Arriba X 深夜便 Vol.6 【ゲスト:Joe takayamaさん】

Ryotaa
Arriba Studio
Published in
Oct 19, 2023

※本記事はTwitter Space”Arriba X 深夜便 Vol.4 【ゲストはJPYC岡部さんが登場!!】”を記事化したものです。

Arriba深夜便について

Arriba Studio のファウンダー達がweb3領域で挑戦するキーパーソンに深夜突撃するトーク企画 ゲストの人物的ストーリーや、チームの話、変化の激しいweb3領域で直近の戦い方をどこまで広い視点から見た上で実行しているか、苦悩ポイントはどこか、投資家との向き合い方、などなど、Arriba社の投資・支援意思決定で重要な観点を交えつつキーパーソンに切り込みます。

(今回のスペースはこちらからお聞きください!)

https://twitter.com/i/spaces/1ynKOaDyzprJR

今回のテーマ

大注目!BTC半減期攻略!?

ドバイに移住crypto人気YouTuberである@TakayamaJoeさんから最前線取材の裏側を深掘りします。

Guest🎙

Speaker🎙

Moderator🎙

本編

(このスペースでのお話は、投資助言ではなく、投資を推奨するものではありませんので、いかなる損失にも責任は負いかねます。必ずご自身の判断、自己責任でお願いいたします。)

南国:はい、それでは22時になりました。久しぶりでございます。Arriba深夜便Vol.6を開始します。アシスタントの南国です。Twitterスペースのパーソナリティも務めております。よろしくお願いいたします。

この番組は、Arriba StudioのFounderたちが、Web3領域で挑戦するキーパーソンに突撃するトーク番組です。Web3でTwitterスペースではよくお見かけしますが、Arriba深夜便では毎週他のスペースでお見かけできない超大物ゲスト、ストーリーやチームの話、変化の激しい界隈での直近の戦い方をどこまで広い視点から見た上で実行しているか、苦悩のポイントはどこか、投資家との向き合い方など、投資支援意思決定で重要な観点を交えつつ、キーパーソンに切り込んでいきたいと思います。それではまずは佐藤さん、宮坂さん自己紹介をお願いします。

佐藤:皆さん、こんばんは。お久しぶりです。今日はちょっと8月の夏休みの時期もあって、人が少ないんですけれども、今日もよろしくお願いします。Arriba Studioという、シンガポールでWeb3のアクセラレータをやっている佐藤と申します。よろしくお願いします。

宮坂:Arriba Studioをやっております宮坂です。よろしくお願いします。

佐藤:さっき説明したことにも被りますが、Arriba Studioはですね、3人の事業会社系のFounder3人が集まりまして、2022年に設立したシンガポールをベースとしてやっているWeb3のアクセラレータってことでやっています。主な投資先としてはOasysとかYGG Japan、UnUnifiとか、結構たくさんあり、13社ぐらいに投資をしているんですけれども、なかなか日本のVCさんだとトークン系のプロジェクトに投資ができないっていうところがあって、そういったところをサポートしていこうということで立ち上げたプロジェクトになっています。

佐藤:今ですね、このスペース中の上のピンに貼ってるんですけれども、シンガポールの方で開催された、ジャパンシンガポールミートアップですかね、これは5月に第1回目を開催し、第2回目は8月9日にシンガポールで行いまして、シンガポールで活躍している日系のWeb3の二大巨頭といえば、やはり惣田くんと松原くんかなと思って、両方を招待してちょっとお話してもらいました。OasysとAstarの話が同時に聞けたのは、多分結構レアなケースかなと思います。

Token 2049のときには、僕らもそこで実はピッチコンテストをやって、今日実はゲストにお招きしている所さんとかにも、審査員として参加していただきます。そのToken 2049のときにオアシスが発表するということもあり、今準備を進めています。もしシンガポールにいらっしゃる方がいらっしゃったら、もしお越しいただければなと思っています。ちょっと宣伝ぽくなり申し訳ありません。

南国:すごいですね!実際のそのイベントは、たくさんの人が来られてたと思ったんですけど、人数感とか、事業者さんがたくさん来てる感じでピッチを見に来てるって感じ等どういったものだったのでしょうか?

