slackを家庭内で運用する

唐突だがslackを家庭内で使ってみることにした。

私の家族構成は、

  • 長女(小学生)、長男(幼児)

である。子供たちはスマホを持っておらず、パソコンも触らない。なので実質的な参加者は私と妻のみとなる。


なぜはじめることにしたか

1. 過去ログ検索がしたい

私と妻の連絡手段は主にiOSのメッセージを使っている。会話が吹き出し形式でつながっていくためとてもスムーズにやりとりができるのだが、その反面、過去ログを遡りづらく、特定のキーワードを検索することもできない。

たとえば「▲▲の件って、連絡したっけ?」「前に言われてた●●の件って、何だっけ?」と思ったときに改めて相手にメッセージで確認する必要があり、これは夫婦間の言った言わない論争のもととなる。このような論争をなくすためにも、過去ログを遡りやすく、検索しやすいメッセージングツールを導入したいと以前から考えていた。(なお、好みではないのでLINEを使う予定はない。)

2. 話題ごとにスレッド分けをしたい

上記のメッセージでやりとりをしていると、複数の話題を並行して1つのスレッド内で扱うことになるのだが、これがとても使いづらい。そのため話題に応じてスレッド分けができるメッセージングツールを導入したいと考えた。

3. 特定の書き込みへの返信がしたい

私と妻は日中空いた時間にお互いがメッセージアプリを覗くので、いくつかの投稿に対して後からまとめて返信するという形のやりとりが多い。すると、ここでも混乱が生じる。私の3つの投稿の後に妻が返信すると、それが私のどの投稿ついてのものなのか分からない、わざわざ、3つ前の投稿の件ついての話ですが、と前置きをするのも面倒くさい。そのため個別の投稿に返信ができるメッセージングツールを導入したいと考えた。


ツールの候補

無償プランが利用できる以下のツールを検討した。

  • サイボウズライブ(そもそも無料)
  • slack(無料プランあり)
  • チャットワーク(無料プランあり)

どのツールも上記1–3のはじめることになった理由に応えていたが、アプリの使いやすさ、画面のデザイン、他サービスとの連携のしやすさを考慮して、slackを採用することにした。

(注:なお、サイボウズライブは先日サイボウズ社より終了予定であることが発表されました。)


どのように使っているか

現在我が家のslackには以下のチャンネル(スレッド)が作られている。

  • 1_スケジュール
  • 2_お願いごと
  • 3_買うものリスト
  • 4_こどもたち
  • 11_ 〜 13_(特定話題チャンネル1〜3)

それぞれのチャンネルの内容は以下の通り。

●「スケジュール」チャンネル

夫婦で共有している家族用のgoogle カレンダーに投稿/変更があると通知が来る。とりあえず何か予定が発生したらgoogleカレンダーに入れるようにしておくと、共有/リマインドが一度にできて便利。後から検索も可能です。

●「お願いごと」チャンネル

夫婦間でお願いしたいこと、TODOのリスト。終了したら消す。面と向かってお願いしなくてもよいので便利。

●「買うものリスト」チャンネル

買わなければいけないもののリスト。購入したら消す。出先で買わなければいけないものをわざわざ聞かなくてすむので便利。

●「こどもたち」チャンネル

いい感じに撮れたこどものスマホ写真を投稿する。公園に行った時の写真など。普段はお互いのスマホのカメラロールを覗くこともないので便利。(なお我が家ではiOS端末の写真を家族で共有するサービスは利用していません。)

●「特定話題」チャンネル

例えば何かの病気を治療中である、はたまた何かの家庭内プロジェクト(例:七五三、車の購入、引っ越し等)が進行している、という際にチャンネルをそれぞれの話題ごとに立て、ここで情報を共有する。ただし、議論が始まってしまうと無料プランの投稿数上限に早く達してしまうので(後述)、ストックするべき情報、後から参照したい情報を中心に投稿する。


投稿数上限の問題

slackの無料プランの場合、

投稿数が1万件を超えると、過去のログが閲覧/検索できなくなる(投稿の内容自体はサーバーから消えはしない)

という制約がある。過去ログを人質にして、有料プランへと誘導しようとする運営側の策略です。

そこで、なるべくこの1万件上限に達しない運用をするため、チャンネルでは無駄な議論ややりとり(例:「わかりました」のみの投稿や「私はこう思うがどうか?意見ください」などの議論を喚起する投稿)は極力せず、事実と経緯を記すようにしている。

なお、投稿者が「投稿したのに無視された…せっかく投稿したのに」、と感じてしまうことを防ぐため(注:slackには既読マークのような機能はないのです)、投稿を読んだ際には何らかのリアクション(顔文字によるリアクション機能を使用)を投稿に付与すると良い。

ちなみに、リアクションはいくら行っても投稿数にはカウントされないということなので、リアクションは付けたい放題です。


それでも議論をしたい場合

では、「特定のテーマについて、議論をしたい(かつ後で参照や検索もしたい)とき」にはどうするのが良いか。選択肢として、

  • slackの有料プランを使う(1ユーザーあたり850円/月)
  • 議論用の他のツールを併用する

が考えられたが、我が家では後者を選択し、結果としてチャットワークを併用することにした。チャットワークは投稿数上限もなく、検索も閲覧も無制限にできるため、議論をしたい場合には最適である。

ただし、このチャットワーク、外部連携やアプリのUIではslackに見劣りし、こちらをメインのメッセージングツールにすることには少し抵抗があったため、ひとまずは以下のような住み分けでツールを併用することにしている。

  • 家の運営の根幹に関わる重要なストック型の情報
    →→→ slackへ
  • フロー型のやりとり(かつストックしたい内容)
    →→→ チャットワークへ
  • それ以外の他愛もない日々の連絡
    →→→ iOSのメッセージへ

今後、もしかするとチャットワーク側にどんどん情報が集約されていき、(かつチャットワークのデザインや外部連携も強化されて)こちらがメインに昇格するという可能性もあるが、今の所は上記の運用で快適に過ごせているのでよしとする。

おわり