筋肉をつくるのってアミノ酸?タンパク質?
「夏に向けて気になるのは体形かなぁ」
長かったstay home の時間が終わり、気が付けば夏!!
でも、家にいて運動しなかったから体形が…
そんなあなたのために、今回は、筋肉をつけるために必要だとされている、アミノ酸とタンパク質のお話です。
アミノ酸って?タンパク質って?聞いたことはあるけどなんだっけ?
アミノ酸って何?タンパク質って何?と思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明します。
まず、アミノ酸とタンパク質の違いについて説明します。
簡単にいうと「タンパク質とはアミノ酸がいっぱいつながったもの」です。
食べ物に多く含まれているのはタンパク質で、消化して、体に取り込まれる時にはアミノ酸ですが、体の組織はタンパク質でできています。
これだけではよくわからないと思いますので、ここからはイメージをしながらこの記事を読んでください。
まず、食べ物から食べるときのタンパク質は家族をイメージしてください。
家族にはいろいろな形(人数、年齢、ペットがいるかいないか、など)がありますよね。同じようにタンパク質にもいろいろな形があります。まだ形のわかっていないタンパク質もたくさんあります。
家族の一人一人のメンバーはアミノ酸だと思ってください。家族一人ひとりの特徴(性別、世代、役割など)で区別したときに、すごく多くならないことと同じように、タンパク質を構成するアミノ酸は20種類しかありません。
アミノ酸には様々な性格があります。
水に溶けやすいもの、水に溶けにくいもの、同じものを持っていると結びつきやすいもの、酸性の性質を持つもの、アルカリ性(塩基性)の性質を持つものなどに分類されます。この中の一つだけを持っているというわけではなく、いろんなものを合わせ持っているのです。まるで、人間みたいですよね!笑
話がそれましたので食べ物の話に戻ります。
朝、家族はそれぞれの仕事や学校に向かうため、バラバラに行動しますよね。数人のグループで通勤通学したり、一人で、通勤通学したりしますね。
これは、食べ物でいうと消化して吸収することに当たります。体の中では、タンパク質をバラバラにしてアミノ酸にしてしまう、消化酵素というものがあります。この酵素によってバラバラにされたアミノ酸は小腸などで体の中に取り込まれます。
体の中に取り込まれたアミノ酸ってどうなるんでしょう?
人間が会社や学校に行くと、家族とは違うつながりを持つことと同じです。
アミノ酸は、体の中で、食べ物だったころとは違うタンパク質をつくることが多くあります。しかし、同じタンパク質をつくることがないってことではないので違うタンパク質もつくるという書き方にして置きますね。笑
結局筋肉をつけたかったらどうしたらいいの?
ここまで、食べ物がどのようにからだに取り込まれるか、という話をしました。
結論!!
筋肉をつくるのはタンパク質!でも体に吸収するときはアミノ酸!
アミノ酸のサプリをとることで筋肉をつけることもできるでしょう。
プロテインなどの調整されたタンパク質をとることでも筋肉はつくでしょう。
ただ、人間関係と同じように、アミノ酸はバランスが大切です。この話は次にしようと思いますが、アミノ酸には必須アミノ酸があり、バランスよく取らないと、体のタンパク質をつくるときにうまく行かなくなってしまうのです。
今回の記事では、タンパク質とアミノ酸について大まかに解説しました!
参考文献
東京化学同人「新スタンダード栄養・食物シリーズ2 生化学」(2014) 大塚譲 脊山洋右 藤原葉子 本田善一郎