テクノロジーでスポーツ観戦が変わるトキ。メルカリxアントラーズのVRを通じて

VR動画を視聴する鹿島アントラーズサポーター

横浜F・マリノスさんとの取り組みで中村俊輔選手(当時所属)のフリーキックをVR配信したのが2016年初め。
フリーキック名手のバリューもあり、配信48時間で全世界50カ国以上、20万人以上にコンテンツが届いたのは、僕らSkyBallがスタートラインに立った時であり、テクノロジーによってスポーツが大きく変わる可能性を秘めていると感じた瞬間だった。

それから1年半。

メルカリx鹿島アントラーズのパートナーシップの一環で行われた、2017年9月9日「mercari day」
その目玉は、「The 12th Player On The Pitch」と名付けた、選手視点の360度動画。

メルカリさんとは「テクノロジーでスポーツ観戦を変える」をテーマに議論していく中で、
IT企業らしく、そしてサポーターの皆さんにこれまでとは異なる視聴体験をしてもらえるこのアイデアを選んだ。
鹿島アントラーズさんも、試合中継映像を自社制作することに代表されるように、デジタルに非常に力を入れており、2017年7月にカシマスタジアムに高密度wi-fiが導入された(議論当時ではまだ予定段階)ことも大きな後押しとなった。

ただし、普通の360度動画ではつまらない。

そこで議論されたポイント。
(1) スタジアム(試合日)だからこそ価値が高いモノ
(2) スポーツファンは幅広い。子供からお年寄りまで誰でも楽しめるカタチ

参照: http://www.so-net.ne.jp/antlers/

(1) スタジアム(試合日)だからこそ価値が高いモノ

360度動画でなにが見たいか。
これまでも多く議論してきたが、「自分では体験できない現実世界」に価値があると思う。
「あのピッチに立ちたい!」「ベンチに座って叫ぶ監督の姿が見たい!」など現実世界にたしかに存在するが、多くの人にはそれが体験できない。
だからこそ、選手視点の映像。

そして、試合日だからこそできること。
サッカーでは、サポーターは12人目の選手と位置づけられる。
選手たちとともにスタジアムへ向かい、ロッカールームで作戦を話し合い、ウォーミングアップを行う、そしてともにキックオフを迎える。
これができたらサポーターは最高潮で試合に臨める。

だからこそ、
1. 選手寮で集合する
2. 選手バスに乗り込む
3. 選手バスで移動する
4. スタジアム入りする
5. ロッカールームに入る
6. ウォーミングアップする
の試合前の過程(の大部分)を選手視点の360度映像にまとめた。

「選ばれしJリーガーの現実世界」をVRで表現したのである。

参照: http://www.so-net.ne.jp/antlers/

(2) スポーツファンは幅広い。子供からお年寄りまで誰でも楽しめるカタチ

こちらはコンテンツよりも”どうやってサポーターに届けるか?”を議論した。
VRといえば、Oculus / HTC VIVE / PlayStation VRなどハイスペック端末も考えられる。
しかし、そこにはハードルがある。

・子供にも安心安全に楽しんでほしい
業界の方ならご存知のとおり、二眼レンズは13歳未満には推奨されない。
Jリーグという誰もが楽しめるこの空間において、子供を置いてけぼりにしたくない。

・約2万人に楽しんでほしい
ハイスペック端末は用意できる台数に限りがあり、試合前の2–3時間では数百〜数千人しか視聴できない。
繰り返しになるが、今回は一部の人が楽しむのではなく、みんなに楽しんでほしい、そういう願いが込められている。

・強烈なインパクトを残したい
ちょこっとブースで視聴できるくらいでは新鮮味に欠ける。
その日、その瞬間はスタジアムに約2万人のサポーターが集まるのである。
座席で、コンコースで、ブースで、約2万人がみんなVR端末を付けていたら!?
今ではまだ異様にも思えるそんな空間は、スポーツ観戦の未来を少し変えるんじゃないか、と思ってる。

そんなこともあり、Cardboard型の簡易VR端末をオリジナルデザイン。
映像は前述の高密度wi-fi(Antlers wi-fi)経由で高解像度でストリーミングできるように。

オリジナルデザインのVRキット

またユーザーサポートにもひと手間もふた手間も掛けている。
こちらは完全に鹿島アントラーズさんが日頃からサポーターの皆さんと触れ合っているからこそのノウハウだが、
VRキットを自分で制作するのも、スマホでwi-fiにアクセスするのも、その後に映像をストリーミングするのも、一般的には簡単ではない。

一人でも多くの方に体験してもらうため、各種ブースを用意。
「VRキット組み立てブース」は、一人では制作が難しい方をサポート。
「VR動画視聴サポートブース」は、スマートフォンを持っていない方が視聴できるように。
ちなみに、サポートブースはメルカリ・カスタマサポートの方々が大活躍。さすがのサポート体制です。

VR動画視聴サポートブースの様子

こういったカタチで提供した「mercari day」限定の360度動画は、来場者のうち多くの方に視聴頂き、大成功となりました。
当日限定だった為、この場で動画を共有できないのが残念ですが、スポーツの360度動画としては、世界中探しても見たことないくらい作り込んでいると自負してます。

最後にこのような素晴らしい機会に関わらせて頂いた、メルカリ社、鹿島アントラーズ、そして関係者の皆さんに感謝です。
メルカリ社、鹿島アントラーズのタッグでないと成し得ない大きなプロジェクトになりました。
ありがとうございました!

テクノロジーとスポーツの融合。
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