Timehop
星の数ほどある新しい Web サービスにすぐに飛び付いて飽きるまで色々さわるっていうのが趣味化している。そういう趣味を持ってから何年経ったのかいくつの Web サービスにアカウントを作ったのか今となってはよくわからない。
ただそうやって色々見ていると世間の流行とは無関係な自分のツボみたいのが出来てきて、たまにそのツボを押してくるサービスに出会うことがある。
Timehop
Timehop はまさにそんなサービスで、自分はすごく気に入って毎日アプリを使っている、ただ世間で流行っている感じはあまりない。サービスはごくシンプルで “What did you do 1 year ago today?” 、つまり過去のちょうど同じ日付の自分のソーシャルメディア上での行動を振り返ることが出来る、といういわゆるライフログ系サービス。
元々は 4SquareAndSevenYearsAgo という名前の Foursquare のみに対応したサービスだったのだけど、リニューアルして他のソーシャルメディアにも対応するようになって俄然おもしろくなった。Twitter の全アーカイブをアップロードする機能もあるので、過去のツイートも全て取り込める。すごく気に入ってる反面マネタイズの難しいジャンルなので、いつか終わるんじゃないかとひやひやもしている。実際に類似サービスの Memolane も2013年2月にシャットダウンの憂き目にあっている。
ライフログのすすめ
こういう過去を振り返るサービスの良い点は、記憶から薄れかかってる過去の自分の発言を読んだり写真を眺めたりする時間をもつことで内省を促してくれることだと思う。
昔読んだゴードン・ベルという MS Research の研究員の方が書いた「ライフログのすすめ」にも同じようなことが書いてあって共感した。ただ、この方は Web 上になんでも共有するカルチャーに関してはかなり懐疑的なスタンスであった。確かにソーシャルメディアの動向をまとめても純粋なライフログにはならないだろうとは感じる。
一方で、パブリックな場所に記録することにも魅力があって、承認欲求ドリブンで飽きずに記録し続けられたり、開発者がデータを再利用可能なので自分ではとても想像の付かない表現方法で加工された情報に触れられたりする。
今日もアプリを起動して今日の自分の記録(ただし数年前の)を眺めていた。
一年前の今日は StartupWeekend Fukuoka の Presentation Day の見物に差し入れを持って行っていたようだった。
二年前の今日はまだ東京に住んでいて早朝の便で福岡に来て現職のオフィスを初めて訪れていた。夜は明星和楽というイベントを楽しんで福岡のIT業界というものを体感していた。
「あの頃の自分は引越しを視野に入れていて色々そわそわしていたな」とか「ああ、じゃああの人と会ってもう二年も経つのか」とか思い出して少し感慨に耽ったりする。
Timehop の存在は今や自分にとってはソーシャルメディアを使い続けるのに十分な理由になっている。願わくば今後もサービスが続いていってくれるとありがたい。
Email me when Youhei Nitta publishes or recommends stories