育休への誤解

T.H.
深く味わう:Appreciation of Life
3 min readMar 2, 2016
育休中のとある1日。はるお(仮)6ヶ月の頃

育休に対して持っていた誤解

僕らがNYに来たのは、はるお(仮)が生後3カ月の頃でした。その頃、「旦那さんは離乳食とかも作られるんですか?」と聞かれた妻が「はい。はるお(仮)が5ヶ月くらいになったら。(私に向かって)そうよね。」と答えていました。お恥ずかしながら、このやり取りを聞いている時、「あ、料理もしなきゃならないのかぁ、、、育休って子供とだけ過ごしてれば良いんじゃないのね^^;」と思ったものでした。

子育て中の方には、何を今更当たり前のことをと言われそうですが、育休を取ってしてることって、オムツを替え、ミルクを飲ませ(離乳食を食べさせ)、子供と遊び、風呂に入れ、寝かしつけているだけではありません(これらだけでも十分大仕事ですけれど、、、^^;)。

子供が生まれる前から、家の中には他にも大事な『仕事』がいくつもあります。例えば、、、

  • 料理(買い物、献立、調理、片付け)
  • 掃除(部屋の片付け、掃除機がけ、ゴミ袋の付け替え、ゴミ捨て)
  • 洗濯(洗濯物の収集、洗濯・乾燥、畳み、収納)

※カッコ内は筆者の私見で追記。

これらは夫にもっとも期待する家事らしいのですが、料理・掃除・洗濯の中で得意な項目の、それも太字の部分のみを実行して満足していませんか?我が家の場合は今でも料理はたいてい妻がやってくれますし(さらに旨い!試験期間中は私がやる事も有)、洗濯は気付いた方がやり、掃除も妻がやってくれているので、私は偉そうな事は言えませんが^^;

冒頭のスケジュールにもあるように、育休中の1日の中で家事に割く時間が意外とたくさんあります。これに思い至らず家事に不慣れなまま育休に突入すると、短期間の場合、慣れた頃には育休が終わってたなんてことにもなり兼ねません。最近、毎日かあさんに関する下記のツイートが話題になっていましたが、私のように手際が悪くてこれ以上手の抜きようが無い状態だと、このかあさん以上に切ない思いをします。せっかく育休取っているのにです。泣いてる子供を尻目に家事を続けることの辛さったら、、、なので、将来育休を取ろうとお考えの方は、子供との時間を確保するためにも、家事のスキルを上げておくことをお勧めします。いや、本当に。

ちなみに、先に紹介したリンクの記事に、夫の家事に対するこんな不満が寄せられています。

自分がやりたい『料理』だけは率先してやるが、食器洗いをしない。食器洗いをしないのに『家事をしているオレえらい。やさしいでしょ?』というのが不満です

『得意な家事をやって満足する』って、やってる方はドヤ顔なのですが、もう一方は中途半端にやられて不満気・・・。この残念な状況が起こる仕組みを、次回の記事で考えてみます。

今回もお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!

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T.H.
深く味わう:Appreciation of Life

Working Parents who have a 3-yrs-old boy & a newborn baby girl in Tokyo. 妻の留学先であったNYで当時0–2歳だった息子と育休生活を送っていました。帰国後も夫婦それぞれの視点で、夫婦のこと、子育てのことを綴って行きます。