2018年8月30日(木)から3日間半の間、iOSDC 2018という国内のiOSアプリ開発者における最大規模のカンファレンスがありました。
iOSアプリ開発における最新の現場での工夫が非常に濃く凝縮された発表が沢山あり、非常に良かったです。
- Auto-renewable subscriptionsの運用事例についてレギュラートークしてきました
- 明日から開発現場で使える有益な話が多く、早く試したくてウズウズしてます
レギュラートークしてきました
今回は初めての挑戦づくしでした。
大学院の修士は終了しているので15分レベルのトーク・発表はしたことがあったのですが、30分の発表は全くイメージが付きませんでした。また、ユニーク参加者約1000人規模の大きなカンファレンスでのトークの経験もなく途方に暮れてました。
社内のトーク仲間の助けを得つつ、題目に関する自分がもっている知識を最大限にぶつける発表になったと思います。
また、すぐに試したくなるiOSアプリ開発における工夫の話を多く聞くことができました。特に、UIをどう構成して組むかの工夫はアプリのメンテナンス性に非常に大きく影響してきて「なんとかしたい!」と思っていたところでもあります。
再利用可能なUIコンポーネントを利用したアプリ開発
アプリ上には多くの共通パーツが配置され、統一性が崩れると一気に使いにくくなります。UIの崩れは、クラッシュの次くらいの非常に重要な問題です。これを如何に管理しやすく・ミスしにくくするかが話されています。
Playground駆動開発のすすめ
アプリは複数種類の端末・言語環境・データの状態によって画面上での見え方は多種多様に変化します。そのすべてのデバッグを行うことは不可能ですが、ユーザに届ける前にUI崩れなどはしっかり気づいて対処したいです。多種多様の環境でのデバッグをより高速に行う方法としてPlayground上での画面表示チェックの方法を教えていただきました。
MicroViewControllerで無限にスケールするiOS開発
「すべてのUIコンポーネントをViewController+XIBに分離し、個々の責務を明確かつ最小限にしよう」というのがメインモチベーションに感じました。(間違っていたらすみません。。。)従来の開発ではViewControllerとView、StoryboardとXIBを適宜使い分けることが多いですが、ViewController+XIBのみに統一しようというのは衝撃的でした。
すべてがViewControllerなので、自分自身で画面遷移系の命令を処理できるのは確かに大きいと感じました。これはしっかりサンプルコードを組んで使い心地を見てみたいなと思いました。
自身が担当しているアプリでも試行錯誤し、より価値を届けられるようにしていければと思ってます。
自分のフェーズとして、これからAndroidアプリの開発に注力する流れがきているため、iOSでの開発のいい流れを促進しつつ、Androidにも影響を与えられるようにしていきたいです。