「出張予約のSlack目指す」バルセロナ発出張・経費精算SaaS TravelPerkが約44億円の調達
3 min readOct 16, 2018
表題のタイトルに関して、本日2018年10月16日の以下のTechcrunch記事の日本語要約メモ↓
ハイライト
- 出張予約・経費精算の雄Concurをまるでイケてないと言うかのようなUI・UXに関する自信
- 高い拡張性によるAirbnbや鉄道各社などの効果的なパートナー拡大
- あえてのAIではなくHI(Human Intelligence)重視
- スマホアプリを捨て一旦web開発に全張り
TravelPerk grabs $44M to take its pain-free SaaS for business travel global - Natasha Lomas
- 2015に開始、2年前の顧客数20→今1500
- これまでの調達累計約75億円、バリュエーションは非公開だが「とても高い」
- 従来の出張予約は全くイケてない(Hi Concur!)
- UBERなども契約
- 700%の予約取扱高年次成長
- 2019年までに100万トラベラー達成の見込み
- 一年以内にヨーロッパ外に進出予定
- 最大のカスタマーはシンガポールになるだろう
- カスタマーサポートは外注せず内製
- AIというバズワードはあえて投資家ピッチに入れない。ヒューマンインテリジェンスがキモになるはずで、AIにとって変われない部分だと考えている。
- 150名ほどの社員→1.5年内に300名に
- 旅程表&チャットコンシェルジュのスマホアプリはあるが、出張手配の入り口となるウェブ開発とウェブの体験を重視。今年までスマホアプリを出していなかったほど。結果、スマホアプリは「どう旅をするか」の便利情報を提供するような位置付け。
- 拡張性に優位性(chatworkをslackがディスラプトしたように)
→従来のホテルだけでなくairbnbもインベントリーに含まれているなど - 旅行代理店と同様にフライトを販売する権利を得ることは銀行業をゲットするぐらいめちゃめちゃ大変なことだったが優位性になった
- 鉄道各社と提携して鉄道も直で予約できるように
- 買収の打診はめちゃくちゃ来たけど長期目線でサポートしてくれる投資家からの資金調達で忍耐を買った。向こう3年は調達を予定していない。
Travel Perk関連記事
- 2018年4月”
TravelPerk grabs $21M to make booking business trips suck less”
https://techcrunch.com/2018/04/11/travelperk-grabs-21m-to-make-booking-business-trips-suck-less/
日本語↓
出張予約・経費精算SaaS「TravelPerk」が約21億円の調達 - 2016年6月”
TravelPerk gets $7M Series A to take the pain out of booking business travel”
https://techcrunch.com/2016/06/09/travelperk-gets-7m-series-a-to-take-the-pain-out-of-booking-business-travel/
日本語↓
出張手配・経費精算SaaSのTravelPerkが7億円をシリーズAで調達(2016年6月)