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私は専業主婦で幼児2人(今度から幼稚園年中の4歳児と、1歳児)を育てている。

メディアでは、もう世の中は共働きが主流で専業主婦は少数派だ、専業主婦は昭和の一時期だけ成立し得たライフスタイルで今後は絶滅する、と言われている。これが生き物なら、生物多様性のため保護しましょうと言われるだろうが、キラキラ輝いてもおらず、政治的に正しくない存在であり、夫の寄生虫であり税金を払っていないごくつぶしなど、保育園をもっと作って早く絶滅させろと思われているのだろう。

その一方で、少子化が問題だから子育て支援をするべき、と言われていて、最近は3~5歳児の幼児教育無償化の話題もよく見かけるが、それ以前は子育て支援=保育園をもっと作って待機児童の解消を! というのがメインテーマだったと思う。

しかし実際に専業で子育てしてみて、保育園を作るとか保育料を無償化するといった、預ける場所を増やすとか料金を安くするとか以外の子育て支援が欲しいと思うことは多いが、そういう「預ける以外の子育て支援」についてはあまり取り上げるメディアもなさそうだ。

昔は専業主婦が多かったが、特に子育て支援などなくてもうまくいっていた。だから今でも専業主婦の子育てを支援する必要はない、ということなのだろうか。

しかし昔は(私が子どもの頃の経験と母に聞いた話ですが)、

・今より地域コミュニティが生きていた(近所の人にちょっと子どもを預けたりしていた)
・子どもが4歳程度になれば、親がそこまで密着しなくてよいというのが常識だった(たとえば私の弟は小学校の敷地内にある公立幼稚園に年中から通っていたが、自宅から約2kmの幼稚園に子どもだけで徒歩で通っていた。行きは小学校の通学班で、帰りは幼稚園児だけで)
・共働きの子が少なく、かつ子どもの数が多かったので、みんな近所の子と親を知っていて親抜きで近所で遊んでいた。母親は子どもにぴったりついていたわけではなかったが家にいたり近所にいたりで大人の目はあった
・高齢出産が少なかったため、おばあちゃんが若く元気なのでおばあちゃんに頼りやすかった

という状況があった。

そこまで昔でなくても、ひと昔前(10年ほど前?)までは「公園デビュー」という言葉があり、公園に行っていれば近所の同世代の親子と知り合いになれたらしいのだけど、いま公園に行っても、あちこちの保育園からやってくる子どもたちが数十人単位でいて、個人でベビーカーを押して幼児を連れてくるお母さんなんて、自分を含めて1〜2組いるかどうか。絶滅危惧種であることを実感する瞬間だ。そしてその相手とたまたま話すことがあっても、一期一会というか、「いつもここで会いますね」というほど同じ相手とは会わない。

小学校に入ったら、地元の公立小学校に行かせるつもりなので、近所の親子のことも分かるのだろうけど、それまではやや離れた幼稚園の友達はいても、近所に住んでいる同世代の子はまったくわからない状態での子育てになる。もしいても、みんな保育園組かもしれない。これは幼稚園から帰ってからの遊びとか長期休みには結構辛い。

私の経験からこんな行政サービスがあればいいのに、というのを述べる。

転入者のフォロー(ママ友作り、制度の説明)

私は上の息子が1歳半のときに東京に引っ越してきたけど、それから彼が幼稚園に入るまで、近所の同じ年の子どもを持つママ友が一切できなかった。以前に住んでいたところでは母親学級からとかベビースイミングつながりのママ友が少しいたのだけど。

自治体は妊娠中に母親学級をやったり、生まれてからハイハイ前までは赤ちゃんを連れて来て語り合いましょう的なイベントを行っているが、子どもが動き回る1歳台後半になるとそういうイベントもなくなる。歌とか工作のイベントはあるが、子どもと話したりイベントに参加させたりで親同士のコミュニケーションは難しい。

1歳台でも児童館で子どもがおもちゃで遊んでいれば親同士話くらいはできると思うし、実際イベントでないときにほかのお母さんと話をしたこともあるのだけど、上に書いた通り一期一会的な感じ。

まあ、今になって思えば、少人数制の習い事をすればよかった。息子と体操教室に通っていたのだけど、ここは公立の体育館を借りて運動するもので、人数がいくら増えても断らない方針とのことで、通い始めてからわかったんだけど借りている部屋に対して人数が多すぎ、20組以上の親子がいた。しかも、本来4月スタートだったのをあとから加入したので、もうコミュニティができていて、結局挨拶とかちょっとしたその場での話しかできないまま私が妊娠し、親も参加するタイプの運動ができなくなって辞めた。

幼児教育について、「あまりにも早期からの教育は必要ない」と言われることが多いのだけど、習い事でもしなければお互いに顔と名前を認識して定期的に会える近所の同世代の子持ちの知り合いが作れないという現実がある。

また子育て支援サービスは自治体ごとにかなり違うので、引っ越すと仕組みが分からないところに知識ゼロで放り込まれる。同じ「子育て支援センター」という名前の施設が、A自治体では平日昼は毎日空いていて、いつ行ってもよくて幼児を遊ばせつつスタッフの人と話ができる(育児のアドバイスや自治体の制度について聞ける)施設だが、B自治体ではそうではないしそれに相当する施設も存在しない、とか。A自治体では予防接種の予診票は病院に置いてあるので熱だけ測ってきて最悪病院で書けばいいけど、B自治体ではそこで出産した人は予診票の束が自宅に送られてくるが、転入者はそのつど保健センターに予診票を取りにいかなければいけない(私はこれを知らずに予防接種のため小児科に行き、保健センターに行ってまた小児科に引き返した)とか。

特に長期休み中の、幼児向け屋内遊び場の確保

長期休みに親子で行ける、身体を動かして遊べる室内施設が東京に欲しい。

小学生には児童館がある。小学生が小学校に行っている平日の日中は乳幼児に使わせてくれて、広い体育館的な部屋があるのだけど、午後2時くらいになると小学生が来るので乳幼児親子は追い出される。あとは常時使える幼児室という部屋があるだけで、狭くて運動向けじゃないし、0~2歳くらい向けのおもちゃはあるけど、3~6歳が遊ぶのには物足りなかったり。