佐藤:この間のイベントは、第1回の延長線上みたいな感じだったんで、シンガポールに進出してるなんか日系の事業会社っていうか、いわゆるエンタープライズ系の事業の何か新規事業室のなんか人たちとか、あとは金融とか投資回りの関係の方とか、Web3の外側にいるとそういう人たちとか、スタートアップの人たちとかそこの周りでいろんな仕事をしてた人がそこに関心があるような方とかが集まったような感じですね。

南国:なるほど、すごいですね。なかなかその日本では行けないイベントなので、ぜひね、シンガポールに行かれる方はチェックしてみてください。

南国:それでは早速ですが、今回ですね、大物ゲストの方が来てらっしゃるので、本日のゲストをお呼びしたいと思います。Web3YouTuber兼投資家Joe Takayamaさんにお越しいただきました。どうぞよろしくお願いします。

Joe:こんにちは。よろしくお願いします。

南国:お忙しい中ありがとうございます。ドバイいらっしゃるんですよね。 Joe:そうですね。今はドバイにいます。時差は5時間こちらの方が遅れてる感じですかね。

南国:ということは今の時間は深夜ってことですか。早い時間でよかったです。変な時間ですごく大変だと思いますけれども、本日は来ていただき本当にありがとうございます。

Joe:お呼びいただき、ありがとうございます。

南国:佐藤さんと宮坂さんのお二人とも面識や何か繋がりとかはあったんですか?

佐藤:僕は全くなくてですね、実はなんか突撃でですね、今度うちがやるそのピッチコンテストの審査員なっていただけませんかっていうお願いを、駄目押しで聞いちゃってしまい、そういう文脈とかで何回かそのTakayamaさんと話してみたいところで突撃したような感じですね。実は事前打ち合わせもしてないので、今日ぶっちゃけ本番初めてですね。よろしくお願いします(笑)。

南国:宮坂さんはお会いされたこととか、何か繋がりとかありますか?

宮坂:個人的には、YouTube拝見してですね、一視聴者として、そういう関係であるかなと思います。

南国:ありがとうございます。早速ですが、Joeさんに自己紹介いただいてもよろしいでしょうか?

Joe:はい。改めて申します。よろしくお願いします。僕は今YouTubeとかポッドキャストをやらさせていただいたりとか、あとはエンジェルとして、クリプトのプロジェクト等の支援をやってます。こういった活動をし始めたのはここ最近で、まだまだ新参者なので今日はいろいろとお話させていただき、勉強させていただければと思ってます。よろしくお願いします。 南国:よろしくお願いします。いろいろ聞いてみたいんですけれども、まずそもそもなぜクリプトのインフルエンサーになられたのか、自分でプロジェクトをやったりとか、ということをちょっとお聞きしたいんですけれども、よろしいでしょうか? Joe:はい。そもそも何かそのインフルエンサーになろうかなとか、なりたいなっていうふうに思ったことは、なんか正直あんまりないので、インフルエンサーっていう感じで言われるとまだ少し不思議な感覚です。

佐藤:そうですか。僕はYouTubeをよく見てるんですけれども、何かあった大きな事件があると必ず発信されたりとか、、そういうことをちゃんと自分でそのお顔を出して発信してらっしゃるところとか含めて、何か人にやっぱり物を伝えていくところをしてることが僕は中なかなか続けようと思ってもやっぱりできないなと思ってて、そのようなところがなんかインフルエンサーのように感じます。こういったことを伝える人って、わかりやすくクリプトとかWeb3の話を世の中にわかりやすい言葉で発信するような人って僕は大事かなと思ってるので、すごく貴重な存在かなと思ってます。

