暗号屋研究会はじめました

Yuki Shichiku
ango-ya
Published in
Feb 20, 2024

今年のはじめに「暗号屋総会」という、半期に一度暗号屋メンバーをできるだけ福岡に集めて、半期の振り返りとこれからの上半期の戦略について話し合ったあと、ビットコイン争奪ボウリング大会と、CBD吸い放題の懇親会をやったりするようなイベントをやっていました。

その中で、これからの暗号屋にとって重要な「暗号屋研究会」という組織を立ち上げました。

我々はこの暗号屋研究会を暗号屋の経営に関わるクリエイティブ組織と位置づけています。このチームは経営とデザインの架け橋にならないといけなくて、暗号屋のクリエイティブ組織としてブランディング・PR,社内教育、理念の普及や採用にまで広く責任を持つチームを目指しています。

きっかけは今までの暗号屋は個人のスキルや勘に頼った属人的で再現性の無い組織だったと去年の末くらいに反省していました。これを会社機能としてマーケティングとマネジメントの各設計をやり直す必要があると感じ、今年に入り京都の出町に集まり合宿を行いました。

その中で暗号屋研究会というクリエイティブ組織の重要性を見出すことになったのですが、原因としてはまず暗号屋に入ってもメンバー自身が関わる案件以外の情報がうまく流通していませんでした。これらは紫竹やコンサルチーム、実装を担当するメンバーの中に蓄積したまま、考えとして共有されずにお蔵入りのような形で埋もれていっていました。

フルリモートワークの欠点として雑談の圧倒的少なさというものもこの状況を後押ししてしまっていたと思います。仕事の話を何気なくする機会はリモートワークでは狙って作る必要があり、そういった情報交換の場が暗号屋にはありませんでした。

それだけではなくただでさえ名前もサイトも怪しいと言われる暗号屋はよく「何をしているのかわからない会社」と言われてしまいます。でも実績をまとめてみるととてもたくさんの仕事があるし、それぞれの案件での「暗号屋らしい考え方・アイデア」がたくさんあるということがわかりました。

これらの仕事やプロダクトに対する考え方の共有をしていくことで、暗号屋のビジョンとミッションだったりカルチャーの逆算ができるのではないかと考え、まずは社内のコンテンツとして実績だったり自社事業にしっかり向き合ってそれを分析・レビューしたり勉強会形式で発表してもらうところから始めました。

暗号屋研究会のコンテンツはまず社内教育に使われますが、これを今後は外向けのコンテンツとして公開していきます(全てを公開はできないので社内限定コンテンツも多いはず)。こうすることで暗号屋がどんなことを具体的にやっているのかと、複数のコンテンツ発信を通じて暗号屋のやっていることが「ブロックチェーン技術が拓くあたらしい経済活動を社会実装する」というミッションの輪郭を作っていると皆さんに伝えることでブランディングも行えればと思っています。(逆にこんな事聞いてみたいというリクエストもお待ちしています!)

社内の教育とブランディング、そしてミッションをどのように体現しているのかを暗号屋研究会から伝えることで、社内外への理念の普及とカルチャー醸成、さらにはコンテンツを見ていただいた方に対する採用活動になればと思っています。

もちろんですが、これらを見ていただいて「暗号屋の仕事って面白い!ウチと一緒に仕事をしたらどんなアウトプットをしてくれるんだろう?」と弊社との化学反応を期待してお仕事のご依頼をいただけることを何よりも期待しておりますので何卒よろしくお願いいたします。

このような一連の改革を暗号屋総会では、様々な領域において改革が進んだ明治維新に習って「暗号屋維新」とスローガン化し、暗号屋研究会を中心に組織の改革を行おうと模索しています。

自律分散とはこの業界ではよく言われている考え方の一つですが、今までの暗号屋の自律分散とはただの個人技が好き勝手に行われるだけの組織である必要があまりない状況でした。これを自律分散かつ有機的な、トラストレスなんだけど組織としてはトラストフルみたいなバランスでカルチャー醸成を目指していければと思っています。

長くなりましたが最近の暗号屋の裏側についてお話しできてよかったです。これから発信されていく暗号屋研究会コンテンツを楽しみにしていただけると嬉しいです!!!まずは弊社の事業というより業界全体的にブラックボックスになりがちなマーケットメーク領域のプロダクト「Choja」辺りから発信できればと思います🐢おたのしみに!!!!!!!!

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Yuki Shichiku
ango-ya

紫竹佑騎と申します。しちくゆうきと読みます。79と表記したりします。