Aptos Japan × Merkle Trade AMAの概要

Aptos Japan
Aptoslabs Japan
Published in
May 21, 2024

Aptos Japan

この記事では5月15日に実施されたMarkle TradeとのAMAの概要を掲載します。フル録音はこちらでお聴きになれます🎙️

  • Markle Tradeとはどのようなバックボーンと理念から生まれたプロジェクトなのでしょうか?

「私たちは、飽和状態のDeFI領域において、カジュアル・トレーダー層にチャンスがあると考えプロジェクトを構築しました。

ボラティリティの高い資産に戦略的にベットをすることは、誰にとってもとてもエキサイティングで楽しめることです。

しかし現状では、Rollbitのようなサービスを通じてロングテールのユーザーのスケーラビリティが証明されているにもかかわらず、ほとんどの既存DeFIサービスは熟練トレーダーだけに焦点を当てています。

私たちのチームは、実際に大量採用されたアプリの開発経験のあるベテラン起業家チームがいるため、このロングテール層に焦点を当てて革新的な製品を構築することにしました。」

  • Markle TradeがAptosでのローンチを決めた理由はなんですか?他の候補チェーンは何ですか?

「技術スタック+タイミングが大きく関わってきます。私たちがユーザーにPerp Futures DEXにおいて最高の取引体験を保証するために、迅速なファイナリティが必要となります。

このコンセプトの構築を始めたとき、Moveエコシステム(AptosとSui)とその他の新しい高性能L1がすべて候補となりました。

Aptosは最も早く市場投入されて、かつ共通の関連組織であるHashedのポートフォリオの一つであったことから、個人的にもAptosがBDとテクノロジーの両面で競争力が抜きん出ていることを知っていたことも大きな要因です。」

  • Markle TradeはまだAptosから助成金を受けていますか?Aptosとの関係性について教えて下さい。

「はい、Aptosから助成金を受けている理由はユーザー獲得のためで、プロジェクト資金のキャッシュフローは全く問題ありません。HashedやArringtonといったティア1のVCが共同主導したシードラウンドを最近終了したばかりですし、DEVファンドの収益もあります。

Aptosとの関係性でいえば、投資家+パートナーです。AptosはMerkle Tradeのシードラウンドに投資してくれており、Aptosに多くのユーザーをもたらすために連携しています。現在の取引量はEVMが50%、Aptosが50%で、EVMのユーザーを惹きつけることでAptosの取引を発生しています。」

  • Markle Tradeの競合プロジェクトはどこですか?Aptosエコシステム内外でプロダクトの優位性と合わせて教えて下さい。

「現時点で、ゲーム要素を持っていて、カジュアル層に焦点を当てたPerp DEXは多くありません。Merkle Tradeのプラットフォームを試してみれば、UXが熟練したトレーダーに焦点を当てた他のPerp DEXとは大きく異なることがわかると思います。

そうした独自性を持ちながらも、私たちがターゲットとしているセグメントの可能性を最大限に惹きつけるために、主要なPerp DEXとのボリューム競争でも負けるつもりはありません。」

  • 数多くのパーペチュアルサービスを提供するプロジェクトがある中で、なぜユーザーがMerkleを選ぶべきなのかについて教えて下さい。

「その主な理由はUXとゲーミフィケーションに尽きます。

現状では、EVMやAptosからであっても、数回のクリックだけでMerkle Tradeで取引を始められます。また、ゲーミフィケーションの要素も非常に楽しいものを提供できると自負しています。ユーザーはNFTのマーケットプレイスで自発的に商品を取引しています。

市場全体が低迷しているためにユーザーの取引があまり活発でない時でも、アイテムのアップグレードやミントなどを求めてプラットフォームに参加しています。」

  • ゲーム要素やエンターテインメント性を導入しているとありますが、例えばどのようにユーザーを惹きつけるのでしょうか?