Joe:ありがとうございます。なんか顔出しよくやってるねとも言われるんですけど、何か意識して始めたっていうよりも初めはただ単に、いわゆるVlogっていうのをやっていて、途中編集が大変なので、ちょっとこれ続けらんないなというふうに思ってたらある日、ちょっとしたニュースがマーケットであって、それを株の解説と合わせて、どういう影響があるのかみたいなのをやったら回ったので、こんな感じでやればいいんだということを学び、本当に気軽に顔出しで始めたっていう感じなんです。あんまり有名になりたいとか、登録者めちゃくちゃ増えたらいいなみたいな感じではなかったんですけど、始めたっていう感じですね。

佐藤:なるほど、なるほど。動画内の話の伝え方とかもわかりやすいですよね。黒っぽい話からすごくその事象の話に何か入っていったりとか、Web3の話ですけどもそれもすごく何かマーケット全体の話からそこに何かフォーカスしてた話とかすごく僕は文脈が理解しやすいなと思っていつもあの参考させてもらってます。

Joe:ありがとうございます。なんかそういう視点で投資をするっていう仕事をやってたこともあり、自分はなんか逆にそれしかできないかなっていう感じています。なのでそれを一つのスタイルとして、今やらさせていただいており、プロジェクトをやるのかやらないかみたいなところは、結構自分にはあまり向いてないのかなとに考えています。他の方はプロジェクト立ち上げられて、ここに来てくださってる前田さんとかもそうなんですけど、なんか自分の特技スペシャリティがあってっていう感じだと思うので、なんか僕あんまりそういうタイプってよりも、今その瞬間に何となくやってみたいことフラフラやってるみたいな。何となくイメージとしては、そんな感じなので、ちょっと何かタイプとは若干ちょっと違うかなと僕は思ったりしてますね。

南国:なるほどですね。そこでも本当にすごいと思います。その一番最初になんていうんですか視聴回数がバーンと増えたYouTubeの頃とか、一番最初、そのときぐらいまで、登録者数とか、登録者数はどれぐらいだったんですか? Joe:多分30人ぐらいですかね。

南国:そうだったんですね。はい。今ほど全然なかったですね。

Joe:はい。YouTubeは最初全然ユーザーが増えないですね。あまりバズった動画とかもないので、基本は何か継続をマメに継続しないとユーザーって増えないですよね。

佐藤:Joeさん的な解説って言うんですか、リアルタイムで規制やチャートとかも出したり、ニュースとかも出しつつ、顔出しできる人ってのは少ないと感じています。なので個人的には本当にすごいと思います。

Joe:ありがとうございます、最初は本当にそういうもののやり方もよくわからなかったので、ただただ画面に向かって僕が自分はチャートとか見ながら、皆さんには見せずに喋るっていうスタイルを1年ぐらいやってました。

佐藤:毎日やっていかれる中で、何かちょっとあげるそのニュースみたいなのがなくてつらいとか思いつかないとかいうときはないですか? Joe:そうですね、ちょっとニュースが面白くないときとかもあるんですけど、そういうときは、動画の尺を短くしたりとかもしますし、あとはそういうときは全然そのニュースと関係ないことちょっと話してみようかなっていうのもありましたし、あとはそれが週末だったらもうちょっと休もうとかはありますね。 常に動画は1日3本ぐらいはちょっと前まで出してたので、その3本を2本に減らしたりとかしながらちょっと調整してたっていうような時期はあります。

南国:宮坂さんファンだと思うんで、何か他にも聞いてみたいこととかありますか(笑)?

宮坂:僕が毎回拝見YouTube拝見する中で思ったのは、なんかいろんな媒体は多分見られてる気もしますが、インプットしてそれを咀嚼してっていう過程がある中でどうやって情報収集されているのかなと。効率的に最大のアウトプットを出す方法を、自然と考えられてるんじゃないかなと思うんですが、何かその辺の工夫とかっていうのはなんでしょうか?