冬・春・夏休みの長期休暇も同じで幼児室しかない。特に夏休みは、外遊びは蚊に刺されるし熱中症なども心配だ。児童館はうちのあたりでは一小学校区に2つくらいある。なぜ小学生向けの広い室内遊び場がこれだけあって幼児向けのはないのか。保育園組には長い休みがないから必要ないのだろうが、長期休暇には幼児のための広い室内遊び場が地域に存在しないというのは、専業主婦も幼稚園児もいずれ絶滅するからってこと??と言いたくなる。

幼稚園のママ友は、実家が地方にあれば長期休みは帰省する人が多い。私の地元の場合、イオンモールにキドキド(民間の有償遊び場)があり、児童館もキドキドほどじゃないけど幼児専用の部屋がいくぶん広い。なのでこの春休みも帰省してキドキドと児童館にほぼ一日おきに行き、たまに博物館などその他の遊び場に行って過ごした。

各政党は、「親が子どもを安心して遊ばせることが出来る無料屋内施設の充実」という政策を検討してもらえないものでしょうか

こちらを見ると、以前は東京にもあったのがなくなりつつあるみたいですが、やっぱり専業主婦も幼稚園児もいずれ絶滅するからなんですかね?

気が向いたらまた続きを書きます。


私も以前は、ドメインを取ってレンタルサーバを借りてそこにブログツールをインストールして……なんてことを一生懸命やっていたのだが、やめてしまった。とはいえ以前取ったドメインとレンタルサーバはまだあって、更新時期が近づいてきた。そこに以前のブログとか残っているし、全部取っておく必要はもうないかなーと思っているのだけど一部は残したいし、ドメインも残したいけど作業する時間もないのでとりあえず更新しようと思う。

契約しているbluehostという会社、一時期はwordpressにお勧めの格安サーバと言われていたが、格安なのは最初だけで、レンタルサーバの移転はめんどうなのでまぁいいやという私のような客がいるのを見込んで、次回更新からは値上げしてくる。

最初に使い始めた2010年には月3.95ドルで2年間、次の2012年には月7.99ドルで2年間、次の2014年には月6.99ドルで3年間契約した。そしてその次となる2017年の契約が迫ってきているわけだが、今度は月10.99ドルで3年間、つまり36ヶ月で395.64ドルとなっている(もっと短期間の契約だと月あたりはもっと高くなる)。

管理画面からは、shared hostingの料金としてBasicは月3.95ドル、Plusは月5.95ドル、Primeは10.99ドルとなっているが、これらは選択不可になっていて、その上の月14.95ドルのBusiness Proから選択可能になっている。つまり強制的にPrime契約で、それ以下は選べないようになっているわけだ。

面倒なので今回は継続しちゃうけど、3年後には撤退したい。その頃には上の息子は小学校で下の娘は幼稚園か。少しは時間ができるはず……。


1.代表がヤバい

「都民ファーストの会」の代表は野田数(のだ・かずさ)氏。元都議会議員で、現在は小池百合子都知事の政策秘書。

彼は都議であった2012年に、東京都に対して現行の日本国憲法を無効とし、戦前の「大日本帝国憲法」の復活を求める請願をした。このときの東京都総務委員会の速記録はこちら赤旗のサイトには請願書の原本がアップされている。「我々臣民としては、国民主権といふ傲慢な思想を直ちに放棄し…原状回復(※戦前に戻ること)を成し遂げる必要があります」などなど。

この誓願に賛成したのは野田数氏のほか、当時「東京維新の会」に所属していた柳ヶ瀬裕文氏、栗下善行氏の3人。なお柳ヶ瀬氏は現在も都議で、栗下氏は2013年の都議選で落選したが、2017年の都議選には都民ファーストの会のメンバーとして立候補する。

「東京維新の会」は日本維新の会との連携を目指していた都議会の会派だったが、日本維新の会の橋下代表(当時)は「大日本帝国憲法復活なんてマニアの中だけの話だ」と批判し、東京維新の会との連携を停止した。その後東京維新の会は、日本国憲法を無効であるとする論は取り下げ、野田氏は辞任したあと、事実上の日本維新の会の東京支部となった。

上記だけでももうお腹いっぱいかもしれないけど、野田数氏の都議時代の質問の一例。長いので適当に省略を入れています。リンク先に原文があるので興味のある方はどうぞ。

(教育勅語の支持)「ことしは、明治二十三年に教育勅語が発布されてちょうど百二十年の記念すべき節目に当たります……教育勅語を改めて読み直しますと、そこには、日本人のしんとなる価値が存在しております。しかしながら、戦後教育の中で、そういった価値が失われるとともに、我が国では、いわゆる自虐史観が幅をきかせ…… かつての日本は修身として、父母を大切にし、夫婦、兄弟で助け合い、世のために尽くせと繰り返し教えてきました。」(平成22年第4回定例会 一般質問より)

(朝鮮学校への補助金問題)「朝鮮学校を高校授業料無償化の対象に加えるべく審査を開始したなどということは、とても正気のさたとは私には思えません。……この理不尽な国家、あるいはそれに属する民族、しかもそれが日本に住んでいる人たちに、やはり強い意思表示をして、あらゆる手段を行使して北朝鮮に圧力をかけて、一日も早く拉致問題の解決の扉を開いていかなきゃならぬと思います。……補助金支給を凍結している現状から一歩踏み込んで、次年度予算から補助金そのものを削除、廃止を決断すべき時期に来ていると考えます。」(平成23年 第4回定例会 一般質問より)

2.「都民ファースト」という言葉がヤバい

「都民ファースト」という言葉でさす都民とはだれか。平成28年第四回都議会定例会知事所信表明では「都民ファーストの観点から、地域住民の声も反映し、韓国人学校への都有地貸与の撤回なども行ってまいりました。」と述べている。

