『コーディングWebアクセシビリティ』の表紙(と送付状の一部)

コーディングWebアクセシビリティ — WAI-ARIAで実現するマルチデバイス環境のWebアプリケーション

コーディングWebアクセシビリティ — WAI-ARIAで実現するマルチデバイス環境のWebアプリケーションの見本誌を頂きました。

HTML5アプリケーション開発に携わるエンジニアやデザイナーにとってWAI-ARIAは重要だと思いますが、W3CによるAccessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) 1.0を読んでも「日本語でおk」という感じなのですよね。あ、これは英語版か。でも日本語訳を読んでも同じ感想になるでしょう。

『コーディングWebアクセシビリティ — WAI-ARIAで実現するマルチデバイス環境のWebアプリケーション』はとっつきやすいです。

細かいところですが、章見出しが(あまり日本人にないタイプの)若干面倒くさい感じで、どうにかならないのかとは思いました。「第4章 飛んでいこう」「第5章 いないいないばあ」「第6章 生きてる!生きてる」とか、なんか「うまいこと言おう」という感じで、軽くウザかったです。もっとちゃんと内容の要約になっている「副章見出し」でもあればいいのに、と思いました。まあ「訳注」でそんなことをしようもんなら原著者が怒るのかもしれません。まあ大人の事情はよく分かりません。

ともあれ「目次で『分かりにくい』と思われてしまうリスクのある本だなあ」と思いました。読んでみると、わりと分かりやすく書かれているほうだとは思うのですが。「立ち読みビリティ」という意味でのアクセシビリティが低くて、ちょっと損しちゃってる感じかなと。WCAG風にいうと「適切な見出しをつけましょう」という感じ。なんというか、「お前そもそも『ランドマークロール』や『mainへスキップするページ内リンク』の説明をしてるくせになんで目次は…」と言いたくなるわけです。

こういう本って、メタ情報、つまり表紙・裏表紙・表3・表4・奥付・著者略歴・目次の順に検分していって「読む価値あるかな?」って判断するものだと思うんですよね。その間、ほんの数分で。本をそういうふうに扱う人って少なくないと思うんですよね。ウェブなら「ユーザーはn秒以内に『自分にとって関係があるかないか』判断し、後者なら去る」みたいな話。

さておき、「WAI-ARIAを勉強しようと思って、この本を手にとった人」に対しては、「ちょっと目次だけじゃ意味わからないかもしれないけど、そこで閉じずに1分ほど我慢してページをめくってみたらどうですか」とお伝えしたいと思います。

情報建築家からは以上です。

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