【おしっこがでにくい?】誰もがかかる可能性がある尿路結石とは?

andew team
andew medical
Published in
2 min readJul 22, 2020

(この記事は連載です!第一回は尿路結石とその原因について!)

尿路結石は、最近の病気かと思えば、実は5000年前のミイラからも見つかったとの報告があるくらい、古い疾患なのです。

紀元前すでに痛みや血尿などから、あるいは金属の棒を尿道からいれて石に当たる手ごたえで膀胱結石を診断して、外科的手術をしていたようです。
麻酔も無く、抗生剤も無い時代なので、どのような事態が起こっていたのか想像できると思います。(←めちゃくちゃ怖いです笑)

結石の成分やメカニズムがわかってきたのは近代になってからで、今なお色々な研究が行われています!
日本では、年々少しずつ増加傾向なのですが、その背景には、食生活の変化があります。

・食生活の欧米化
・インスタント食品の普及
・ファストフード店の普及など

日本人の栄養摂取量と初発上部尿路結石の頻度を調べたデータがあるのすが、どうも、動物性脂肪や動物性タンパク質の摂取量が増えるにつれ、結石の有病率も上がっているようです。

◉生涯罹患率(一生にうち一度は尿路結石にかかる危険性)

男性 15%
女性 7%(特に更年期以降)

特に中高年男性に最も多い疾患です。

◉尿路結石とは
一言で言えば、尿路に石のようなものができてしまう病気のことです。

尿路=腎臓・尿管・膀胱・尿道などの尿の通り道のことで、通常は腎臓で形成されます。結石が尿路に詰まると、本来なら上から下に流れる尿の流れが悪くなり、様々なトラブルを起こしてしまいます。

◉結石の種類

尿には血液中でいらなくなった物質が溶けており、本来であれば微妙に成分バランスを保っているのですが、このバランスが乱れると結石の発生に繋がります。

成分別に見ると、大きく分けてカルシウム結石、尿酸結石、リン酸マグネシウム結石、シスチン結石があります。

このうち、カルシウム結石が全体の80%以上を占めており、その発症には食生活が大きく関与してしていることがわかっています。

(第二回に続く)

--

--

andew team
andew medical

世界初の完全食チョコレート「andew」