Joe:そうですね、毎日配信をする前に2時間から3時間ぐらいはリサーチするんですけども、いろんな経済やクリプトのいろんなサイトに行き情報収集するというのが基本です。あとはCNBCとかを見ながらニュースを読んだりとか、リアルタイムでマーケットが動いてるのを見ながら、どんな感じでトレーダーの人とか、パネリストの人が言ってるのかっていうのを、見たりとかはしているのと、あとはまだ銀行とかでいろんなお仕事をしてる人たちもいるので、彼らと意見交換してたりはしますかね。

南国:普通の一般個人でいくと、例えばツイッターで見たりとか自分が取得できる範囲の中でのメディア特に日系の翻訳された媒体が多いと思うんですけども、それに比べてやっぱり海外のメディアも見つつ、トレーダーさんなどからお話を聞いたり、やっぱりすごい広いですよね、チャンネルが。

Joe:世間話みたいな感じです。こういうのがニュースあったけどどう見てるのとかなど、ただ単に友達に聞くような感じで聞いてるぐらいなので、情報収集っていうとこ言うとちょっと申し訳ないんですけどそういう感じでやってたりとか、あとはいろんな会場に行ったりカンファレンスにいたりとかしての情報収集ってのも一部あったりとかするのかななんていうのは感じてます。

南国:なるほど、ありがとうございます。何か佐藤さんも、いろいろ聞かれたいと思うんですけれども。

佐藤:今ちょっと投資家というかエンジェル投資家っぽい側面の話にちょっと一部なったのかなと思うんですけど、そちら側を結構これから何かもうちょっと力を入れていくというか、多分世の中に面白そうなプロジェクトを発見したときに多分伝えていくっていうところの延長線上でそういったプロジェクトを応援していくっていう観点で、何か投資家っぽいことをしていくようなイメージなんすかね?

Joe:そうですね、これまで大体ケースでいうと25件ぐらい、この1年半とか2年弱くらいでしていますね。それも本当ひょんなことから始まって、案件は受けたくないですって言ってたら投資はどうですか?みたいな感じで始まりました。やっぱり自分は一番最初のキャリアがヘッジファンドで投資をする、しかもセカンダリのマーケットってよりもプライマリーマーケットで一番最初上場前のものとか、未上場のものに投資するっていうのがあったので、結構そういうのがそもそも好きだったっていうのがありました。今後それをもっとやっていけるんであれば、やりたいなと思ってますし、あとは周りの人とかで僕の活動を見てくださってる方が出資するから一緒にやらないとかっていうふうに言ってくれる人も最近は増えてきてます。 佐藤:この1年でそんなに投資されてますが、ほぼクリプトとかWeb3周りの投資が多いんですか?

Joe:そうですね、全部Web3です。

佐藤:すごいですね。それはもう世界各地のいろんなプロジェクトですよね。日本にいるプロジェクトっていうのはなくて日本人のファウンダーも多分1件か2件なんですよ。投資先のほとんど海外ベースのプロジェクトなんですかね?

Joe:そうですねやっぱり僕がこの活動始めたときはコロナだったこともあって、日本人のファウンダーだとか日本のクリプト業界の人とかほぼ何も最初知らなくて、いろんなところに行ったときにやっぱり海外の人と繋がることが多くて、ほとんど海外の人しか知らなかったんですよね。ここ最近は、ETH TOKYOが4月にあり、そこで東京に行ってなんか初めてそういう日本の方々と会ったぐらいですかね。だからあんまりこれまで何かご一緒する先がないとかっていうのはそれまでですかね。

佐藤:なるほど。でもそのご自身が発信されてる情報って結構日本語ベース、英語ベースでも結構積極的にやってらっしゃるんでしたっけ?それとも英語の発信をして発信とかはそんなにしてらっしゃらなくて、日本語でいろんな発信してるけど、その海外のそういったネットワークが結構あって、その数、応援してるプロジェクトシステムプロジェクトは結構海外が多い感じなんですかね。

