favyでは今までナレッジ共有ツールとしてcrowi(http://site.crowi.wiki/)を使ってきました。今回なぜQuipを採択したのかについて書いていこうと思います。
解消したい課題
- 非IT系社員にとってMarkdown記法は慣れない
- 画像や表を多用するマニュアル等は作成しにくい
主に上記を理由とし活発な利用がなされていないことが課題でした。
解決したい課題
- 導入にあたってコストが低い
- Markdown記法も利用できる(IT系の社員もいるので)
- 利用者の学習コストが低い
- アカウント統合の手間がない
- workplace by facebook統合がありURLプレビューが利用できる
リプレースにあたり検討したサービス
- Kibera(https://kibe.la/en)
- confluence(https://ja.atlassian.com/software/confluence)
- Qiita:Team(https://teams.qiita.com/)
- Scrapbox(https://scrapbox.io/)
- DocBase(https://docbase.io/)
- esa.io(https://esa.io/)
- Quip(https://www.salesforce.com/jp/products/quip/overview/)
- Notion(https://www.notion.so/)
どのサービスもMarkdownが利用でき階層管理、履歴管理もできるなど一通りの機能を備えていました。しかし現状より大幅なコスト増をしてまで改善できるパフォーマンスを見いだせませんでした。
- confluence(https://ja.atlassian.com/software/confluence)
$5 /month
エディタは非常に優秀、非常に書きやすいがナビゲーションが使いにくい - esa(https://esa.io/)
¥500/月
比べた中では比較的利用者にとって使いやすい。Google SSOも使える。ただ200名規模の移行となると120万/年のコストはcrowiに比べ割高感は否めない
良かったのはQuipとNotion
- Quip(https://www.salesforce.com/jp/products/quip/overview/)
Enterprise $25 /month
同時編集ができる点はgood
編集時edit画面に移行しないので編集しやすい
初見でも使い始めやすい学習コストは一番低い
だがコストが圧倒的に高い、チャット機能など余計な機能が多い - Notion(https://www.notion.so/)
Enterprise $16 /month
エディタが使いやすい 動画の埋め込みもできる SSOも使える
wikiとしての機能では比べた中では1番かもしれない、個人的にオススメ
ただUIが英語である点は多くの社員にとって障害であることは否めない
ではなぜQuipなのか
ただのwikiのリプレースであればQuipは高すぎる。高機能であるが余計な機能がおおい、というかむしろ必要な機能に絞りたい。ツールの分散や作成の長時間化など生産性が低下する理由になりやすい。
- 唯一workplace by facebook統合しているツールである
- 非IT部門における簡単なプロジェクト管理や案件管理などナレッジツール以外の面でも使えそう
- フォルダのようなUIも非IT部門にとって使いやすい
- 議事録として同時編集やデータの埋め込みなどが使いやすい
- salesforceのデータが直接埋め込める(リスクもあるが更新もできる)ので業務効率化が図れる。これが決め手となった
このことから単にナレッジツールとしてだけでなく多方面で業務効率が上がる可能性があることから最終的な採択に至りました。