Infinity Octaver LLC, fulfillment Architect, Tokyo Japan
物流の完璧なプラットフォームが存在しうるか、と聞かれれば、私の経験上、完璧なプラットフォーム事業にはなり得ない。
最近の物流のプレスリリースをみてて思うのが基本的にプラットフォーム事業ばかりだということです。物理的にもシステム的にも物流はプラットフォーム事業になりやすいし、正直なところ売り上げも見えやすいのでお金と投資する側も、事業者側もやりやすい業界かとおもいます。
AI(機械学習)とかロボットとか使った倉庫を作ります、作りましたというリリースを見ます。でも倉庫の利用企業や倉庫を運営している大企業の物流に対する真摯な態度がなにも見えてこないんですよね。いままでつかっていた倉庫に対する敬意や、自分達が溜めたノウハウはなにも関係なくて、カッコイイ技術をつかえばすごい倉庫ができるぜということしか伝わってこないんです。
倉庫はいまこの瞬間が大事ではなくて、ここから1年、3年、5年と毎日同じ事をし続けることこそが大事なのです。カッコイイ技術なんて半年後にはもしかしたらダサイとかスペック的…
我々のチームはなにをやる企業なのかと考えて、俗にいう物流スタートアップ企業とよばれる会社と比較してみたときにやっとそもそもの前提が違うということに気がつきました。
ECを運営してると、自分達の仕事とそれ以外を無意識に区切ってしまい、できるだけ自分達の責任範囲を狭めて、ECシステム業者や、配送業者に過大な負担をかけたり、適切じゃない役割をさせることでECの売上が伸び悩んだり、コストが増えていったりしています。
先日とあるアパレルブランドで、「クレジットカード払い」で購入しました。発送は翌々日でこんなものかとおもって、荷物をまっていたら「不在なので持ち帰りました」という連絡が佐川急便のメールサービスできました。私の住んでるマンションはフロントサービスと宅配ボックスがあるので着払いとか代引以外を持ち…
物流改善というか、物流関連で困ってるので話をきいてくださいといわれてお話を聞きに行くのですが、大体のお悩みは詰まるところコストの話に帰結するケースが多くなっています。これは物流をコストセンターとしか経営者が考えておらず、安ければ安いほどいいと考えているからです。
「1つの出荷にいくら原価がかかっていますか?」という質問に答えられる経営者はほとんどいません。なぜならそういう視点でみていないからです。自分達の物流の原価がいくらで、それが適正かどうか考えているのではなく、いかに「安く済ませられるか」という視点なのです。たとえば、一個100万円の商品にかかる物…