これは「地域住民」は都民だが、韓国人学校に子弟を通わせる都内の韓国系の家庭は都民ではない、と読める。

小池知事によって撤回された韓国人学校への都有地貸与問題は、舛添知事時代にはじまり、舛添氏が辞任、続く都知事選挙では主要3者のうち現在の小池知事と増田氏の2人が「韓国人学校増設の白紙化」を公約に掲げた。

舛添知事の辞任前に私が書いた記事がこちらで、当時twitterやブログで「韓国人学校は韓国政府への配慮でしかなく、保育園など”都民”のための施設にするべき」と主張していた柳ヶ瀬裕文・おときた駿両都議を「都民は日本人だけではない」と批判した。大日本帝国憲法復活の誓願に野田数氏とともに賛成した柳ヶ瀬都議と、都知事選で小池氏を応援し、次の都議選では都民ファーストの会からの出馬を表明しているおときた都議である。

なお、「都民ファースト」が最初に使われたのはこの韓国人学校関連ではない。知事就任後最初の記者会見でこの言葉をすでに使っており、このときは韓国人学校問題には触れていないし、そのほかの記者会見でも排外主義的ではない文脈でも多く使われてはいる。

ただし朝日新聞のコラム「「ファースト」でない私は?」などでも指摘されているように、世界的に「××ファースト」という言葉は自国第一主義や移民排斥を唱える政党や政治家が多く使っている。

小池百合子は、都知事候補としての演説でも、

「「ダイバー・シティ」(中略)女性も、男性も、子どもさんも、お年寄りも、障害を持った方も、だれにとっても住みやすい、いきいきと暮らせる、そんな街東京を実現したい。それがダイバーシティでございます。」

と言っておいて、そのつながりで、保育園や介護のためには場所が必要だから、韓国人学校に貸す予定の場所を利用したいと言い、つぎに都知事に決める権限もない外国人参政権への反対を表明し、そのつぎにまた権限のない「高度な人材」ではない「秩序なき移民」に反対し、最後に唐突に

「「ダイバー・シティ」、一人ひとりが持つ、その力を活かせる東京にしてまいりたい、この思いでいっぱいでございます。」

と締めた。外国人参政権と単純労働者の移民に反対というのはひとつの政治的立場であって、即レイシズムと断じることはできない。ただし全体として「ダイバー・シティ」を論じていたはずで、老若男女および障害者は包含する「ダイバー・シティ」ですが外国人は排除しますよという、排外主義者へのリップサービスに思える。

まとめ

小池百合子は、自分の見せ方が非常にうまい政治家だと思う。「都民ファースト」という言葉も、「都議会・企業・都職員などよりも都民が優先」という意味に受け取っている人が大半だろうし、そう受け取られるような見せ方もしている。

しかし、その言葉を使って排外主義的な政策を実行している。私は昨年の韓国人学校問題から年末くらいまでネトウヨウォッチングをしていたが、テレビなどのマスメディアには見えにくいところで、都知事が排外的な政策を実行するかどうかにだけ興味のあるネトウヨ層の興味をうまく引きつけ支持者にしている。

ここまで書いてきた通り、「都民ファーストの会」は復古主義的・排外主義的な思想を持ったメンバーが主要な地位を占めているといえる。私はこのような政治家や政党は支持しない。東京に住む選挙権のない外国籍の人々のためにも、こういった団体、候補を支持しない人が増えることを願う。


「働かないママ」は第三号被保険者制度についてどう考えているのか

「保育園落ちた日本死ね」で有名なはてな匿名ダイアリー(通称:増田)で言及されていました。私が見つけたときにはスレッド内で結論が出ていて、私の意見もほぼ同じなのですが、呼ばれたのでお返事します。

日経DUALに「年金制度で専業主婦が優遇されているのは本当か? 「女性は働かない方が得する」という誤解」「年金制度、パートでも保険料を払う方向へ 年収が160万を超えれば結果的にお得という試算も」という記事がありました。

……えーっと、専業主婦ってそんなに優遇されてますか?

上記の記事によると、片働きでも共働きでも世帯年収が同じなら国民年金保険料の支払額は同じで、もらえる年金は片働きの場合、夫の国民年金+厚生年金と妻の国民年金、共働きの場合は片働きの場合に妻の厚生年金がプラスされて共働きの方が多いということです。

この場合、もし国民全員が会社員・公務員とその配偶者だったら「専業主婦がもらえる年金保険料はその夫が払っているということになります。ただし、自営業の夫を持つ専業主婦は支払い義務がある、というのはあるのですが。そもそもこの制度は、最初は片働き家庭の場合は夫の名義の国民年金と厚生年金だけだったのが、熟年離婚などによって専業主婦の妻が無年金になるので、夫の国民年金保険料の一部を妻の名義でもらえるようにしたもののようです。

これ、「共働きより片働きの方がお得」という話では全くなく、「自営業より会社員・公務員のほうがお得」という話ではないのですか?

そもそも、第三号被保険者とか、あと配偶者控除を含めてもいいのですが、「専業主婦優遇」といわれる制度は、女性のライフコースが今よりずっと固定的で、女性はある年齢になったら結婚し、子どもを産み育て介護をし、今ほど便利家電もなく家事も大変で、それらと同時に賃労働は難しかった時代の女性の立場を保護するためにあったはずです。

だからそれらは現代の事情に合わないとし、自宅保育手当とか自宅介護手当などとして解体するのはありだと思います。未就学児の養育や介護は、今でも専業主婦が多くしていますが、特に介護はそうではない立場の人もいるでしょうし、そうしている人にお金で報いる必要はあるでしょう。施設(保育園や老人介護施設)に預けて働きに出たいと思っても、空きがなく入れないことも多く、施設に入れて働きに出られる人との公平性を図る必要があります。また「専業主婦で病気で働けない人もいる」という話もありますが、あらゆる立場の人が病気になるので、病気の人への保護はまた別枠で考える必要があります。

このスレッドでも、はてブなどでも時々みかけますが、「高収入の正社員夫婦は税金をたくさん払ったのだから保育園に入れるべき」のような、「税金をより多く払った人がは行政サービスを受けるに値する」というのは間違いです。こういう人は民間企業のサービスと税金で運営される行政サービスを混同しています。こういう考えを延長していくと、稼げなくて生活保護を受ける人、重い病気や障害があり稼げない人には行政サービスは必要ないとなり、すなわち長谷川豊や障害者を19人殺した人につながる思想です。