Joe:はい、そのような感じです。僕はテックのバックグラウンドとかがないので、やっぱりそういったテックBBとかっていうのがそもそもできませんっていう前提なので、そういったところは他のVCの方とにあの意見聞いたりとか、しながらやっていってます。そもそもどういうふうに投資してるかっていうところから話をさしていただくと、やっぱり自分からいろんなプロジェクトにアプローチするというよりも、僕が持ってるメディアだったりYouTubeとかそういう発信っていうところに興味を持ってくださって、日本のマーケットに興味がある、もしくはプロジェクトで日本に進出したい人とかっていうところをフックに、紹介してくださるっていうことが非常に多いです。僕はその中で、最初は日本だけサポートしてたんですが、日本韓国香港台湾とかにパートナーがいるので、そこも支援していますね。

日本もしくはアジアで、プロジェクトをいろんな人に紹介するときに、TwitterやYouTubeを通じてだけではなく、他のいろんな地域のコミュニティやインフルエンサーの方々とお話をする際に、彼らにもウケるものなのかとかも気にしているので、ちゃんとユーザーが引き寄せられるものだったり使いやすかったり、これってどういうふうな流れで人が使うのかとか、そういう動線みたいなものにも気を配っています。あとは例えばゲームとかって面白いかどうかってのはすごく大事だと思うんですけど、それよりもやっぱり習慣化するのかっていうところとかもすごく気にしてますね。マーケティング目線で、結構プロダクトとかを見ています。

南国:では宮坂さんも何か聞きたいことありますか。

宮坂:今のところに付け加えると、応援したいタイプの企業、こういうタイプの人は応援したいなとかの気持ち的な部分なんかもあれば教えていただきたいです。

Joe:2点あるかなと思っていて、まず一つはファウンダーとプロジェクトのコンセプトっていうところに強いリンクがあるところかなと思ってます。それはどういうことかというと、この人は何でそれをやりたいのかとか、そういったストーリー性が一つ。情熱が本当にそこに継続的に向けられるかっていうことですかね。やっぱりその領域としてここは良いよね、というよりも自分はこういう問題がやっぱり解決したくてとかそういった領域に対してもすごく興味があるよねみたいな感じで、情熱が向けられてるかってところが、まず一つあるのかなっていうふうにここ最近はいろんな方々を話をしていて思います。あとは例えば、金融関係の人がいきなりそのゲーミングの領域っていうのは例えばすごい興味があるなんか情熱があったとしても、やっぱり知識の面だったりとか経験の面でなかなか難しかったりすると思うので、その人の性質と、またそのプロダクトだったり時のフィット感みたいなところは、個人的には大事なのかなと思うのでその情熱的な面と、あとは、そのフィットを見ています。

あとLP出資とかもするので、そういう出資をすることによって、この人たちとどういう案件とか、どういういろんな情報共有とかできるのかみたいな、そういうその直接的なリターン以外も、自分の可能性を広げていくために、みたいなところはありますかね。

佐藤:ありがとうなんかすごく参考になりました。それこそ今に聞いてらっしゃる方の中でも多岐にわたるチャレンジャーの方々にとって、成功に向けてのアドバイスがYouTubeやブログなどで提供されていることが多いですが、Joeさんから見て、投資家としてどのようなクリプトVCが重要視されているか、その意識があるかなど、教えていただけますか?

