そのスプリントレビューは、機能してますか?」アジャイルひよこクラブイベントレポート

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アジャイルひよこクラブ
5 min readFeb 28, 2017

2月24日に開催された、アジャイルひよこクラブの「そのスプリントレビューは、機能してますか?」というイベントに参加してきたのでイベントレポートです。

アジャイルひよこクラブとは? アジャイル開発ビギナーのための情報共有や、改善方法をみんなで考えるコミュニティです。

イベントの様子

今回のテーマは「そのスプリントレビューは、機能してますか?」です。

スプリントレビューについてメインスピーカーの「永瀬美穂」さんにお話しいただきました。

永瀬 美穂さんについて

  • アジャイルコーチ
  • SCRUM BOOT CAMP THE BOOK、ジョイ・インク、アジャイルコーチングなどの本に携わる
  • 大学でアジャイル開発を教えるなど幅広く活動されています

そしてメインスピーカーの発表が始まる…

スプリントレビューには5つの機能不全がある

  • 終わっていないものをレビューしている
  • 終わったものと終わっていないものの識別をレビューでしている
  • 進捗確認になっている
  • ステークホルダーを招集していない
  • この先の見通しなどについて話し合っていない

上記のような機能不全に陥らないために以下のようなことをしたい

  • スプリントレビューの前に見てもらう
  • 完成してないものは話さない
  • プロダクトオーナー(以下PO)がお披露目する
  • ステークホルダーも呼ぶ
  • みんなで、最新の情報からこの先の見通し、アイデアについて話す

ざっくりと書くとこのようなことをお話しいただきました。

スプリントレビューはPOがアイデアをお披露目・自慢する場だというフレーズがとても印象的でした。

ほかにも最新の情報を持ってこの先の見通しについて話すということがとても大切。などたくさんの気づきが!

メインスピーカーとLTが終わると、スプリントレビューやLTの内容について議論する悩み相談会の時間があったのですが、参加者からたくさんの質問や意見が出て盛り上がりました!

色々な悩みがでました

出た質問をいくつか紹介しましょう

Q: 毎回ステークホルダーをスプリントレビューに呼ぶべき? 忙しくてなかなか捕まらなかったり…

A: POにとってスプリントレビューは関係者に作ったものをお披露目する非常に良い機会、ステークホルダーが忙しくても声はかけ続けるべき。声をかけても来てくれないのであれば、レビュー会自体をもっと意味のある場にする努力も必要。フィードバックが遅れることによるリスクも共有しておきたい。

Q: POが経営者だったりで忙しすぎる場合や、POにスクラムにおける前提条件が足りない場合どうしたらいいか

A: POから引きはがした方がよい。プロキシPOを立て、もともとのPOをステークホルダーとするのがよさそう

いろいろな立場の方からいろいろな意見が聞けました。

そして会の終わりに、

「このイベントで覚えた知識を持ち帰って、実践してよかったことや新しい課題をぜひこのイベントで発表してください」

「いわれた通りやったけど最悪だったよ。とかね」

「一同笑」

非常に盛り上がったまま閉会しました。

楽しかったー

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