あと、yucoはアメリカに住んだ経験があるから、と言われていますが、アメリカにいたころはまだ子どもがいなかったし、アメリカで働いてもいないので、その方面のアメリカの制度について実体験はありません。現地で働いている日本人に話を聞いたことはありますが、持っている知識は本などで読んだことがほとんどです。

アメリカに関して有名なのは、一般的な未就学児の保育には税金はまったく使われていないことです(ただし貧富の差が激しいこともありヘッドスタートという貧困層の幼児向けの政策がある)。また年齢差別ががきびしく禁止されており、たとえば定年制度も「この年齢になったら会社を辞めてください」というのは年齢差別なので禁止です。

アメリカの専業主婦率がどの程度か知りませんが、保育の質は、親が負担する金額に対してあまりよくない(コスパが悪い)、一方で働くための年齢差別やブランク差別は少ない、となると、子どもが小さいうちは専業主婦でいて、ある程度大きくなったらまた働くという選択肢が合理的になってきそうです。このほか、子どもが中学生くらいまでは子どもだけで行動するのは禁止なので、すべての学校にスクールバスがあるし、ニューヨークの朝の地下鉄では子どもを小学校に送るために一緒に乗っている親をよく見かけたし、総じてアメリカは日本より車社会なので、放課後の習いごとなども母親が自家用車で送迎することになり大変そうです(参考:サッカーマム)。

教育や介護など、コストはかかるが社会にとって必要な行為を組み込んでどのように社会を回していくかは国によっていろいろですが、どれも一長一短があるようです。いま日本でしきりに言われている「いったん正社員を辞めたら再就職がきわめて難しいから、それを避けるためには保育園に0歳から入れなければならない」という形とは違う道もあると思います。

このあたりの問題に興味がある人には、筒井淳也著「結婚と家族のこれから〜共働き社会の限界〜」「仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みづらいのか」をお勧めします。両方とも専門書ではなく新書なので読みやすく、kindle版もあります。どちらの本か忘れましたが、夫婦世帯に対してどのように税金をかければ公平か、のような話題もあったはずです。


ネットの子育て関連の話題を見ていると、未就学児のいる親は全員子どもを保育園に入れて共働きしているように感じられる昨今だが、私のように東京で専業主婦をして未就学児を育てている人が実際にどのくらいいるのか調べてみた。

平成24(2012)年とやや古いが、「東京の子供と家庭」という調査があった。子育て世帯全体の共働き率は53.8%と半数を超え、未就学児(6歳未満)だと50%をやや下回る感じだ。子どもが1歳未満でも43%が働いている。有名な話だが、子どもが0歳のときから保育園に入れないと、枠がいっぱいになってしまうからだ。1歳以上から入れるのはきわめて難しい。保育園はどんどん増えているから、いま現在の数値は共働きがもっと多いのだろうが、それでも4割くらいは片働き家庭なのではないか。ネットでは「専業主婦は絶滅危惧種」のように言われたりもするが、減っているとはいえそこまでではない。

私は上の子が1歳半のとき、夫の仕事の関係で東京都外から23区内に引っ越してきて、昨年もうひとり産んだこともあり、私自身は保育園を利用するのは、もう諦めている。上の息子は4月から幼稚園に通う。

一旦正社員のレールから外れるともう戻れない社会である。認可保育園はポイント制になっており、フルタイムの人、戻る職場がある人が優先、つまり正社員が有利だ。この人の労働は子どもを預かって助ける優先度が高い人、でもこれから仕事を探す人は優先しません、そういう人の子どもは待機児童にも数えませんとか、たとえ保育園が足りなくても、行政が優先して援助する労働とそうではない労働をランク分けするのも本来おかしいと思う。さらに保育園を必要とする理由としては親の仕事以外にもあり、病気や妊娠・出産などもあるが、これらは優先順位が低く、正社員(の親を持つ子)が全員保育園に入れたら、その後に配慮してくれるというレベルである。個人的にはメンタル不調で正社員を諦めたこともあり、子どもがいるかいないかは関係なく、正社員で働き続けている人たちは私などは足元にも及ばない優秀な人たちだと思っている。

「保育園落ちた日本死ね」ブログの人もインタビューで夫婦とも正社員だと書いていたし、現在は「正社員なのに保育園に入れなかった」という声がネットに溢れていて、それ以外の人は幼稚園コースに乗るしかない状況だ。3歳未満の子どもがいて、保育園は無理だけどいくらかでも家にお金を入れようと思うなら、子どもを寝かしつけたあとに「1円ライター」のようなデジタル内職をするしかない。

ところで、保育園に入るのは難しいけど幼稚園は簡単かというと、まったくそんなことはない。抽選のところもあるし、面接でもけっこう落とされる。メディアでは幼稚園に入ることの大変さは報道されないので、私が調べたり体験したことをいくつか書く。

・自治体は、保育園を増やす一方で「片働き家庭の未就学児を教育する」ことからは手を引きつつある。23区の多くでは、公立の幼稚園を廃止し、子ども園に置き換えている。私の住む区では、区立幼稚園がなくなり、その一部だけが子ども園になった。子ども園では幼稚園に相当する短時間保育と保育園のような長時間保育を両方おこなうのだが、募集人数は短時間保育9人、長時間保育14人などで、長時間の方に偏っている。また園バスはないが、徒歩圏にくまなくあるほどたくさんはない。
・上記の通り私の住む区では幼稚園は私立しかないが、少子化と保育園人気もあり閉園したり保育園に転換したりしている。最近近所では、ひとつ閉園、ひとつ保育園になった。
・人気の幼稚園はプレに通っていないと事実上入れないところもある。プレというのは年少の1年前からお金を払って幼稚園に通うことで、要は囲い込みなのだが、昨年は妊娠中でもあり、ぼんやりしていてそういう情報収集があまりできなかった。気づいたときには近所の人気のある幼稚園のプレはもう締め切っていた。プレすら希望者が全員入れるわけではなく、選抜があったという。
・また別の園はプレはないが教育方針が厳しく、見学に行ったり実際に子どもを通わせている人の意見を聞いて、ここに子どもを通わせたくないと夫婦で話し合ったが、この園は預かり保育が充実しているなどで人気があり、受けても全員入れるというわけではない。
・また別の園は11月の面接時点でおむつがとれていないと難しいとのことだったので、諦めた(去年の夏に出産したので、トイレトレーニングに時間とエネルギーを割けなかった)。
・すべての幼稚園は併願されないために面接は同じ日にぶつけてくるので、1園かせいぜい2園しか受けられない。2園受けるためには、面接時間をずらすため、最初の園は早い時間をとるため前夜から行列に並ぶなどする(早く面接を受けた人から順番に入園させるというポリシーのため、前夜からの行列が必要な園もある)

