オーストラリア・海外留学&ワーホリでの銀行口座開設方法

  1. 現地の銀行口座の開設は必要なのか?
  2. 口座維持費とは何なのか?
  3. どの銀行で口座を開設するべきか?

3. 結局どこの銀行がオススメなのか?

4. どうやって銀行口座を開設するのか?

5. 為替リスク分散投資の為の銀行口座

現地の銀行口座の開設は必要なのか?

「ワーキングホリデーに行く際に現地の銀行口座の開設は必要ですか?」

一言で言うと回答 は「絶対に必要❗」です。ワーキングホリデーは主に、現地で就労をし、給与を得る際に入金をしてもらう為にも現地での銀行口座が必要になります。

学生ビザの場合でも、オーストラリアの場合は現地でアルバイトが出来るので何かの場合にすぐに対応出来るように作っておきたいところです。

また、オーストラリアの銀行には通帳は存在せず、ペーパーレスに努められていて、全ての方がインターネットで取引の確認をします。利率やシステムも日本とは異なりますので、カード社会に慣れる為や英語や社会勉強の為にも銀行口座開設は重要です。

今や青空市場的な季節開催のファーマーズマーケットですら、ほとんど全ての出店(でみせ)、屋台でもクレジットカード決済、及び銀行口座から直接引き落とされるデビットカードでの支払いが可能であり、数名以上と食事に行っても一人ひとり別々にカードで支払いをするのが一般的です。

現金を持っていると逆に観光客等と思われて身の危険が増えてしまいますので「私は現金派!」という考え方は欧米にはほとんど存在しません。

口座維持費とは何なのか?

日本の銀行で口座開設をする際にお金はかからない為、いくつも口座をもっている人も多くみられますが、欧米の主な国は口座開設費用がかかる事が一般的であり、使用する銀行をひとつだけに決めています。

オーストラリアの場合は、日本円で20万円程度の金額を銀行口座に入金していれば月額維持費がかからない事や日本よりも利子が高い為、それなりの貯蓄預金がある場合、毎月得られる利子だけで、口座維持費用がまかなえてしまう事がほとんどです。その為、オーストラリア人の感覚だと銀行とは、ほとんど月額維持費がかかっていないという印象を持っています。

ところが留学生やワーキングホリデーの場合は限られた資金の中でやり繰りし、必ずしも大金を日本から持ってくるわけではないので、口座維持費用とは余計な出費のように感じてしまいます。

しかし、口座維持費を払っている分だけサービスも異なり、オーストラリアの銀行では、日本のように預貯金を時間外に引き出すうだけで手数料として108円〜216円かかる「引出し手数料」は存在しません。オーストラリアで開設した自分のメイン銀行のATMを使用すれば昼や深夜、祝日、休日問わずに現金を引き出す際の「引出し手数料」は一切かからないのです。

日本の銀行はこの引出し手数料で得られる年間収益が全体の2割を超える程、核のビジネスモデルとなっており、オーストラリアや諸外国と比べると日本独自の銀行制度が導入され「時間外ビジネス」だとして、日本も「引出し手数料」をなくして、オーストラリアと同様な「口座維持費」制度を導入するべきだという議論は常に行われています。

実際、口座維持費といっても、各銀行では様々なサービスやプロモーションが行われている為、「口座維持費」の支払いが免除される場合や方法が多々あります。また、学生ビザで渡航の場合は学生証明を提示すれば、口座維持費は基本的にかかりません。

どの銀行で口座を開設するべきか?

現在、オーストラリアには4つのメイン銀行があります。日本の銀行、口座開設にお金はかかりませんが、欧米の主な国は口座開設後に毎月、維持費用がかかるのが一般的です。

‐ANZ銀行(Australia and New Zealand Banking Group)

‐コモンウェルス銀行(Commonwealth Bank)

‐ NAB銀行( National Australian Bank )

‐ウエストパック銀行(Westpac Bank)

全ての銀行の一般キャッシュカードは原則的にクレジットカード会社であるVisaカード、又はMaster カードの番号を持っている、Visaデビット又はデビットMasterであり、オーストラリア国内でのオンラインショッピングにも利用が可能です。

