ng-japan 2019を開催しました!

Suguru Inatomi
Angular Japan User Group
5 min readJul 17, 2019

Angular日本ユーザーグループが7月13日に開催した ng-japan 2019では、300人ほどの参加者にお越しいただき、無事に終了することができました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!参加者の皆さんもそれぞれ有意義な時間を過ごしてくれていれば、主催者として嬉しい限りです。

YouTubeアーカイブ

メイントラックのセッションはYouTubeにアーカイブをアップロードしています。参加できなかった方、もう一度おさらいしたい方はぜひご視聴ください!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLkUrrnO0bbigFIWqrhpG-N6pZw9jfRwjO

当日のTwitterの様子をまとめてくれた方もいます。ぜひこちらもお楽しみください。

今年のコンセプトと挑戦

今年は “World x Angular” というテーマを掲げてイベントを公開し、セッショントークを募集しました。60件を超えるたくさんの応募の中から採択するセッションを選ぶのは困難でしたが、参加者の皆さんが知見を吸収し、刺激を受け、楽しめるタイムテーブルになっていたら幸いです。

今年で5年目となるng-japanは一年おきの開催ですが、毎年新しい挑戦をひとつ取り入れることを決めています。挑戦がなくてはマンネリ化しますが、挑戦しすぎては成功が不安になります。今年の最大の挑戦は、たくさんの海外スピーカーを呼んでインターナショナルなイベントを作ることでした。

インターナショナルなイベントとは、すべてが英語で進行される英語中心のイベントではないと考えています。日本で開かれる以上はその土地のオーディエンス、スピーカーを尊重したものであるべきだと思っています。そのため、今年のng-japanでは日本語と英語のセッションをほぼ半数ずつ、ランダムに並べたタイムテーブルにしました。

私がオープニングの挨拶を英語で話したあと、基調講演でAngularチームのMilesは日本語で自己紹介してくれました。ホストとゲストがお互いの文化を尊重しあう、これこそが私が理想とするインターナショナルなイベントの形でした。

とはいえ、英語が苦手な参加者にとってはもしかすると苦痛な一日であったかもしれないことは否定しません。それでも私はオーガナイザーとして、このような形のイベントをng-japanで実現していきたいと思っています。その上で、日本語話者も英語話者もどちらも楽しめるように改善していきたいと思っています。

スケジュール構成について

今年のng-japanを作る上で考慮したのは、パッシブとアクティブのバランスです。日本のデベロッパーの多くは積極的に質問することは少なく、受け身に参加しがちであることは多くのイベントに共通し、多くのイベント主催者の共有の悩みです。

昨年のng-japanではクロージングの前にスピーカー全員のQ&Aタイムを設けたり、セッション後にAsk the Speakerの時間を設けたりしました。しかし結局のところ、アクティブな参加者はどういった形でもアクティブであり、パッシブな参加者はパッシブである、ということを受け入れるべきだという結論に至りました。そして全員に同じ楽しみ方を強制することをやめることにしました。

今年のng-japanでは、パッシブに楽しみたい参加者はメイントラックでセッションを聞き続けられるまま、アクティブな参加者はサイドトラックでワークショップやディスカッションなど参加できるように、共存の形を取りました。人それぞれいろんな楽しみ方があることを理解し、なるべく多くの参加者がそれぞれの満足を得られるように、そしてできるだけ多くの参加者がアクティブになってくれるように、来年以降も企画を考えていきます。

ダイバーシティへの配慮

今回、海外からの参加者が多くなることを考慮して、ランチにヴィーガン向けのメニューを一定数用意していました。しかしオペレーションの不備により数が不足し、すべての菜食主義の参加者にヴィーガン向けメニューを届けることができませんでした。

食事以外にも、これまで参加者のほとんどが日本人だという前提に甘えていた部分がありました。これは今年の挑戦での失敗としてしっかり受け止め、次回以降の開催に活かしていきます。

ng-japan 2020+について

来年も今年以上に楽しめるイベントを開催する予定です。インターナショナル路線は今後も継続していきたいと思っています。Angular日本ユーザーグループではng-japan以外にも、 YouTubeライブ や小規模のイベントなど開催していますので、今後のアップデートは community.angular.jp や、 Twitterの @ng_japan をぜひウォッチしてくださいね。

それでは、ng-japan 2020でまたお会いしましょう!

See you next ng-japan!

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Suguru Inatomi
Angular Japan User Group

a.k.a. lacolaco / Google Developers Expert for Angular / ng-japan organizer