下の子もおり、今年4月から上の子が行く幼稚園がないという事態は避けたかったので、教育方針が気に入って、かつ面接を受ければ(早い者順でもなく)100%入れるという園に決めて、その近くに引っ越すことにした。ベネッセのウィメンズパークという掲示板などを見るとわかるのだが、幼稚園にも激戦地域がある。私が住んでいるあたりは保育園でも激戦地域なのだが、幼稚園もだった。賃貸だからまだいいけど、住みはじめてたった2年で引っ越しをしなければならず、いま住んでいる場所は環境がよくて気に入っているので残念だ。

未就学児を片働きで育てるか共働きで育てるかに対して、政策は中立であってほしい。小学校からは義務教育なので、公立であれ私立であれ小学校と名のつくところに子どもを入れなくてはならず、うちの子は家庭で教育しますというのは認められない。しかし未就学児はそうではないのだから、片働きを選んでおもに家庭で子育てしたときに、政策的に著しく不利になるのはやめてほしい。

いま、正社員夫婦が認可保育園に入れて共働きをするとものすごくお得だ。特に子持ち女性が正社員のレールをいったん降りたら復帰するのはきわめて難しい。正社員だと産休育休なども充実しているし、認可保育園の保育料は、収入によって違うが、上限でも月8〜10万程度で、特に0~2歳の場合、保育士をたくさんつける必要があるので大変お得である。

これは私のように(まだ幼稚園に入らない)3歳児と0歳児を育てていると特に感じることで、先日、正社員で子ども2人とも同じ年齢の人と話したのだが、彼女に「日中もずっと子ども2人と一緒なんてすごいですね」と言われた。彼女のような人は、仕事があるから3歳の上の子は保育園に預かってもらえる。でも育休中だから会社には行かなくてよく、日中は0歳児の育児だけに集中できる。うちの下の子は、生後3ヶ月から調子を崩し、深刻な症状ではないがちょくちょく小児科に行っているのだが、体調が悪いときくらい家で静かに寝かせてあげたいと思っても、上の子が遊びたがるので寒い中でも連れ出したりしなければいけない。月10日しか取れない一時保育に連日必死に電話し、予約がとれたりとれなかったりし、予約がとれると「今日は下の子をゆっくり寝かせてあげられるし、その間私は休める」とホッとするのだが、こんな苦労をしなくても平日は毎日上の子を預かってもらえる人が羨ましい。

もちろん正社員で認可保育園に落ちる人もいるが、認可保育園を利用できる人とできない人との不平等が大きすぎる。これを平等にするために、公立であれ保育園は実費(つまり大幅値上げ)にして、すべての子育て世帯にバウチャーを配るという案を池田信夫氏をはじめ多くの人が唱えているが、これが政策として検討された様子はなく、相変わらず入れる人にだけきわめてお得な認可保育園やその他公的補助がたっぷり入った保育園を増やすだけだ。これによって優先順位の高い共働き家庭には徐々に入りやすくなっていくだろうが、これから働きたい人は待っているうちに子どもが小学生になってしまう。

いま保育園に子どもを預けて共働きしている人だって、まだ予防接種もろくに終わっていない0歳からはできれば預けたくない人も多いだろう。正社員であること、子どもが早生まれでないこと、0歳から入れることなどといった、保育園に入れるための諸々のハードルを越えなければ共働きは難しい。そうせずに一旦仕事をやめて幼稚園ルートだと、よほど手に職などがない限り、年齢も上がってしまいブランクもあり、仕事はパートしかなく、女性が経済的に自立するというほどの収入は見込めない現状がある。メンバーシップ型雇用を主とする日本のビジネス社会が、「一旦メンバーではなくなった人」を受け入れたがらないこともあるだろう。しかし共働きの場合の時間のやりくりや体力的な厳しさも多く報道されている。もう少し長く子どもと一緒にいて、その後またそれなりに働くというルートはないのだろうか。

以前、駅前で「私も働くママです!」的なバッジをつけた女性議員が演説していた。私のような「働かないママ」は誰が味方してくれるのかな、と思いながら通り過ぎた。曾野綾子とか竹田恒泰みたいな頭にカビが生えたような保守派だろうか。勘弁してください。


娘(0歳)の咳があまりよくならない。それ以外はいつもニコニコ機嫌がよく、最近は寝かせておくと熱心に身体をよじって寝返りの練習をし、もう少しでできるようになりそう。おっぱいもよく飲んで大きくなっている。そろそろ離乳食もはじめなければ。咳がややひどくなると小児科に連れていくが、抗生物質を使うほど深刻な症状でもなく、マイルドな薬を出して様子見という感じですごく心配というほどではない。

トランプ大統領が就任してからというもの、憂鬱な気持ちで以前よりしょっちゅうネットを眺めるようになってしまった。スマホでtwitterなどを見ながら息子(3歳)の相手をしていると、機嫌を悪くしたり、そのスマホで電車の動画を見せろなどと言われるので、なるべくやらないようにしたいとは思っているのだが……。

