blockchain.tokyo #2 開催しました

Gunosyのオフィスをお借りして、Gunosyのメンバーを中心にブロックチェーン勉強会を開催しました(完全におんぶにだっこでしたw)。

内容は以下の通り

  • ICOコンサルティング事業から得たトークンと全体アーキテクチャ設計方針の知見 (20min) (AnyPay CTO 中村 智浩)
  • Solidity with Test & CI (20min) (Gunosy CTO 松本 勇気)
  • Lightning Network入門 (20min) (Coincheck 光田 貴)
  • 0からはじめるAtomic Swap (10min) (ネクストカレンシー 福田 涼介)
  • ハードフォークとソフトフォーク (10min) (ネクストカレンシー 佐野 健介)

暗号通貨の投機的な話ではなく、ブロックチェーン技術にフォーカスした勉強会にしたいという目的がありましたが、connpassに公開した日に募集人数を超えるほど関心が集まりました。70人の枠に対して220人の応募がありました。実際にSolidityのコードが出てきたり、トークン開発の現場が分かる勉強会だったと思います。以下、具体的にレポートしていきます。


1. ICOコンサルティング事業から得たトークンと全体アーキテクチャ設計方針の知見

弊社のCTO tomoが登壇しました。弊社ではICOコンサルティング事業を行っており、そこでの経験を活かしたトークンのアーキテクチャ設計のお話でした。実際の開発要件と、Ethereum上での設計について説明されていました。複雑な開発要件と、Solidityのソースコードがでてきて、非常に情報量が多い発表でした。


2. Solidity with Test & CI

続いては、GunosyのCTO 松本さんによるSolidityでのTestに関するお話です。EVMのコードがどのように実行されているのか、Ethereum(特にSolidity)の勉強のオススメの題材の紹介から始まりました。松本さんいわくもっとみんなにSolidityを書いてもらえるようなお話をする、とのことでした。

いくつかあるテストツールの中で、truffleとPythereum.testingが紹介されていました。先日カンクン(メキシコ)で開催されたEthereum最大のカンファレンスDevcon3で発表されたtruffle 4を利用するとtestrpcが内包されて非常に楽に実装ができるようになりました。弊社がSolidityによる開発を初めた時はまだtruffleの機能が充実しておらず、今も利用していなかったのでこれを機に導入してみたいと思いました。


3. Lightning Network入門

3人目はCoincheckのエンジニアの光田さんでした。Bitcoinはブロックサイズが1MB、しかも約10分に1つのブロックしかと決まっているために、Bitcoinのトランザクションは現状1秒に10回もさばけないという問題を抱えています。Lightning Networkはその問題を解決する技術で、ブロックチェーンにすべてを刻まないのです。契約書は毎日発行していても実際に裁判所に行くわけではない、という例えをされていました。言ってみれば、Bitcoinは契約のたびに、裁判所に行っているのと同じような現状なのです。だから裁判所が行列になって待ちが発生してしまう、と。いつでも裁判所に行ける準備はしているが、実際に問題があった時にだけ裁判所に行くようにするのがLightning Networkのイメージだそうです。


4. 0からはじめるAtomic Swap

ネクストカレンシーのプロダクト責任者で、早大生の福田くんのAtomic Swapに関するLTでした。非常に丁寧な説明を彼自身のブログで上げていたので、そちらを貼っておきます。下手に書くよりこちらを参照してもらった方が良さそうなのでここでは何も書きませんw


5. ハードフォークとソフトフォーク

続けて同じくネクストカレンシーの、リードエンジニア佐野さんのLTでした。フォークに関しての話で、ちょうどSegwit、フォークがあったのでためになる内容でした。佐野さんもブログにまとまっているので貼っておきます。


まとめ

暗号通貨のメディアは多く見られますが、どの通貨が値上がりするのか、なぜ値上がりしているのか、という話が多く投機的な話になりがちな中で、今回は技術的な話で盛り上がれたので良かったと思います。Solidityやフレームワークの話、アーキテクチャの話はなかなか聞けないので、上のスライドを参考にしてください。