を入れてしまっていたことを忘れていて参加できず、しかも今週は火曜もお休みしたため仕事が終わっておらず、参加できたのは15日のAMのみ。いつものk8sまわりやScrum話、CI/CDやGitOps、OSS InnerSourceとか聞きたいのはたくさんあったけど、、これらは便利な以下の資料まとめのページからあとできになるのを読んでみることにしよう。

で結局聞いたのは以下の3つ(最後は途中まで)。

まずドラクエXの話は、過去に実際あった失敗事例(要するに障害?)のリアルな内容とその教訓。暫定対処したところの後処理忘れ(要するにあとで戻しとこうと思っててそのままだったパターン)とかあるあるだなー。一番の教訓はバグチケットシステム(BTS)に必ず登録しないといけない、とのこと。エンジニアの自己判断が危ない、ということだが、それに対する具体的な解決策はなかった(まだでききれていない?)システム自体の技術的な話は本を読んでもらえれば、とのこと。

失敗談よりも、BTSがRedmineで、現在20万件くらい登録されているということが気になった。20万件って管理し切れるのか??資料は公開すると言っていたがまだされてなかった。

追記:資料が公開されていたのでリンクしておきます。

次はヤフーの山本氏のマネジメント論。興味のある内容だったし立場も近く共感できる話だった。

まず最初に

「マネジメントは楽しい」「エンジニアリングも楽しい」

ということを強調。ただどうしてもエンジニア側面?からマネジメントに対するマイナスイメージがあるかもなので、今日はまずそれをフラットなところまで持ってくるところから、とのこと。

山本氏がマネジメント意識が低そうな若手エンジニアのマネジメントに対する印象をヒアリングしたところ(怖いから自分の部署ではないらしい)、以下のようなコメントが。

  • エンジニアを諦めた人がやる
  • エクセル屋、パワポ屋
  • 人の評価がしんどそう
  • 体制側の人
  • 辛い決断が迫られる
  • 達成感や成長の実感が薄そう

最初のやつとかなかなかのハードパンチですな、、これを一つ一つ自分の経験に紐付けてプラスイメージになっていることを説明してくれた。

「なぜマネジメント道に?」→スクラムマスターを経験することで、チームで成長することへの関心が変化し、チームの成長が楽しいという気持ちに。チームで、というのが最近個人的にもモチベーションの一つだったりするので、マネジメントを楽しむという考え方を持てるようになる気がする。

「人の評価」→評価の本質はメンバーに対する期待値と現状の摺り合わせの連続である(人事効果は結果に過ぎない)。これもわかるなー、ただもっと摺り合わせを頻繁にやらねば、と反省。1 on 1は今や当たり前?

「達成感、成長」→チームのパフォーマンスを上げるためにずばりマネジメント要素が重要となるプロセスゲインとプロセスロスを、マネジメントの技術やスキルを使ってイイ方向へ導けたら、それはまさに成長を実感し達成感を得られるところ。結果としてメンバーも成長しているので、2倍嬉しい。いやこれはよくわかる。自分もメンバーも成長できるって素晴らしい結果ですよね。

最後に、楽しくマネジメントを続けるには、

  • 自己犠牲し過ぎない
  • コントロールできないことにとらわれ過ぎない
  • 孤独にならない

自分もメンバーの一人、という考え方も共感。「マネージャー」ではなく「マネジメントするプレーヤー」というのも名言ですな。

ということで自分ももっとマネジメントを楽しみつつメンバーと共に成長していきたい。

最後のエイベックスの方の話はランチセッションだったのでもぐもぐしながらフワッと聞いていたが、アーティストサイトのバーストに対して、一般的なZabbixによるリソース監視だけでなく、アーティストごとのSNSフォロー数とかイイねの数とかも監視している、というのは面白い。自分がインフラ屋なだけに、コンテンツに依存する監視って馴染みがないが、どこもそんな感じなのかな。

ということで帰り際に「入門・監視」を購入して会社に向かいましたとさ。

--

--