日本に生まれ育ち、特に海外のどこかの国との接点もないと、メディアなどを通じて成長期に一番大きな影響を受けた外国はアメリカ、というひとは少なくないと思う。私もそのひとりだ。私の場合は学生時代に語学留学やUCバークレーのサマーセッションというものに参加したことがあり、さらに結婚してから夫の仕事でアメリカに2回、短期間(6ヶ月と2ヶ月)ではあるが滞在した。日本以外で一番滞在期間の長い国はアメリカだ。滞在中に差別的対応を受けた記憶はないが、特に結婚後に滞在したとき、あれは「オバマ政権下のアメリカ」だったのだろうなあ。

話は変わって昨年から追いかけてきた韓国人学校問題では、民主的な選挙を通じて選ばれた政治家(都議会議員)が特定の国籍・民族の人々に向けた政策に関して、ブログやSNSで事実とは異なるネガティブな情報(政策デマ)を流した。それを多くの人が信じた結果、都知事選でも主要3候補のうち2人(その他の候補まで含めれば4人)までもが、韓国人学校の増設を白紙にするという公約を掲げた。当選した小池都知事は公約を実行し、舛添前知事が計画していた韓国人学校の増設は撤回された。

レイシストも一人一票持っているので、SNSやメディアに流れる政策デマとあいまって、民主的な選挙を通じてレイシストが政治家となり、マイノリティの権利を奪うような政策が実行される。韓国人学校問題の記事執筆とその後の都知事選を見ていて、私はこれは重大な社会問題だと思うが、一般的には社会問題全般の中ではマイナーな部類だろうなぁと思っていたのだが、トランプ大統領によって一気に世界的にメジャーな問題になった感がある。

しかしそう思って、自分がよいと思う情報を広めても、私は都民なのだが都知事選すらレイシストが当選してしまうのだから、ましてやよその国のことなどどうしようもない。淡々と毎日を送るしかないのである。特にマイノリティではない私ですらイヤな感じなのだから、それぞれの国でターゲットになりがちなマイノリティ(アメリカならイスラム教圏の人、日本なら在日コリアン)の気持ちはいかばかりか。移民の国であり世界に冠たる実験国家アメリカで、なにかよい解決が生まれるといいのだが……。


12月某日
なんだか子どもが病気になった話ばかり書いているような気がするが、冬なのでしかたない。
娘が前日からちょっと調子悪そうで、熱はなさそうだが咳をしたりときどき息が荒くなったりゼロゼロしたりしていた。上の息子が病気らしきものになったのは1歳すぎてからだが、娘はまだ3ヶ月だ。娘を出産して退院するとき、看護師さんに言われたことを思い出した。「上の子はしばらくは病気にならなかったのに、この子はこんなに早く病気になるの?と思うかも」と。やはり兄ちゃんが病原菌を培養してしまうのであろうか。

夜、翌日の小児科にいく予約をしたが、翌日は週1回2時間、産後ヘルパーさんに来てもらう日で、予約時間が重なってしまった。仕方がないのでヘルパーさんはキャンセルすることに。その日はもう電話がつながらない時間だったので、翌日電話をした。キャンセル料金が1時間分で、当初払う金額の半分は払うことになるが、小児科の方もずらせないので仕方がない。
喘息持ちの上の息子も、少し前の風邪で小児科でもらった薬を飲みきったのだが、ときどきまだ激しい咳をする。2人まとめて小児科に連れて行こうかとも考えたが、上の息子は風邪は治ったし咳はひんぱんではないから、もう少し様子を見てもいいだろう、下の娘はまだ小さいし病気のときくらいは家で布団で静かにお昼寝させてあげたい(上の息子の遊びにつきあって外出すると、エルゴの中にずっといたり、児童館など室内にいても静かに寝られない)ということで、当日朝、一時保育に電話してみたら当日キャンセルが出たとのことで、上の息子は一時保育に預けることに。

娘をエルゴに入れて一時保育の保育園に向かう。家から息子を保育園に送り、昼ご飯を買って帰ってくると1時間くらいかかる。帰り道に娘がかなり泣いていたのをなんとかなだめて帰宅し、すぐにふとんに降ろして授乳するとすぐに寝てしまった。
上の息子はエルゴのお出かけ大好きだったのだが、娘はあまり好きではない。上の息子だけのときとは違って娘の機嫌第一で動けないので、エルゴ=自由が奪われる、お腹がすいて泣いてもすぐに降ろしておっぱいはもらえない、という感じかもしれない。そこは申し訳ないと思う。
娘は途中で起きたりせずよく寝ていたのでネットを見たり夕飯の準備をしたりする。小児科の予約時間になったのでまだ寝ていたのを抱き上げてエルゴに乗せたが、よく寝たからなのか、病院への道も診察中もそれほど泣いたりはしなかった。診察と鼻水を吸ってもらい、飲み薬を出されて終了。この病院は冬はいつも混んでいるので、もし1時間くらい遅れると上の息子の一時保育の迎え時間に間にあうかなと思っていたのだが、30分ほどの待ち時間ですんだ。

終了後、息子のいる保育園近くの授乳室のある施設に行って授乳しおむつを替えたあと保育園へ。娘は、保育園にいたときからぐずり始め、家までの間はずっと泣いていた。家に着いたら息子を待たせてまた添い寝でおっぱいを飲ませたが、もうちょっとで寝そうなのに上の息子が騒いだりちょっかいを出したり、私に話しかけてきて答えさせたりするので、寝られない。娘は抱っこして連れてきて息子にテレビを見せたりなどする。
特に今日は娘が病気で息がゼロゼロいって心配なので、私があまり相手できず息子はストレスがたまっている様子。椅子に乗って椅子ごと倒れたり(もともとゆっくり倒れたのと、私が息子の身体を足で受け止めたので、身体を打ったりはしなかった。足を使うのは、両手は娘を抱っこしてふさがっていたからです)、突然足をバタバタさせたり頭を左右に激しく振って突進してきたり、娘にぶつかったら危険すぎる。娘に当たったらあぶないからやめなさいと私がいうので、ますますそうする。私は危ないので娘を抱っこしたまま息子に背を向けるかなるべく離れたところに行くしかない。そうするとストレスがたまってますます奇行に走る。

