あるソフトウェア工学者の失敗 日本の IT は何故弱いか(林晋 京都大学文学研究科)

感動的な名文。数学研究からソフトウェアの形式的検証を経てUMLやアジャイルへ。そして社会学へ。ソフトウェアを数学の問題と考える立場から、人間の問題、そして社会の問題と考えるようになるまでの歩み。それは筆者自身が研究者、そして教育者として挫折し続けてきた道のりでもあった。日本ソフトウェア史を自分史に重ねる語りは、最後にあまりにも巨大な問題への絶望と、わずかな希望によって締めくくられる。自身の数十年のキャリアをあえて「失敗」として語るその自分語りは、気高く感動的ですらある。

あるソフトウェア工学者の失敗 日本の IT は何故弱いか(林晋 京都大学文学研究科) (2015?)

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    石橋秀仁 (Hide Ishi)

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    情報アーキテクト(IA)。デザイナー。開発者。「思想を実装する」がモットーの自由人。セルフマネジメントテクノロジーZaで全員黒字社員のゼロベース株式会社を経営してない。起業家メンタルヘルス調査。ウィキペディア「ユーザーエクスペリエンス」記事執筆。知的サロン主宰。ささやかなアートコレクター。