また、キャッシュカード(又はBank Card)はいずれも、日本でも少し増え始めてきたコンタクトレス機能を持っているカードですので、$100以下の買い物であれば、暗証番号を入れなくても日本のSuicaやPasmo、Icoca等のように支払いも出来てしまいます。

逆に言えば、銀行のキャッシュカードを落としてしまうという事は現金を落とす事と同様である事を意味しており、気づくのが遅くなれば、普通口座内にある現金をどんどんと使われてしまうかもしれません。

その為、口座開設時には、一般口座と合わせて貯蓄口座を開設し、普段自分が利用するデビットカードの口座は自分の「お小遣い」口座として利用し、貯蓄口座に普段は使わないお金を「貯金」として、2つに分けて保管します。

Visa Debit/Debit Master カードは、クレジットカード利用も可能である事から、オンライン上での買い物利用でカード番号を盗まれるフィッシング詐欺も多く日本より頻繁に発生している印象です。カード詐欺等の場合は一般的に銀行が補償をしてくれますが、Debitカードはクレジットカードではないので、銀行口座にある限りのお金が自分の口座から直接お金が減ってしまいます。返金の為の審査に時間がかかり、一時的にワーホリ資金を失う事になりますので、この辺りも注意をしたいところです。

ANZ BANK(オーストラリア・ニュージーランド銀行)

日本にも支店がある事からスポンサー関係当、比較的馴染みのある銀行のひとつ。オーストラリア4大主要銀行のひとつで、コモンウェルス・ウエストパックに次ぐ3、4番手だがアジア地域では最大拠点数を持つ。

  • オーストラリア国内中にあるANZ銀行利用時の手数料無料
  • 一般銀行口座の名前:ANZ Access Advantage (月額*$5)
  • オーストラリア国内中にあるANZ銀行利用時の手数料無料
  • オーストラリア国内中どこでもあるので見つけやすく、主要都市であれば日本人スタッフのいる率も高い為、ワーホリ利用率高し。

‐ $5 の口座維持の月額費用はAUD$2000以上口座に入金していれば免除サービスとなり無料。25歳以下と学生期間中は学生証明を提示すれば口座維持費用免除。

※申込みをすれば自動的にVisa デビットカードが発行されます。申込時には貯蓄口座であるOnline Saverアカウントも一緒に開設し、万が一の為資金を分散させて利用する事を推奨します。


Commonwealth Bank(コモンウェルス銀行)

コモンウェルスとはイギリスの連邦国家、共和国という意味を持っており、今もオーストラリアの通貨にはエリザベス女王が入っている。元々政府銀行だったものが民営化された事もあり信頼感やロイヤル感が漂う銀行。VisaではなくMaster Cardというのも特徴。

  • 一般銀行口座の名前:Everyday Account Smart Access(月額*$4)
  • オーストラリア国内中にあるコモンウェルス銀行利用時の手数料無料
  • 最も有名な銀行のひとつ。オーストラリア国内にいおいてATM4000以上、約950支店でファーム仕事等田舎に行っても見つけやすい。
  • クレジットカード会社はMaster Card

‐ $4 の口座維持の月額費用はAUD$2000以上口座に入金していれば免除サービスとなり無料。21歳〜24歳の場合はAUD$1000で維持費用、学生は学生証明を提示すれば口座維持費用免除。

※申込みをすれば自動的にデビットMaster カードが発行されます。申込時には貯蓄口座であるNetBank Saverアカウントも一緒に開設し、万が一の為資金を分散させて利用する事を推奨します。


NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)

口座維持費が無料の為、少しでも費用を抑えたいワーキングホリデーや学生に優しい銀行。

  • 一般銀行口座の名前:NAB Classic Banking Account(月額*$0)
  • オーストラリア国内中約7000台設置されているNAB銀行ATM利用時の引出し手数料無料

‐ 口座維持費が無料の為、少しでも費用を抑えたいワーキングホリデーや学生に優しい銀行。

※NAB Visa デビットカードに申込みをします。申込時には貯蓄口座であるNab iSaverアカウントも一緒に開設し、万が一の為資金を分散させて利用する事を推奨します。


Westpack Bank(ウエストパック銀行)

