Medium 1.0

新しい語りの体験

昨年、新しいパブリッシングプラットフォームを土台から構築するための任務に着手した。自身が重要だと思っていたり、他の人に影響を与えるようなストーリーやアイデアを誰もが簡単に共有することができる場所だ。

私たちの目標の一つは、デザイナーやプログラマーでなくても、美しいストーリーを本当にシンプルに執筆できるようにすることだった。私たちはまた、素晴らしいアイディアが誰から生まれたかに関係なく、適切な読者を素早く見つけるための手助けをしようと考えた。

数ヶ月にわたってテストや修正を行い、ようやく、私たちは誰もがMedium上で公開ができるよう扉を開けた。

本日、大きく改善したものを公開する。私たちは、それを “Medium 1.0” と呼んでいる。

1.0で、私たちはあなたのストーリーをよりよく見せ、さらなるインパクトを持てるように、読む、書くということに関する体験を設計し直した。また、キュレーションを機能させるためにコレクションのあり方を見直し、あなたのストーリーがより見つけられやすくするようにした。

ストーリー

私たちは文字や余白、デザインの可塑性などの数え切れない機能を洗練し、すべてのデバイスでストーリーの見栄えが良くなるようした。また、ストーリーに更にビジュアルな演出を可能とすべく、カバーイメージを設定できるなどの工夫を施した。

強調をしたい時、雰囲気を変えたい時には、行の中にはち切れそうなほどの画像を含めることもできる。画像の上に文章を乗せることもできる。

今どんなことが可能か、その例としてBeautiful Storiesのコレクションを見て欲しい。

注意点:これら機能は、すべてオプションに過ぎない。時として、華美にならない文章の方がアイディアを理解してもらうにはベストな選択肢となる。それから、途切れることのない、スムーズな執筆環境を提供することが私たちの哲学であるため、欲しい時にしかその他の機能を見ることはない。

コレクション

Medium上のコレクションは、いつもながらに強力なものだが、ちょっと言っておくと、少し混乱しやすい。しばらく前に、個人的な読書環境を定義するために、コレクションをフォローする機能を加えた。このために、興味のあるものをもっと簡単に追いかけることができる。

Medium 1.0では、コレクションのあり方を刷新した。以前は、コレクションは“招待者のみ”(一部の人々だけがコレクションに公開できる)か“オープン”(誰でもコレクションに公開できる)という二種類だった。コレクションの作成者は、コレクションに合わないと思ったら、そのストーリーを削除することができたが、それができるのは、追加されたあとだけだった。

今は、すべてのコレクションは、作成者に審査される(“編集者”と呼ばれる)。読者にとって、これはコレクションをフォローした時に編集者に承認を受けたストーリーだけがコレクションに公開されるということになる。コレクションの編集者にとっては、コンテンツのすぐれたキュレーターまたは審査官になることで、フォロワーを獲得する機会となる。

自身のストーリー、アイディアを広めたい人にとっては、さらに別の方法がある。どのコレクションに含まないでストーリーを公開することが可能だ。それはプロフィールに掲載され、外部のネットワークで共有することができる。もしくは自分でコレクションを作って、自身が編集者になることもできる。

しかし、すでに共有しているコレクションに属する場合は、Mediumのパワーとその読者に対して更に踏み込むことができる。ストーリーを公開した後に、自分で関係があると判断したコレクション(複数可)に投稿すればいい(現在はコレクションの検索機能があり、より簡単にコレクションを探すことができる)。コレクションの編集者に決定をして欲しい場合は、メールで通知することもできる)。

こうした変更は、ストーリーやアイディアを見つけて欲しい人にすべての人に役に立つ、強力なエコシステムを提供するものと考えている。

この製品にとって重要なマイルストーンを表現していると感じているため、このリリースをMedium 1.0と呼んでいる。シンプルに徹したコアコンポーネントに、作り始めたばかりのパワフルなアイディア配布システムが搭載されている。しかし、定義としては、1.0はこれが出発点であることを示している。私たちは始まったばかりなのだ。

トライしてくれたことに感謝します。Mediumに利便性や楽しさを感じてくれたら、嬉しく思います。あなたのストーリーを教えてください。沢山の刺激を受けてください。

バグの報告やご意見は、yourfriends@medium.comにいつでもどうぞ。