副業と転職は同じ文脈に乗るような気がする

Yuka Iwasaki
YOUTRUST
Published in
4 min readMay 11, 2018

先日、YOUTRUSTという副業・転職マッチングサービスを検証リリースしました。そもそも私が採用担当だったこともあり、当初は転職のサービスを作るつもりだったのですが、どうして今副業なのか、その背景を残せればと思います。

「副業」という言葉のイメージ

今はまだ「お小遣い稼ぎ」「在宅内職」のイメージが強いように思います。実際にgoogleで検索してみると、まだまだ上位はその「副業」の甘い言葉がたくさん並びます。ただ、私たちはお小遣い稼ぎを促進したくてYOUTRUSTは作ってません。

ベースラインが満たされている優秀な人ほど「他の世界も見てみたい」「社外で腕試ししてみたい」というぼんやりとしたモチベーションがあるように感じていて、そこを手助けしたいと考えています。

私は副業してる人が理解できなかった。本業に集中しろよ…と思っていた

前職で数名、会社に内緒で副業している同僚の話を聞いたことがありました。当時は正直「何言ってるんだ…?余力あるなら本業に集中しろよ…」としか思っておらず、まさか副業に小銭稼ぎ以外の意味があるとは思っていない固い人間でした。

退職が決まり徐々に仕事量を減らして暇していたところ、偶然元同僚からの誘いがあり、その会社の採用を週1でお手伝いさせていただくようになりました。「御社の採用、私がなんとかしてやんよ!」くらいの気持ちで乗り込んだのに、私の方が勉強させていただくことのほうが多くてびっくりしたのを鮮明に覚えています。

こんなslackの使い方があったのかIFTTTで来客をslack通知するのか、、絶対真似したろ…)」

こんな採用手法があったのか(この会社、どうして全くエージェント契約してないのにこんなに人が集まってるの…?)」

こんな経営の仕方があるのか(社長、できてないことばっかなのになんでこんなに愛されてんの…?何者…?)」

些細なツールの使い方からマネジメント手法や組織の作り方まで、本業とは全く違うやり方でうまくいっている会社で、知らないことばかりで目から鱗でした。

なぜもっと早くこの機会を作らなかったのかと反省しました。これが転職ほどリスクを取らないでできるなんて最強なのではないか、と経験から世間で言う「副業2.0」を肌をもって感じるようになりました。

すでに優秀な人ほど転職前に副業やフリーランスで働いてみたりしている

私の狭い観測範囲ではありますが、すでに優秀な方の中には一度副業やフリーランスで数社手伝ってから、その中で1番エキサイティングな職場を次の職場に選ぶという転職活動をしている方を結構な人数見るようになりました。

過去には転職活動神話として「退職してから職歴のない期間があると転職が難しくなる」という話もありました。実際未だにそれを理由に書類選考で不合格にする会社もありますが、そんな多様な働き方を認められない会社に就職するのが幸せなのかは、その方次第なのかなと思います。

正社員という働き方がスタンダートではなくなる日

理系出身ながら左脳がそこまで強くないので直感的な話で恐縮なのですが、ここ何年かの転職市場/働く環境の変化の文脈を見ていると、10年後には正社員として働くことだけがスタンダードじゃない世界になっているような気がします。具体的には、弱いつながりのコミュニティで価値を生み出せる世界になるんじゃないかなと感じています。弱いつながりコミュニティ内でプロジェクトが立ち上がる、そこに人が集まる/解散する、他のプロジェクトが立ち上がる、そっちにまた人が集まる…という繰り返しになるのではないかなと。願望かもしれませんが。

そんな考えを反映した副業・転職マッチングサービスYOUTRUSTですが、お陰様でぽつらぽつらと「スカウトもらって今相談中だよ!」「副業成立したよ!」とご報告をいただくようになりました。語彙力なさすぎではありますが、すごくすごく嬉しいです!

まだまだリクルーターモニターの募集もしております。是非気軽にご連絡ください。

引き続きチームYOUTRUSTをよろしくお願いします。

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