2008年にSt George Bankを傘下に収め拡大を広げる主要4大メガバンクのひとつ

  • 一般銀行口座の名前:Westpac Choice Account(月額*AUD$5)
  • St George銀行ATM他、グループ傘下のBankSA, Bank of Melbourneでの引出しも無料
  • クレジットカード会社はMaster Card

‐ $5 の口座維持の月額費用はAUD$2000以上口座に入金していれば免除サービスとなり無料。21歳以下とフルタイムの学生期間中は学生証明を提示すれば口座維持費用免除。

※申込みをすれば自動的にデビットMasterカードが発行されます。申込時には貯蓄口座であるWesttpac eSaverアカウントも一緒に開設し、万が一の為資金を分散させて利用する事を推奨します。

どうやって銀行口座を開設するのか

1.オーストラリア到着前

NAB銀行以外であれば留学、ワーホリ問わず事前にオンラインで申請が可能です。

到着後、作成時に指定した支店(Branch)に行きカード受け取り及び口座の有効化(アクティベート)を行います。この方法であれば、時間の無駄なく口座開設が出来てスムーズに生活が始められるのが利点です。中には対面で説明されるよりもオンラインの方 が分かりやすいという方も増えています。

TFN(タックス・ファイル・ナンバー)はオーストラリア到着後にしか作成できない為、到着後に詳細を追加します。

2.オーストラリア到着後

【要注意】銀行口座は到着後6週間以内に開設すべし

オーストラリア留学、ワーキングホリデーにおいて、6週間以内に銀行口座開設する事は大変重要な事で、それ以降になると口座開設時の必要書類が増えてしまい大変になってしまいます。

もし、オーストラリア到着後6週間以内に口座開設をしていなかった場合は銀行口座開設時にパスポート以外の書類の提出が必要になります。ポイント制が導入されておりパスポート以外に出生証明書やオーストラリアの運転免許証等を組み合わせて、100ポイント以上必要となり、留学生やワーホリでは簡単に書類を用意する事が出来なくなり時間を取られてしまいます。(100ポイントシステムの詳細はこちら)

口座開設後、口座維持費用がかかってしまいますが、現地到着後に対面での口座開設の場合は、口座開設時に電話等での予約が必要になり、場合によっては1週間から2週間以上待たされる事もありますので、早めの口座開設が必要です。

6週間以内の口座開設であれば、到着後にパスポートとビザ書類、TFN(タックス・ファイル・ナンバー)だけで銀行口座の開設が可能です。

一部の銀行では6週間以上経った場合でも上記書類のみで口座開設が出来る場合があるようですが、原則は6週間以内と理解し予定を組む方が確実です。

結局どこの銀行がオススメなのか?

ワーキングホリデーや留学の場合は到着最初の英語力に不安がある事から、支店に日本人のいる率の高いANZ銀行を利用している率が高いように感じますが、月額の維持費用 の面から考えるとNAB銀行が最もお得であると思えます。

しかし、ANZ銀行もコモンウェルス銀行も到着前 にオンラインで申請をしておけば、最初の1年間の口座維持費用は免除され無料になりますし、口座に$2000 以上残高があれば、結局口座維持費用はかかりません。

口座維持費用無料のNAB銀行は学生ビザなら事前 のオンライン申込が出来いるのですが、ワーキングホリデーの場合は現地に到着してから支店にて口座開設をしなくてはならないので対面ではなくオンライン手続きを希望する場合は、NAB銀行以外で選ぶ事になりそうです。

いずれの4つの銀行はオーストラリアの主要4銀行である為どこの都市や街に行っても見つけやすい銀行でもありますので、どこの銀行でもATM探しに不便を感じる事は少ないと思います。

またANZ銀行は日本にも支店がありますが、オーストラリアで作成した銀行口座に関してのサービスは行なっていない為、日本に支店がある事は特に大きな利点ではありません。それでも何故か日本に支店があるという事自体は安心感を感じさせてくれます。

為替リスク分散投資の為の銀行口座

意外に知らない人も多いようですが、海外での現地銀行口座の開設は誰でも出来るものではなく、学生ビザやワーキングホリデービザ等の長期滞在ビザを持っている時しか、口座開設は出来ません。