「このプラットフォームを使えば使うほど、レベルが上がることによって、より良いアイテムが手に入ります。そして各アイテムは、料金の割引などの実際の付加価値を獲得できる利点を実装しています。

一方これは始まりに過ぎません。将来的には、ゲームミフィケーション・トレード大会やアプリ内マーケットプレイス、アプリ内ミニゲームなども考えています。」

  • Merkle Tradeでは大口ユーザーのほうが利点を得やすいのでしょうか?少額投資の新規ユーザーにとっての利点も教えてください。

「仮に保有資産が少なくても、わずか2ドルの担保と0円のガス代で取引を始めることができます。

また、どのような参加者でもプラットフォームへの貢献が報われるように、インセンティブシステムの改善と管理に努めています。」

  • 個人的には暗号分野の製品でFXトレードを楽しみたいと思っています。具体的にはMT4並のインジケータや自動売買戦略実行ツール(EA)などを使うことができると嬉しいです。そのような導入の予定はありますか?

「はい。SLTPやインジケーターなど、ニーズに応える機能はありますし、将来的に積極停に拡張していく予定です。

しかし、各機能の優先順位を決める際には、多くの参加ユーザーがカジュアルトレーダーであるという事実を考慮して、多くの人々が高度な機能の導入を望んでいるのかどうかについて、コミュニティと話し合う必要があります。」

  • 大きな改善点として、現状のMerkleはすべてが遅れて起こる稽古があり、他の取引所よりもチャートの反映がワンテンポ遅れています。これはトレーダーにとって致命的ですが、改善する予定はありますか?

「実際のところDEXにおいて、Merkle Tradeは最も速いファイナリティのひとつです。Merkleのサービスが独自チェーンを実装すればもっと速くなりますが、それはUXにおける新たな課題が発生することを意味します。

指摘の遅延を軽減するために、Aptosと協力してレイテンシーをさらに減らすことに取り組んでいます。

また、このようなことに関連した新たなパートナーシップのニュースがあるかもしれません。」

  • 将来的にはチェーンの拡大の可能性はあるのでしょうか?また、サービスの拡大の可能性についても教えて下さい。

「はい、すべてのオプションが利用可能となると考えており、実際に既に主要なEVMチェーンのほとんどをサポートしています。

サービス面での拡大については、ゲーミフィケーション要素+ユーザーオンボーディングを焦点にして、CEXユーザーがMerkle TradeのDEXフォーマットにオンボーディングしやすい環境を突き詰めていきます。」

  • ガス代不要とありますが、プロジェクト側が立て替えるのでしょうか?これは永続的なものですか?

「はい。Aptosの技術スタックはガススポンサーを可能にしています。Merkleとしてはこれを活用し、最高のUXのためには収入の低減も厭わないつもりでいます。これは永続的な仕組みになる予定です。」

  • Markle Tradeのトークン($MKL)のユーティリティについて詳しく教えてください。

「トークンのユーティリティとしては、収益分配+ステーキング(エスクロー)モデル(Perp DEXで一般的)からシンプルに始める予定です。そこから徐々にゲーム要素を取り入れたユーティリティに拡大させていきます。」

  • NFTの役割と利点について詳しく教えて下さい。

「今後多くの発表があるので全てについては公開できませんが、例えばレジェンダリの場合は、手数量がの最大20%割引になる予定です。」

こちらに掲載した内容はAMA内で話された内容を抜粋したものです。

より詳細を把握したい場合はこちらの録音をお聞きください🎙️

Aptos LabsはMo ShaikhとAvery Chingによって共同設立され、分散化のメリットを世界にもたらすために、より優れたネットワークツーリングとシームレスなユーザビリティの実現に取り組んでいます。

Aptosの各コンテンツや、学習材料へはこちらからアクセスできます!

今後もウェビナーや新しいコンテンツを、技術者および非技術者向けに日本語で提供していきます。Aptos Japanの活動にご協力ください🤝

--

--