娘は夕方に軽く寝かせたあとに、起きたら夫に協力してもらって薬を飲ませ、その後に夜の眠りに入ってもらおうと考えていたが、寝ない。娘は病院に行く前からずっと起きているので、ここで夕方寝ができないと一気に夜の眠りに入ってしまうだろう。夫を待たずに一人で薬を飲ませようと決心する。
乳幼児に薬を飲ませるのは大変だ。上の息子は1歳過ぎまで病気をしなかったので、はじめて薬を飲ませたときはすでにスプーンで離乳食を食べていた。それでも薬は大嫌いで、食後の薬を無理やり飲ませたら食事を全部吐いてしまい、結局薬が飲ませられなかった時期があった。ましてや娘は3ヶ月、出産後に母乳が出始めるまでの一時期とK2シロップ、ロタウイルスのワクチンなどを除いて、口に入れるものは私の胸からおっぱいを飲むだけ。病院で訊いたら、スプーンなどにとって飲ませてくださいというので、そうしたら…やっぱり違和感があったようでせき込んで、それまで飲んだ母乳をドバッと吐き出してしまった。赤ちゃんに吐き戻しはよくあることだが、この子は普段ほとんどしないのに。

とにかく娘の着替えだけさせたが、今度は今まで待たせまくっていた息子の機嫌悪さMAXである。私としては娘がもうかなり長く起きているから、そろそろ寝るだろうし、そしたら相手しようと思っていたのだが、いまちょっと我慢して妹を寝かせればいいというのが、3歳の息子にはわからなくて構ってほしくて騒ぐので娘は余計寝られない。
とりあえず少しは息子の相手もせねばならない。おなかすいたというのでご飯を食べさせることにした。このとき午後7時くらい。息子が保育園にいる間に仕込んでおき、帰宅してから弱火で温めていたシチューがある。しかし息子は「シチューきらい。たべない」と。ごはんをよそったが、いつも漬物を乗せないと食べない。それはわかっているので漬物を取ろうとしているのだが、そのそばから「ごはんだけじゃたべないよ!」とうるさい。私もイライラしたところへ夫が帰ってきた。
夫がスーパーで揚げ春巻を1パック買ってきたのを「たべる!たべる!」と言って喜んで食べる息子。

そのあと娘に薬をもう1度飲ませた。さっき吐いたので薬はほとんど飲めていないだろうと思い、夫に手伝ってもらい身体をたてにして、1回分よりやや少ない量をスプーンで取って飲ませ、直後におっぱいをくわえさせる。口の中の味に違和感があるのかおっぱいは飲まないが、吐きもしなかった。しばらくして布団で授乳してそのまま寝た。
息子は家に帰ってから私がしっかり相手をして遊べていないし、夫が帰ってきても食事とかで、遊べていない不満が高まっている。それは申し訳ないのだがあっという間にもう9時である。「まだ寝たくない〜! パジャマいや〜!」というのだがパジャマに着替えさせ、歯磨きして、なんとか寝かせて夜10時。


11月某日
娘をエルゴに入れて、国立西洋美術館でやっているクラーナハ展に行きたいと以前から思っていた。このとき娘はまだ2ヶ月と少しで、エルゴに入れて歩いていればかなりの時間眠っているし、どうにかなるのではと思った。
だれかに預かってもらうという手もあるが、娘は母乳で育てており、展覧会に入る直前と直後に授乳し、展覧会を見ているあいだだけ預けるような機動的なやりかたをするなら夫についてきてもらうしかない。夫にスケジュールを空けてもらうには土日にするしかないが、夫は土日もすべて休みなわけではないので、夫が仕事をしていない貴重な時間にはほかにやりたいこともあるし、土日は美術館は混んでいるし、上の息子も同時に相手をしてもらう必要がある。
国立西洋美術館のウェブサイトを見ると、乳幼児を連れて入るのはとくに禁止ではないが、泣いたりした場合は出てもらうと書いてあった。やはり平日に上の息子は一時保育に預けて行くことにした。
行きの電車の中では娘はよく寝ていた。このときスマホで館内地図を確認したら、1階に哺乳瓶マークがあり、授乳室があるのだなと思った。しかし到着してそのあたりに行ってみても授乳室らしきものはない。受付で授乳室はないかと聞いてみたら、この場所ではなく、具合が悪くなった人を寝かせておくようなところに案内された。この哺乳瓶マークは、おむつ替えスペースらしい……(あとから美術館のウェブサイトを見たら授乳室はないと書いてあったが、このときは気付かなかった)。ともかく授乳はできたので展覧会に向かった。
クラーナハ展を見ているあいだ、娘は起きていたが歩いていれば大丈夫だった。たちどまると「えっ」と鋭い声をあげるのでまた歩いた。もちろん娘をエルゴに入れていなければよりゆっくり見られただろうが、そのためにだれかに預ける手間を考えると、見られただけでもよしとしよう。眼がセクシーな裸婦像もよかったし、着衣の肖像画ですばらしい衣装のものもあった。
なにかの企画展が見たくて西洋美術館に行くと、常設展まで見ないと損した気持ちになるのだが、さすがにこのときは常設展まで見たら肩が痛くなった。娘はとても3800グラムで生まれ、その後も成長曲線の上限を上回るくらい大きいのである。

