海外から帰国、そして都内保育園入園を目指す!(その1:我が家の状況編)

T.H.
深く味わう:Appreciation of Life
4 min readAug 11, 2017
保育園のクラフト、楽しくて仕方がないんだよね、

帰国時の保育園を探し始める

はるお(仮)は、帰国直後の6月から、自宅から徒歩圏内の保育園に入園しました。3日程の慣らし保育を経てあっという間に慣れ、先生方にとてもよくしていただき、毎日本当に楽しそうに通っています。

海外から帰国して、保育園を見つけ、夫婦ともに仕事に行く。それを実現するに至るまでには長い長ーい道のりがありました。子供が小さいほど保育園の定員が少なく、都心部で空きを見つけようと思うと一苦労。その点はニューヨークも東京も同じ状況です。しかし、はるお(仮)が生まれてすぐに日本を離れたため、日本の保育園を見学したこともなければ、申し込み方法も、戦い方のルールも知りません。あらゆるネットワークを使って、同じような境遇の方を探しましたが、やはり皆さん、海外からの保育園探しはご苦労されているようでした。

そこで、ちょうど1年程前の今頃、ニューヨークの保育園への入園計画と並行して、帰国後の保育園探しを始めました。海外から日本に帰国して、子供を保育園に預けて働きたい、そういった希望をもつご家族はこれからますます増えるでしょう。それに、海外に行って視野が広がり、働きたい意欲100%で帰国したのに保育園が見つからないから働けない、というのはとてももったいない事です。我が家の経験が、これから帰国される方々のお役に立てば、少しでも希望になれば、という思いのもと、これから数回にわたって、「海外から帰国、そして都内保育園入園を目指す!」シリーズをお届けしたいと思います。

まずは我が家の状況を整理

1.家がない。

渡米前は賃貸住宅に住んでいましたが、渡米時に解約していました。持ち家もありません。したがって、帰国した後の家は決まっていません。

2.住民票がない。

海外に長期滞在される際、住民票は実家においていく、という方もいらっしゃるかもしれませんが、住民票をおいておくと住民税が発生します。なので、我が家は渡米時に住民票を抜いて(除籍)いきました。帰国後に住居を決めて、自治体に転入届を出すまで、住民票なしの状態になります。

3.夫婦ともに都内勤務。

明確には決まっていませんでしたが、おそらく二人とも、帰国後は都内に勤務することになるだろう、という見込みでした。慣れない共働き生活ですし、できれば職場から近い、23区内に住みたいと思っていました。

4.1歳児。

はるお(仮)は帰国する年度の学年は1歳児、ということで、普通に年度初めの入園でも保育園の入園が非常に難しいお年頃(0歳児クラスからの持ち上がりで1歳児クラスが埋まってしまう)でした。

5.年度途中帰国。

私の大学院の試験・卒業式の関係で、5月中旬まではニューヨークにいる必要がありました。4月入園を目指して夫とはるお(仮)だけが先に帰るという選択肢もありましたが、これは諦め、家族一緒に年度途中に帰国することにしました。(この選択については後述します。)

6.できるだけ早く保育園を見つけて、仕事に復帰したい。

年度途中の帰国でしたが、次の年度初めを待つことなく、帰国後できるだけ早く保育園を見つけ、夫婦ともに働きたいと思っていました。一つは、はるお(仮)がニューヨークですでに保育園に通っていて、集団生活に馴染み、社会性を育んでいたところだったので、そこからまた親子だけの生活に戻したくないという思いがありました。また、二人とも、ニューヨークで様々な刺激を受け、働きたい意欲100%で帰国しましたので、それを冷却したくないと思っていました。

7.一人っ子。

認可保育園の兄弟加点はありません。

8.はるお(仮)が彼らしくいられる環境を。

保育園の空きを見つけること自体が一苦労であることはよくわかっていました。でも2歳が近づくにつれ、彼の個性、彼の好きなこと、彼に適した環境というものが、親である私たちも何となくわかってきたところでした。だからこそ、彼に合った、彼が夢中になって楽しめる環境を見つけてあげたいと思っていました。

いかがでしょう?東京の保育所事情をご存じの方からしたら、「無理でしょう」と思われるかもしれません。でも「家から通える保育園を見つける」という一般的なパターンとは異なり、「23区すべてを保活対象にして、そこから一か所見つければよい」というのは我が家の最大の強みでした。次回以降、この我が家の状況からどう動いていったか、お伝えしたいと思います!

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T.H.
深く味わう:Appreciation of Life

Working Parents who have a 3-yrs-old boy & a newborn baby girl in Tokyo. 妻の留学先であったNYで当時0–2歳だった息子と育休生活を送っていました。帰国後も夫婦それぞれの視点で、夫婦のこと、子育てのことを綴って行きます。