桜があれば、上を向いて歩いていける。

桜を見ると、自然に顔が上がる

Taichi Hirano
3 min readOct 4, 2015

2015年は本当に桜がキレイに咲いていて、なんだかうれしくなってくる。

月曜日の夜、帰りがてらに目黒川を散歩していたら、ライトアップされた辺り一面の桜がライトに照らされていてすごくキレイでした。その様子をカメラに収めようと、iPhoneを桜の花びらに近づけたり、ゴツい一眼を構えて角度を確かめながら撮っている人がたくさんいて、心なしかInstagramを開いている人が多かったです。逆になんだかその様子は絵になるな、と思い、桜の写真を撮っている人を撮ってみたのが、このカバー写真です。

他にもいくつか撮りました。

ぼーっとしながら歩いていたのですが、そのときふっと思い浮かんだのは、「桜を見ると、上を向いて歩くようになる」ということ。

普段スマホを見ながら下を向いて歩いている人たちも、このときばかりは上を向いて歩いて、桜を見ながら笑いあっていました。そんな様子を見て、桜って上を向かせる力があるかもしれないな、と思いました。

春ってそわそわします。

新しい季節のはじまりに期待する一方で、新しくはじまるということに対する不安も同時にあります。そんなついつい下を向いてしまいがちなときに桜が咲いている風景を見ると、自然と顔が上がります、無条件に。他の花が咲いていても特段見ようとしないのに、桜はついつい上を向いて見てしまう。まるで、下なんか見てないで上を見てみろよ、こんなに素晴らしいものがたくさんあるんだぜ、って言っているかのよう。

桜って、何かを始める一歩をそっと後押してくれる存在でもあるのかもなと思います。そんな桜が今年はたくさん咲いて、しかも季節は暖かい。最高の季節がやってきて、とてもうれしいです。

最後に。

自分の中で「桜」といえば、この3曲が思い浮かびます。最近の曲で「桜」に関するものを知らないので、結構昔のものになってしまいますが…。

■ エレファントカシマシ / 桜の花、舞い上がる道を

■ いきものがかり / SAKURA

■ 河口恭吾 / 桜

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