“Re-Introduction Etudes” (Chilly Gonzales)

bonjour recordでたまたま見かけて、かわいかったから買ったCD付きの楽譜。

メランコリックなアルバム”Piano Solo”で日本でも人気を集めたCilly Gonzales。フレンチエレクトロの奇才プロデューサーとしても、単なる変人としても知られる。

このエチュード自体はブルグミュラーさえ弾いたことがあれば誰でも弾けるくらい簡単だし、楽曲自体もそれほど面白くはない(なにせエチュードなので)。
ただ、個々の楽曲に付されている解説を読んでいくと、彼の極端なまでにシンプルなサウンドの背景にある、ゴンザレス流のフィロソフィーというものがわかってくる。
それはだいぶ個性的ではあるものの、それなりに説得力があるし、彼がただの変人でないことがわかる。

それにしても、CDなんて不便なものよりはダウンロードできるようにしてほしかったな。

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