マシュマロチャレンジで学んだアジャイル開発チームをカイゼンするために必要なこと
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5 min readSep 17, 2016
チームをカイゼンし、強くする
ソフトウェアのアジャイル開発を実践する現場において
「チーム」がどれだけ成熟しているかはとても重要です。
このチームビルディングを体感する代表的なワークショップに
「マシュマロチャレンジ」というゲームがあります。
今回、アジャイルひよこクラブでは、このマシュマロチャレンジを行いました。
チームビルディングを肌で体感し、チームを改善していくことの楽しさを学びましたのでレポートします!
マシュマロ・チャレンジとは?
ゲームのルール
- パスタ、テープ、ひも、マシュマロを使います。
- これらを使って自立可能なタワーを立てます。
- タワーの頂上にはマシュマロをおきます。
- 最も高いタワーを作ったチームが優勝です!
禁則事項
- テープで足場を固定してはだめ。
- マシュマロを切ってはだめ。
- 終了の笛が鳴ったあとは、タワーに触ってはだめ。
- 終了の笛がなったあと、計測までにタワーが倒れたら失格
準備物
1チームあたり以下の備品を用います。
- パスタ:20本
- テープ:90cm
- ひも :90cm
- マシュマロ:1個
- はさみ:1つ
- タイマー:全体で1つ
実際にマシュマロ・チャレンジをやってみる
チーム分け
- 四人一組 でチーム分けを行いました。
- 司会のハギさんが、参加者のみなさんをランダムに振り分けを行ってくれました。
チーム名決め
- チームのみんなで話し合ってチーム名決め!
- わたしのチームは「コハッカー」に決定。(※メンバーの名前の頭文字を取るという安直な名前)
作戦会議
チームのメンバーで、どういう戦略でやっていくかを話し合いました。
- パスタはけっこうよわよわ。
- マシュマロの重さに耐えられるのか?
- どうやって強度をたもつ?
- デープで補強する?
- ひもはどのように使う?
- 補強に使う?
- 東京タワー型でいく
目標・予測を立てる
- コハッカーチームは50cmを目標に
一回戦開始
- とりあえずパスタを手にとって各々試行錯誤してみる。
- 三角すい形でいけそうな気がする〜
- 三角すいの周囲を紐でくくって強度を上げる作戦
- プロトタイプを作り、ためしにマシュマロを載せてみる。自立できている
- もうちょっと上に伸ばしていく
- もっと伸ばしていく。。。パスタが折れ曲がってだめ
計測
- 終了の笛がなり、タワーから手をはなす。
- メジャーでタワーのマシュマロまでの高さを計測する
結果、コハッカチームは39cm !
- 目標にはとどかず!
- しかし、他のチームは0cmや32cmと微妙な出来。コハッカーチームトップ。
一回戦ふりかえり
- 三角すいの強度をあげれば、さらに上にのばせそう
- ひもとテープで強度をあげる
- 中央のパスタがぐにゃぐにゃしてしまう
- パスタを追って太く束ねてテープで巻いて、土台を作るとよさそう
二回戦・計測
二回戦は記録を伸ばして、なんと52cm!!
土台を作って安定させたのが効いた。
優勝!!
マシュマロ・チャレンジ、コハッカーチーム52cmで優勝しました。
マシュマロ・チャレンジで学んだ現場をカイゼンするのに必要なこと
- チームメンバーと協力しなければ勝てないことを知る
- チームの知恵を総動員する
- 役割分担を明確に
- PDCAサイクルを小さな単位で回す
- プロトタイプをはやめに作る
- やってみないと何もわからない
- この方法で行けそうなのか行けそうにないのか早い段階で決断する
- ふりかえり
- フィードバック取り入れ、つぎにつなげてカイゼンしていく。