「Don’t put all your eggs in one basket」

海外の金融や証券会社では、「同じカゴに全部の卵を入れるな」という合言葉が常に囁かれており、このビジネス熟語は、ひとつの証券や株、為替に依存するなという事を意味しています。

母国と海外を行き来する人たちでは、将来の為に資産を分散する事が一般的になっており、特に経営学等を学びにくる中国人留学生、インド人留学生は外貨へと資産を分散する事自体が、為替管理の実践の勉強でもあります。

自分は為替や投資には関係ないと思っている方も、ワーホリに行き、自分の日本円の資金を海外へ運んだり、利用したりするのであれば、その度に関わる事になりますので、避けて通る事は出来ません。

留学やワーホリは海外銀行口座を開設出来るまたとない機会ですので、日本のクレジットカードやデビットカードだけに依存せず、オーストラリアのデビットカードも使いこなせば海外生活でのストレスは大きく減少し、理想的なワーホリ生活に一歩近づきます。これは、働く予定のない学生であっても同じ事が言えます。

ワーホリや学生留学は何回もする事のあるものではありませんので、もっと言えば、この時期に作った口座を解約してしまったら、その後何らかのビザを取得しない限り、観光ビザでは口座の新規開設は出来ません。ビザが切れたからといって留学やワーキングホリデーで長期間を過ごす事になるオーストラリアに「二度と来ない」訳はありません。

オーストラリアは、せっかく学んだ英語を持続的に使用し続ける為にも、今回の留学やワーホリが「一度きり」の思い出だけではなく、いずれ資産運用等で将来的に関わり続ける事になるだろう、自分のパートナーの国となります。

銀行口座開設は単純に「お給料の受取口」として必要なものであるという印象ですが、実際には様々な事を意味しています。

ワーホリ生活は英語という言葉の壁も大変ですが、日本と異なる社会システムであるという事が、それを余計に複雑化させてしまって苦労やストレスの原因 にもなっています。教科書を使った勉強だけするのではなく、こういった海外の社会システムに早く慣れる事がスムーズに留学生活をスタートさせる秘訣です。

より楽しい留学、より充実したワーホリにするには?

言うまでもなく、英語力がオーストラリアでの生活の質を左右するのは間違いない。そして行動力・原動力ともなる体力、そして最低限のパソコンやスマホを操るデジタル力がある事によってストレスなく移動や仕事探し、情報収集が出来る。SNSを利用して英語で手に入れられる情報は無限に広がり、だからこそ情報の正しさを判断する為の英語力が必要となる。

留学カウンセラーは留学に一緒に行くわけでもないし、保護者でもなければ友達でもない。留学やワーホリの手続きはやろうと思えば自分でも出来る。

しかし、TwitterやInstagramなどのSNSやネットで見つかる体験談や個人の話が全ての人に当てはまるわけでなく、中途半端な情報だけで渡航をすると痛い目を見る事もあるし、むしろ思ったようにいかない事がほとんどなのが現実だ。少しでも現地での生活を快適に、有効活用できるようにするのが留学カウンセラーの役割であり、いくつもの国や都市、制度と学校の質、環境や雰囲気、現地の人の種類を見てきた体験を生かしたプランニングは、自分では気づかなかった引き出しを開ける作業にも似ている。だから、カウンセリングという言葉が使われるのかもしれない。

無料留学相談・留学カウンセリング・留学進路相談、呼び名は何であれ、次の活躍の場を英語環境でと考えている人がいれば、闇雲に検索をするのだけではなく、是非無料個別相談(カウンセリング)を受けてほしい。申込をするかしないかはその場で決める必要はないし、留学に行く事を決める必要もない。

その際に参考にしたブログやサイトで興味を持ったのであれば、是非そのサイトの運営者に興味がある事を伝え相談をしてほしい。

<この記事を書いた人>

宮坂幸大

留学カウンセラー歴15年、現在留学エージェント代表。カナダ短大(観光学部)卒業、ワーホリ2カ国、ファーム経験や海外就労経験、台湾留学、バックパッカー経験等を活かし幅広い視野でキャリアアップを中心とした留学をプランニング。

ドイツ国際教育機関ICEF認定留学エージェント、総合旅程管理主任者、留学保険代理店代表。趣味は登山、ヨガ、スノーボード、キャンプ、多言語学習。

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