上野の森美術館で開催中の「ミラクルエッシャー展」の特設ショップでアニメーションフローティングペンの販売が始まっています。

M・C・エッシャー、みなさんご存知ですよね? これ必ず「M・C・」とこないといけない。私の世代だと大友克洋さんの「ハイウェイスター」の扉絵が、エッシャーへのリスペクト(鏡面のボールに自分と部屋が映し出されている)というあたりでご存知の方が多いかもしれません。

ご多聞にもれず、私もエッシャーファンというか内なるアート根性と数学サイエンスの間にある気分が大好きなのですね。

あの繰り返し的なモチーフ(絵から出てきたワニがぐるぐる回る「爬虫類」という作品をはじめ)は、とてもコンピューターのループ的だし、通称でんぐりでんぐりから生えている人間の足みたいな6本の脚は、ほとんど杉浦茂のマンガから出てきたみたいだし、いうまでもなく不可能物体のパズル的な面白さなど。どこかユーモアと美学と我々の存在する空間を真面目に描こうとする態度がとてもいまの時代の空気に合っている気がします。

でんくりでんぐりのまわりに長々と書いてある文章。私は、全然読めなかったんだけど、公式Twitterによるとほとんど予想どおりのことが書いてあって驚いた。つまり、このでんぐりでんぐりについての思いがエッセイ的に書かれていたのでありました。我が意を得たり。

もし、M・C・エッシャーが20世紀後半の日本に生きていたら、絶対にコンピューターゲームのドット絵師か、ユーザーインターフェイスの設計者か、アルゴリズムマニアの暗号システムのプログラマか、3Dプリンタやプロジェクションマッピングを駆使するメディアアーチストになっていたに違いないと思います。

それ以前に日本人だったら(日本に住んでいたら)稲垣足穂の作品が好きだったんじゃないか? とか、いまに生きていたら諸星大二郎も好きだろうなとか、勝手な(ひょっとしたら迷惑な)妄想に駆り立てられもします。

そのエッシャーの日本未公開作品まで含めた見逃せない美術展が、現在、上野の森美術館で開催されている「ミラクルエッシャー展」です。

私は、縁あって(ある数学者の先生の推薦らしい)、公式ページにコメントも掲載していただいたのですが、実は、特設ショップでアニメーションフローティングペンを販売していただいているのでした!! なんと、レジ対面のすばらしいポジションに、エッシャー作品そのもののグッズに交じって販売されています。そのおかげもありまして、とても売れています。エッシャーファンに自分のペンが届いているのもあって6倍くらい嬉しい。

今回のエッシャー展のみどころの1つ、メタモルフォーゼIIの4メートルにも渡る展示。ずっと見ていてもまったく飽きません(写真は内覧日に許可を受けて撮影させていただいたものです)。

エッシャーファンならずとも絶対おすすめの今回のミラクルエッシャー展ですが、アニメーションフローティングペンも手に取って眺めてみてくださいね。ミラクルエッシャー展の公式ページはコチラ。なお、ミラクルエッシャー展ですが、少しあいて11月から大阪、そのあと福岡、愛媛と開催予定とのことです。

私の連載コラムでも、M・C・エッシャー展とでんぐりでんぐりの話というのを書いています。