Joe:初めはVCについてもほとんど知識がなかったので、どのVCが優れているのかといったことが分からず、そのファンドが有名だから投資対象と感じたこともありました。しかし、ある時期からは、失敗したプロジェクトなども目の前で見るようになり、マーケットの重要性を再認識しました。ですので、現在では特定のVCの名前にこだわるよりも、起業家やファウンダー自体が重要だと考え、エンジェル投資を行う際には、一緒に何か新しいものを築いていく志がある人に投資をすることが増えました。少し前までは、どのVCがどうであるかといったことも考えましたが、今では投資をしているにもかかわらず、気持ちは融資のように感じています。この人が新しいプロジェクトを始めるなら、お金を提供し、お金を信託し、失敗しても問題ないと感じられる人に投資することが、今の私にとって重要です。そういった理由から、特定のVC名にこだわるよりも、ファウンダー自体に焦点を当てることが多いです。

なんか、やっぱりこの人が立ち上げるとしたらやりたいか、みたいなところも結構大事かなというふうに思ったりはしてます。ここが入ったらいいみたいな話に戻ると、あまり正直、今はもうないですね。すごい有名なVCが入ってたから成功するっていう感じも全然ないです。

宮坂:来年、注目されてる領域とか、テーマっていうのは、もしあれば知りたいなと思いました。人でもいいですし、トレンド的なところでもいいんですが、その辺はいかがでしょうか?

Joe:これは常にいろんな人がいろんなこと言ったりとか、僕も考えたりもちろんいろんなレポートも出てると思うんですけども、引き続きマスアダプションというところが一番大きなざっくりしたトピックかなと思ってます。それの下にいろんなテクノロジーが紐づいていたと思います。引き続き僕はマスアダプション、かつどの領域で注目が集まるか人が触ってみたいと思うか、そういった何かざっくりした感じで僕は今もなんか見てるので、トレンドをっていうようなことは今あんまりちょっと正直まだ来年は考えられてないです。逆にそのトレンドっていうこと自体にはあまり意識は正直今のところはしてないんです。理由として自分があまりその連携して次は何が来るかみたいなところで、めちゃくちゃ当たったみたいなところは正直ないのかなと思っていて投資もこれまでうまくいったものとしては、さっき言ったようなファウンダーとマーケットのフィットというところだったりとか、あといろんな判断の方たちと話をしていて、今後こういったものが面白いよねっていう話をしていってる中で教えてもらったりすることも多いので、何か来年どういったものが来るかっていうのは正直そこまで考えてないんです。

ただ挙げるとすると、ブロックチェーンゲームは、結構去年今年の初めぐらいから興味を持っていて、そういった領域っていうのは少しみたりしてますね。今後ブロックチェーンゲームをプレイしていくにあたって可能なインフラっていうのを作ってくれるかなと思ったりもするのでその辺りとか、逆に皆さんいかがですか?

佐藤:でも全体を総合して僕が思うのは、トレンドを読むというよりはやっぱり原体験とか、もちろん技術トレンドとかこういうふうになっていくだろうっていう、そのテクノロジードリブンなところもあるんですが、どっちかというと自分が好きと、あとはやっぱりユーザーとしてどうかっていう目線がすごく大切にされてるのかなと思いました。

佐藤:僕個人としては、技術トレンドも重要なんですけど、やっぱり結局サステナブルなものかどうかっていうてんですね。トークン上場してその需給であのトークン価格が決まってくる側面もありつつ、結局でも事業サイドとしていかにサステナブルかっていう、特に最近海外のインベスターから紹介されていろんな案件見るんですけど、それを重要視しています。

宮坂:僕は元々バックグラウンドがVCだったということもあり、Web3っていうのが得意なものというよりはどっちかというと社会を変えていくビジネスっていう意味で、原体験とかユーザーとかBでもCでもいいんですけど、そこが重要なんじゃないかなと思うので、関心があるのはやっぱりいかにそういうエンドユーザー側に影響を与えるかってところが注目ポイントとして思っております。

