子供が生まれた!〜立会いの現場から〜

突然の、、、

それは突然に来ました。GW真っ只中の5月3日(日)22時45分頃、テレビを見ていた妻が急に破水した、、、らしい。初めてのことで良く分からないが、羊水が止まらないようでした。慌てる私、冷静に病院へ電話する妻。心の準備具合に差があるように思えます。

事前に自宅(四ツ谷)と出産予定の病院(御茶ノ水)を登録しておいた陣痛タクシーを呼び、身支度を整えます。タオルで羊水を抑えながらタクシーで病院へ。タクシーの中で妻に心境を聞くと、「ドキドキしてる」と。でも、直前まで2人で旅行、食事、いろいろな所に出かけたので、思い残すことは無いとのこと。夫としては嬉しい限りです。

この前日、英国・キャサリン妃第二子出産のニュースが世界を駆け巡っていました。5日が予定日であった我が家もいよいよ数日後だなぁと感慨深く思いましたが、こんなにすぐにその日が来るとは、勝手ながら親近感が湧きました。(子供の歳が近いだけで妙に親近感が湧くんですよね。)

病院にて

23時過ぎ、病院に到着し、妻は検査のため病室へ。誰もいない深夜の待合室で独り物思いに耽っていました。

私もいよいよ父親になるんだなぁ。やりたい事をやらせてあげる、たくさんの機会を与えてあげる親になりたいなぁ、自分の父親みたいに。また、信念を持って物事に取り組み、人を喜ばせるのが好きな人に育って欲しいなぁ。私が生まれた時、父はこんな気持ちだったのかなぁ?子供とたくさん遊べるように、健康は大事に、カッコイイ父親でありたいなぁ、などなど。

すると、看護師さんから、今日は生まれそうに無いので一旦お帰りくださいとのこと。え、もう電車無いのに!?仕方なくタクシーで帰宅。ここからが長かった。。。

5月4日早朝、緊急帝王切開かもということで急遽呼び出しが掛かり、またタクシーで病院へ。結果的には帝王切開は回避されて一安心、そしてまた一旦帰宅。

5月5日24時過ぎ、陣痛間隔が短くなり、いよいよだというので、またまたタクシーで病院へ。病室では唸る妻、生まれそうな雰囲気。分娩室に移りいよいよという時、立会いの私に出来ることは、妻の背中をさすりながら応援することくらい。「そこじゃ無い!」と言われながら約10時間応援し続け、ついに2,732gの元気な男の子が生まれました!

頭からのっそり出てきて、一瞬間を空けて産声を挙げた我が子。その声を聞いた瞬間、父になった嬉しい気持ちや上手く子育て出来るかなという不安、妻への感謝の気持ち、無事に生まれた安堵感が入り混じった気持ちになったと同時に、世界が一変しました。

ちなみに、我が子の最初の印象は、ガッツ石松似だなぁというものでした。第一印象で名前を決めようと思っていたのに、「ガッツ」か「石松」しか思い当たらないくらいです。生まれたての赤ちゃんはみんなそうなんでしょうか。

3時間程して親戚一同が病院に到着。生まれたての赤ちゃんを9人の大人が囲むという、赤ちゃんからしたら、「なんや、このやかましい世界は!?」って感じの、なんとも賑やかなお披露目でした。

さてさて、ここから子育てが開始となるわけですが、

ドタバタ続きの初めての子育て、「初めての沐浴」はまた次回に。

※最後までお読みいただきありがとうございました!

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T.H.
深く味わう:Appreciation of Life

Working Parents who have a 3-yrs-old boy & a newborn baby girl in Tokyo. 妻の留学先であったNYで当時0–2歳だった息子と育休生活を送っていました。帰国後も夫婦それぞれの視点で、夫婦のこと、子育てのことを綴って行きます。