8.1 村上龍と花火


カフェで、こないだの本屋巡りで刺さった村上龍の「五分後の世界」を読む。読む。読む。

村上龍が好きで、芸術と社会・経済が交差するのが心沸き立つ。

芸術的で美しいのに、空想で終わらなくて、具体的で現実的な手応えを持って、音を立てて、実際の社会を爪を立てて掴む。その感触がたまらないから。

コインロッカーベイビーズも、愛と幻想のファシズムも、希望の国のエクソダスも、69も好きだ。

芸術が芸術で終わらず、実社会に絡んで具体的な影響をもたらす。これがやりたいなーと思う。猪子寿之さんは美的価値観を更新すると言って、そのことの重要さを何かで話していたけど、ものを作る先の目標にそこがあるというのが刺さるなぁ。

とか思いながら、夜は花火を見にいった。花火は「見に行く」というけど、映像だけじゃないんだなーと思う。映像に対応する迫力ある音。そこにリズムがあるから、リズムある映像と音ということになって、それが心の高揚を生むんだよなー。舞台は夏の空気と海や川。リズムの背後にはストーリーがある。これが無料で何万人も集まって、浴衣姿で舞台を彩る。