Joe:逆に佐藤さんにちょっと聞いてみたいんですけど、クリプトの世界って3,4年前に何かちょっと違う言葉で挑戦されたものをなんか焼き増しというか、なんか結構すごくサイクルが早いものをぐるぐる回しているような感覚があるので、結局シード投資家としては流行るものに流行ったときに投資したら遅いので、その元幻滅期というか、1回期待値がでかすぎて何かクラッシュした分野だけど実は元々可能性があってそれをなんかちゃんとチャレンジする若者とかがいればそういったことに対する一緒にやってみたいですね。ウォレットの話とかっても同じような話を何周もしてるので結局UXの話とかってもう何回もあったやつを寝かせてあたかもその最近のの話が世の中を変えるって言ってますけど、そんなの昔からいっぱいあったりしますよね。結局その話って別にWeb3に限らない話なので、何かそういうサイクルの話とか、いろんな過程の中で投資家としてはいいタイミングでやっぱいいプロジェクトいい若手を見に出して投資するみたいな観点で僕は興味とか関心を持つような感じですかね。

佐藤:面白いですね、すごくためになりました。私はいろんな方に繋いだり紹介してって言われるときに、今年の春ぐらいまでは何かオフラインのイベント、フィジカルのイベントのときにあの事業者さん紹介してくださいと言われることが多かったんですけど、最近は開発会社だけ紹介してくださいって言われることがすごく多くなってます。よりちゃんと何か一緒に事業会社とスタートアップが何か連携してやることがあったら何かいいなとすごく思いました。ありがとうございます。

Joe:でも、我々が多分持っているネットワークと、会社さんが持っていないネットワークが多分イコールじゃないと思いますが、そこでレバレッジをかけるところがあるんだったら、皆さん情報発信してパートナーの方とかプロジェクトの方に役立つ情報がある方は出してもいいと思うし、投資っていう観点でみても、何かそこで何か一緒にできる方法があるんだったら、それはいいと思います。

他の業界全体に何か国内のプロジェクトも海外のプロジェクトも、そこに何か役立つことができることがあるんだったら、何か一緒にやりたいってアイディア出しをする機会もいいんじゃないですか?オープンディスカッションの場を持ってもいいのかなと思います。

南国:そういうのも大事ですよね!今まで6回までやってるんですけども、宮坂さんと佐藤さんがこんなに食いついたゲストはいないっていうぐらい、魅力的な方なんだなと痛感しますね。最後に何か告知などがありましたらお願いいたします。

Joe:特にないですけど、一応僕、Token2029行くので、もし見かけたら声かけていただきたいですし、ぜひいろんな方とお会いできたら嬉しいです。

南国:JoeさんのYouTubeチャンネルの登録それからTwitterのフォローもお願いいたします。本日お忙しい中Arriba深夜便に来ていただきまして本当にありがとうございます。

佐藤さんと宮沢さん、この後感想本日の感想みたいのをちょっと聞いていきたいんですけれどもよろしいでしょうか?まずあの宮坂さんからいただけますでしょうか?

宮坂:やっぱりいいですね。リスナーとして拝見させていただいてることもありますが、すごく貴重な意見を聞きける機会でした。あとは何かご一緒できる機会があればいいなと思いますし、皆さんも今日お集まりいただいてありがとうございます。

佐藤:いやなんかあれですね、やっぱ話し慣れてるっていうか、滑舌がいいというかですね、本当に話を聞いて心地いいと感じました。

日本のメディアって何かプレスリリースが出たら突撃してって深掘りしていくことが多く、やはりこういったメディアでガッツリ活動する人って、まずどうやって飯食うんだみたいな視点もあるなかなか大変なんですけど、そんな中でJoeさんのような存在はすごく大事だなと僕は思ってます。 単純にその良さを世の中に発信するっていう役割ってエバンジェリストじゃないけどそういう部分が本当に市場が大きくなっていくにあたり大事かなと。

VCとしてもそういう役割をしていかなければと思ってるんですが、そのような点をすごく今日話しててすごく再認識できました。僕のバックグラウンドもそういうところだったりするので、やってきたことは間違ってなかったな再認識できたので本当に今日は楽しかったなと思います。ありがとうございました。

南国:ということで本日はArriba Studio深夜便Vol.6楽しんでいただけましたでしょうか?本日は皆さんありがとうございました!

今後も「Arriba X 深夜便」を行っていきますのでぜひTwitterのフォローをお願いします!

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