議論を活性化させる!知っておきたいファシリテーションのコツ

Tomoko Sohda
アジャイルひよこクラブ
6 min readNov 22, 2017

10/27(金)のアジャイルひよこクラブ開催のイベントレポートです。
今回は、ガオリュウさんこと高柳 謙さんにお話いただきました!

開始前から会場入りした人たちがガオリュウさんのファシリテーショングッズに興味津々です!

ディスカッション 1回目!

イントロダクションが終わり、早速ワークショップの始まりです!

各テーブル4, 5人ずつのグループに分かれて、参加者それぞれの「お悩み」のディスカッションから始まりました。
オープニングで自己紹介は終わっていたので、私のグループでは、どのお悩みについてディスカッションするか、気になるものをひとつピックアップしてディスカッションを始めました。話は盛り上がり、1つのお悩みについてのディスカッションでほとんど時間を使い、時間切れです!

ガオリュウさんの解説

ガオリュウさんがファシリテートする際のチェックポイントやここまでの流れなどついての解説です!アジャイルひよこクラブがイベント開始直後のイントロダクションで使用しているスライドについても解説していただけました。

イントロダクション

この場のルール、聞く側の姿勢が示されている。

ガオリュウさんは場を作るために、その場にあるものをそのまま活用することを考えます。また、参加者により服装を考えるところから準備を始めます。参加者に違和感なくファシリテートしやすくするためです。
テーブルの配置も参加者次第では、テーブルの移動をあえてワークショップ開始後に参加者と一緒に行うこともします。

タイムテーブル

きっちりでなくてもGoodなこともある。

自己紹介

社会人だと「自己紹介してください」というと、名刺を交換する場合もある。名刺だと、肩書きなどが書かれていることによりその場の人たちで社会的な立場による関係性が作られてしまうことにも繋がる。これは紙に名前などを書いてもらうことで回避できる。
自己紹介の時、聞いている人はメモを取るのはGood Point !
聞く側の人たちが熱心に聞いてもらえるような工夫として、「後から他己紹介してもらうからよく聞いていてください!」と言うと熱心に聞いてもらえるようになったりする。

ディスカッション 2回目!

ここでグループ替えです!次のグループは3, 4人で、似ている悩みの人どうしで集まります。全員が立ち上がりそれぞれが声を掛け合い、自分と似ている悩みを書いている人を探し出します。この時、初めの自己紹介以上にアイスブレイクできたような感覚を覚えました。

2回目では、自己紹介 → 興味のある「お悩み」を指さし → 悩み相談 の順でディスカッショします。

1回目との違いとして感じたことは、似ている悩みを持っているという認識があったことと、指をさして聞きたいものを選べたためか、無意識に1回目よりも熱心に聞いていた自分に気づきました。これは今日以降のファシリテートに活用できそうです・・!

ディスカッション 3回目!

ここでもう一度グループ替えです!今度は今まで同じになっていない人を探して3, 4人に分かれます。そして、グループの1人が冒頭の写真でテーブルに置かれている好きなものをテーブルに持ち帰ります。これは「トーキングオブジェクト」として活躍します。私のテーブルではこのコを持ち帰りました。

ここでは「話しやすいファシリテーションとは?」という内容でディスカッションします。私のグループでは「ディスカッションする対象が具体的, リアクションをしてもらえる, 会話に加わってくれる, 雰囲気がいい, 興味の対象が近い人が集まっている」などが挙がりました。今回感じた、1回目, 2回目との違いは、全員がしゃべっていたことでした。それに伴い、共感してもらえると嬉しいものだなと実感できたのもこの回でした。

ディスカッション 4回目!

今回は3回目のグループのまま進行します。今度は「深い話にするためのファシリテーションは?」という内容でディスカッションします。

3回目までと違い、各テーブル共に声のトーンが落ち着いていました。
私のグループでは「そもそも深いってなんだ?」というところからディスカッションしました。その認識があってないとうまくディスカッションできなさそうだなと感じたりもしました。

この4回を通じて、時間を気にしすぎずにディスカッションに集中できる場はディスカッションする側としてはとても快適にディスカッションできるのだなと気づきがあり、今後場作りの時に活用しようと思えました。

クロージング

ガオリュウさんから、全体を通したクロージングの言葉です。
今回、ファシリテータが気を配るポイントについて体験しながら学べましたが、これらのことをファシリテータだけが知っているのは良くない。聞く側も知っていて良い場となっていくのだと理解しました。

最後に各自で現場に持ち帰るものを書き留めてワークショップは終わりです!

私が得た今回の学びポイントまとめです!
・ファシリテーションは準備の段階から始まっている
・その場にあるものをそのまま活用する
・自己紹介を熱心に聞いてもらえるようにする工夫として他己紹介が活用できる
・自ら選択したモノはより熱心にディスカッションできる
・時間を気にしすぎない場作りはよりディスカッションに集中できる

ガオリュウさんのファシリテートの元、参加者全員が体感しながらファシリテーションについて楽しみながら考えられる時間でした!
ガオリュウさん、参加者の皆さま、ありがとうございました!

次回は 12/21(木) 開催予定です!

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Tomoko Sohda
アジャイルひよこクラブ

Software Engineer in Tokyo. Thinking about building joyful workplace.