なお、預けるのならばパパママデー(土日のみ)というサービスもあります。


11月某日
朝から喘息持ちの息子を見てもらうため小児科に行き、吸入などし、薬を数日分もらってくるが、咳はもうかなり減っているし次はもう行かなくていいとのことでほっとする。このシーズンの小児科はいつも混んでいて、娘をエルゴで装着しながら息子と一緒に待合室を通るだけでも一苦労。
診察終了後、家の近くの公園まで歩いていき遊ばせる。風邪でしばらくあまり外に出ていなかったので、広い公園の芝生を元気に走り回る息子。最近の息子は、一時保育などに預けず家にいる日は、お昼寝をしたりしなかったり。今日はかなり運動したから、お昼寝するかなと思ったが、しなかった。
午後、週1〜2回お願いしている産後ヘルパーさんが来る。一緒に片付けをする、娘を沐浴させる、家具や荷物を徹底的にどかしてルンバを走らせる(息子が喘息持ちなのに絨毯敷きの賃貸の部屋なので)、私が家事をする間に息子の相手をしてもらう、などする。ヘルパーさんがいる間は、よく知らない人がいる緊張感から昼寝はしないだろうなと思っていたのだが、午後4時くらいに「ねむたくなっちゃった…」と布団に入って即座に寝た。よっぽど眠かったのであろう。
息子が寝てくれるのは楽ではあるが、この時間から寝られるとかなり悩ましい。 午後5時、6時あたりに起こそうとしてみたが、起きない。そのあいだに娘も夜の眠りに入ったし、もう明日の朝まで寝かせようと放っておいたら、「ママーいっしょにねてよー」と呼ばれる。横に行って一緒に横になっているうちに私も眠くなり、はっと気付いて時計を見たら午後11時…。お腹が減ったので、あるものを適当に食べて夕食としたら、食べ終わったところで、息子が「おなかすいたー」と起きてきた。添い寝している親子は睡眠サイクルが似てくるというが……。ここで本格的に起きられるとかなりめんどくさい。とはいえお腹が空いているならなにか食べさせないと。冷蔵庫に残っていた野菜と、コーンの缶詰をあけて、しょうゆバター炒めと、パンなどを食べさせる。
この日、もともと夫は帰りが遅くなると言っていたのだが、息子が食べている最中の11時半ごろに帰ってきた。あちゃー。夫は家にいる時間が短いせいか、いつも夫が帰宅するなり息子は「パパ!かたぐるましてよ!だっこしてぐるぐるまわしてよ!」などとテンション上げまくり、パパは遊具扱いなのである。これで何時間も起きていられるとキツいなーと思ったが、意外にも夜食を食べ終わり、着替えて歯も磨いたらあっさり寝たのだった。


11月某日
11月にしては珍しく雪が降った日。
息子が風邪をひいて、朝から雪が降る中を小児科に向かっていた。ひどい風邪ではなく、最高でも38度程度だった熱も下がってきたので、この雪で予約はキャンセルしようかとも思うが、息子は喘息持ちで風邪は治っても薬を継続的に飲まないと咳は治らないことはわかっている。7kgの娘をエルゴに入れ、14kgの息子を雨よけカバーをつけたベビーカーに乗せ、傘をさして小児科まで20分ほど歩く。傘とベビーカーの屋根に雪が積もりさらに重くなる。
いつも長く待たされる病院だが、朝早い時間の予約がとれたこともあり、15分ほどしか待たずに診察を受けることができた。2日後にまた来るようにと指定される。
午後も雪が降り息子も風邪なので外に出ず、家でテレビを見たり、お絵描き(ほとんど私が描かされる)や息子が指定した字を私が書く遊び(?)などで夜まで過ごした。この間に、娘が大量に背中にうんち漏れし、ベビー服と肌着を簡単に洗って洗面器につけ、服を着せてざぶとんに寝かせていたら次は母乳を大量に吐き戻し、またベビー服と肌着とざぶとんカバーを洗って着替えさせることになった。

その2日後
朝、家族より少し早めに起きて、洗濯機を回したあと牛乳を温めて粉末ココアを入れて飲もうと思い電子レンジを開けたら、前夜に入れたスープが入っていた。昨晩の夕食で作ったものだが、子供の相手をしていたら冷めたので、温め直そうと電子レンジに入れ、そこからまたドタバタして忘れていたのであった。最近こういうのが多い。次に電子レンジを開けるときまで忘れている。
かかりつけの小児科は、診察の前日午後7時から予約を入れられるシステムになっている。なんとか午前中に行きたいと前夜7時5分にweb予約システムにアクセスしたが、お昼ごろの時間しか取れなかった。
時間通りに病院に着いたが待合室は混んでいた。座れなくて立っている人も多く、娘をエルゴに入れた私は通り抜けるのも一苦労。インフルエンザの子もいるんだろうな…。息子はまだ予防接種を打っていない(注射を予定していた日から風邪の症状が出た)ので、うつされませんようにと思いながら1時間ほど待つ。熱は完全になくなったが咳と鼻水はおさまらず、薬を替えましょうとのこと。また2~3日後に来るようにと指定される。
家に帰ってお昼を食べ、息子は昼寝はせず、また外に出ずに家で遊ぶ。下の娘をリビングの隣の和室で寝かせるが、息子が大声を出したり、そうでなくても時々起きてぐずる。今日はふだんよりも眠れないようでよく泣いている。起きたら抱っこしてリビングで息子の相手をしたり、バウンサーに乗せたり。夕方6時過ぎ、いよいよ娘の泣きが激しくなったので、娘を抱えたまま、ベビーバスにお湯をはって沐浴剤を入れ、石けんを使わない簡単お風呂。
娘の入浴が終わったころ夫が帰ってきた。息子は、テンションをあげて夫に遊んで遊んで攻撃がすごい。肩車して!パパの頭に自分を乗せて!と何度も要求し、人間の形をした遊具扱いである。ふだん私と娘といると、赤ちゃん優先ということで我慢しているのだろう。それは申し訳ないのではあるが、それにしてもワガママすぎである。どうにか夕食を終え、着替えと歯磨きもして9時前に布団に入れたら、しばらくは絵本を読んでもらったりしたがったものの、その後ストンと寝た。
息子があっさり寝ると、私は一緒に寝落ちすることなく寝床を抜け出すことができるので、Mediumに日常を日記形式で書く試みをはじめてみる。普段使っているブラウザはChromeなのだけど、MediumとChromeって相性が悪いようだ。今までMediumの編集画面がすごく重くてずっとストレスだったのだが、思い立ってSafariにしたら問題なくスイスイ編集できる。Mac版のChromeだけなのか、日本語環境の場合のみなのかもしれないが。よく考えたらChromeでなければならない機能はほとんど使っていないし、メインのブラウザをSafariにするのもありかもしれない。

yuco

前世紀からネットで遊んでいますが、最近は日中は3歳息子&0歳娘と遊んでいます。

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