船の中はヒエラルキー_その2(部屋について)

前の記事で、船は階級社会と書きました。私は幸運にも「オフィサー」でした。オフィサーの中にも上下関係があります。では、どうやって上下関係を見分けるか?というと、正装(制服)の方についている肩章(けんしょう)です。その肩章についている船の色と数で、階級がわかります。

鍼灸師の私は、2本線(Two stripes)です。ちなみに、5本が船長、3本がシニアドクターです。なので、2本線はオフィサーの中でも、そこまで階級がとても高い、というわけでもないのです。とはいえ、船の中では階級が高い方なので、いろいろと特権がありました。そこで、この記事から3〜5本は、オフィサーの生活の様子をお伝えすると同時に、『船上の鍼灸師が、どれだけ恵まれた階級なのか?』をお伝えしていきます。


私の住んでいた部屋

私は一人部屋で、快適な夜を過ごしていました。ベッド・机・冷蔵庫・トイレ・シャワー・ミニクローゼット付きの部屋に、たったひとりで過ごしていました。他のオフィサー(マネージャークラス)の方は、部屋に窓がありますが、私の部屋には窓がありませんでした。しかしながら、広い部屋をあてがわれていました。8畳くらい、かと思います。

他の階級の人は、二人部屋です。ごくたまに3人部屋の人もいますが、クルーの大半は二人部屋に寝泊まりしています。彼らは、シャワーとトイレが共有でした。


掃除が面倒!でも問題なし。

クルーが負う義務には、避難訓練への参加であったり、いつも部屋を整頓&故障しているものがない状態に維持したり、といったものがあります。後者は、私にとって「大仕事」。なぜなら、部屋の整理整頓が苦手だからです(笑)


クルーは、こまめに部屋の掃除をしなければならないのです。ゴミ箱を空っぽにしたり、シャワールームの床やシャワーカーテンにカビがはえないようにしたり。スタッフ、クルーは、これらを自分でやるか、月に20ドルくらいをルームスチュアートにお願いしてやってもらうことができます。


しかしながら、オフィサーは、部屋の掃除をする必要がありません。なぜなら、各部屋にスチュアートが配属されており、彼・彼女が掃除をしてくれるからです。もちろん、ベッドメイキングもしてくれます。フェイスタオル・バスタオル・フットマットも交換してくれます。

朝食のあと、颯爽と15階のスパに出勤し、お昼にヒゲを剃ったり、歯を磨いたりするために部屋に戻る。すると、すべてが整頓されています。まるで、ホテルで生活をしているような毎日を過ごすことができました。


続く。次は、食事について書きます。

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