父、乳に挑む 〜母乳と父乳のあいだに〜


諦めは早々に

授乳のできる/できないは、育児において男女の決定的な差異です。この差にチャレンジするべくお風呂上がりの私は、半裸ではるお(仮)に近付くのですが、両腕を突っぱね泣き叫び、全力で拒否するはるお(仮)、、、使い捨て哺乳瓶からだって難なく飲むのに、父からはダメなのかと悲しい気持ちになりましたが、生きるために真偽を見分ける本能が備わっているのかと思うと、赤ちゃんながら実に逞しいと感じます。そして、ミルクをあげることに専念することにしました(ちなみに男性で授乳できる方は喜んでいる場合ではなく、早めに病院で診てもらった方が良いようです)。

ミルクを作る

ミルクを作るのも手順があり、初めは時間が掛かります。粉ミルクの分量を測り、哺乳瓶に入れてお湯で解き、用意しておいた湯冷まし(ミネラルウォーター可)でミルクの温度を調節し、まだミルクが熱い場合は哺乳瓶を氷水に浸し冷まします。。。これをはるお(仮)が泣くなか行います。まぁ粉ミルクを切らすことはありませんが、湯冷ましが足り無かったり、氷が足り無かったりすることはあります。そもそも哺乳瓶の消毒が 出来てなかったりもします。こういう場合は、子供が泣くプレッシャーの中で夫婦手分けして準備するのですが、手際の良い妻が準備をする間、はるお(仮)に精神年齢の近い私が工夫し、子供だましで時間を稼ぎます。

工夫1. 指を使う(形が類似?)。

私の指を乳首に見立て、そっとはるお(仮)に近付けます。

吸います。しばらく吸います。でも気付き、そして泣きます。

工夫2. 鼻を使う(硬さが類似?)。

次に、私の鼻を乳首に見立て、そっとはるお(仮)に近付けます。

吸います。しばらく吸います。でも気付き、そして泣きます。

工夫3. 指と鼻のコンビネーションを使う。

鼻で子供だまされていることに気付いたはるお(仮)に、再びそっと指を近付けます。吸います。前に指を吸っていたことなど忘れたかのように。でも気付き、そして泣きます。

で、次は再び鼻を、、、といった具合に、何とか時間を稼ぎます。

工夫4. 急須のフタを使う(色形が類似?)。

子供だましにもバリエーションが欲しくなってきた私の目に、家にあった急須のフタが目に留まりました。

写真はイメージで実際のものとは異なります。©株式会社丸兄商社

色といい、形といい、なんとも似ている。このフタをよく洗い、そっとはるお(仮)に近付けます。吸います。でも今回はすぐ気付きます。硬さに敏感なのでしょうか。

母乳と父乳のあいだに

結局、はるお(仮)にとっての満足度は以下の順かと思われます。

母乳 > ミルク >>> 指・鼻 > フタ >>> 父乳

やはり、父のできる最大限のことはミルクを飲ませてあげること。それだけですが、はるお(仮)の小さな手がギュッとしてきた時などは、「また飲ませてあげるからね」と思ってしまうものです。

ミルクを飲むはるお(仮)。この前に指、鼻、急須のフタを吸わされている。。。

今回もお読みいただきありがとうございました。次回、はるお(仮)がマンハッタンを散歩します。題して「はるおさんぽ(仮)」、お楽しみに!

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