Googlebotのイラスト(出典:John Mueller氏のGoogle+

SEO(検索エンジン最適化)の公共的な意味は、「検索結果での順位の向上」ではなくて、「検索エンジンが理解しやすいようにコンテンツを制作すること」だと思うんですよね

“SEO” が何の略語だったか考えてみましょうか

SEO (Search Engine Optimization) って文字通りに解釈すれば「検索エンジンに対して(コンテンツを)最適化すること」であって、ほぼ「マシンリーダビリティ(アクセシビリティの一部)を向上させること」という意味なのですよ。SEOという略語の中に「検索結果での順位の向上」っていう意味は含まれてないですよね。

SEO 業者を探す前に、賢く利用するために知っておくべきことを確認し、検索エンジンの仕組みについて理解することをおすすめします。まずは以下のページを参考にしてください:
Google のウェブマスター向けガイドライン
Google 101: Google のクロール、インデックス登録、検索結果表示の方法
SEO が必要なケース — Googleウェブマスター ツール ヘルプ

二つの概念

「SEO(検索エンジン最適化)」という言葉に「検索結果(SERP)での順位の向上」という意味を暗黙に加味し、混同したことで、人々がその二つを区別できなくなっちゃったんですよね。残念なことに。

いま「SEO」と呼ばれて混同されている二つの概念を、ちゃんと区別して考えて頂きたいと思ってます:

  1. 検索エンジン向けコンテンツ最適化:検索エンジンが理解しやすいようにコンテンツを最適化すること。専門的には「マシン・リーダビリティ(機械判読性)を向上させる」といいます。
  2. 検索結果での順位の向上:検索エンジンの検索結果画面で上位表示されるようにすること。

コンテンツにアクセスしやすくするということ

検索エンジン向けコンテンツ最適化(マシン・リーダビリティ向上)は、ぜひともやって頂きたいんですよね。そこに「検索結果での順位の向上」という下心があろうとなかろうと、「コンテンツにアクセスしやすくするということ」にとってマシン・リーダビリティは大事なことですから。

「マシン・リーダビリティの向上」って、具体的には「HTMLで適切にマークアップすること」だったりします。

「コンテンツにアクセスしやすくするということ」を、専門的には「コンテンツ・アクセシビリティ」というのですが、まさに「コンテンツが検索エンジンからアクセスできること」って「アクセシビリティ」の一部なわけです。

せっかくわれわれの有限な人生を使ってコンテンツを作ってるんですから、少しでも「それを必要とする人」に届いて欲しいじゃないですか。だから、コンテンツの出し手が「コンテンツにアクセスしやすくしたい」というのは自然な願望なんですよ。そしてそのための手段が「マシン・リーダビリティを向上させること」です。

そもそもコンテンツが大事

そもそも、「検索結果での順位の向上」っていう考え方にも無理があると思うんですよね。「人間にとって価値のあるコンテンツ」を作らないと意味ないですよ。結局、検索エンジンって「人間にとって価値のあるコンテンツ」を高く評価するように進化していってるんだから。

そういう検索エンジンのアルゴリズムを騙そうとしたって、検索エンジンからペナルティを食らう、つまり検索結果に表示されなくなるだけです。ズルはダメです。まじめに、真っ当にやるしかないですよ。

だから、人間がやるべきことは、

  • 人にとって価値のある、良いコンテンツを作ることと、
  • そのコンテンツを、検索エンジンが理解しやすいように制作すること

ですね。そういう「真っ当なこと」をまじめにやっていれば、グーグル先生はちゃんと評価してくれますよ。つまり、結局のところは「検索結果での順位の向上」につながるわけです。

あなたも「よりよいウェブ」をつくる一員です

ウェブが「だれかの所有物」ではなく「公共空間」だという考えに同意して頂けるならば、ここで述べた「SEOとは検索エンジンが理解しやすいようにコンテンツを制作すること」という考えにも同意頂けることでしょう。

情報建築家からは以上です。

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