多様な進路についての取材を終えて

黒田旬
Ashoka Japan
Published in
4 min readJan 31, 2020

27日に千葉県の地域新聞さんの取材を受け,3月6日に掲載される予定で多様な進路というテーマで放送大学や海外へ留学した経験などを話しました。

今回は取材を受けた関係で進路についてもう一度深く考える機会があったので改めて放送大学について自分なりにまとめてみました。

アショカでお会いした人でも放送大学という進路に興味を持ってくれた人がいたのでこのブログで少しでも理解の役に立てばと思います。

自分は父が以前フリースクールの活動に取り組んでいたりと教育については家族で話すことも多々ありました。

小中と普通に公立学校に通いましたが勉強に関しては本を読むのが一番の勉強だから学校では最低限の読み書き計算を習えばいいという方針でした。

しかし親から勉強しろと言われないのが逆に働いたのか、6歳上の姉も自分もいつも成績は学年でトップクラスで、中学3年生の進路選択では進学校も選択肢に入っていました。

しかし姉は高校見学つまらなそうに授業を受けている生徒を見て、田舎の学校ということで中学校からそれほど交友関係も変化がないことも予想でき、ほかの進路について検討し始めました。進路選択ギリギリの時に放送大学を見つけました。

16歳以上ならだれでも入学することができ入学試験もない。通信制というスタイルによりいつでもどこでもスマホさえあれば勉強できる。

そして放送大学はなんといっても16歳の中学卒業後の段階で入学することでメリットが最大化します。

卒業要件である124単位を普通通り高校を卒業し入学し22歳までの4年間で取るところを、15歳で入学した場合22歳での卒業を目標とすると7年間というをかけて124単位をとれるので平均勉強量が少なくて済み、平日に一日一科目(45分授業視聴・テキスト読み込み)を継続すると5年間で124単位を取ることができます。7年間あるところを5年で終われるので途中または最後にその時間を自由に使えるということです。

また通常でも平日の一日に1時間勉強するのでそれ以外の時間自由に使うことができます。

姉はその時間を活用して15歳でアメリカ、16歳の時にカナダ、18歳ではヨーロッパを回るなど世界を旅して学校では得られない生での人生勉強をしていました。

語学を英語だけではなくエスペラント語(世界共通語を目指して作られ、世界で100万人の話者が居、ネットワークを形成している。)をマスターして世界大会に参加し海外でいろんな人と出会い、それをきっかけにデンマークに滞在しデンマーク語も習得し、気づけば4か国語を操つるまでになりました。

自分も自由な時間を使いいま無回転卓球の活動に取り組んでいます。

放送大学に入ったおかげで無回転卓球の活動ができ、またその両方で高校に通っていただけでは絶対に学べないことを勉強することができました。

特に放送大学は全国に自分のような10代から上は70代までの幅広い年代の9万人の学生がいるためオンラインコミュニティで、そして全国にある学習センターで様々な出会いがあります。

出会いに関して言えば、無回転卓球の海外での普及に向けブログでも書いていた通り12月までデンマークに留学していました。

そこでもグローバルスケールの様々な出会いがありましたがこれも放送大学に入っていなかったらとてもデンマークに行けなかった、もしくは行くことを思いつかたかったと思います。

放送大学に入ったおかげで自由な時間ができ無回転卓球の活動に打ち込みことができアショカのYVにも選ばれて来月はアショカのプログラムでアメリカに行くなど貴重な機会に恵まれました。

普通の高校や大学に通いながら活動している人もいてとてもすごいと思うのですが、自分は普通の高校に言っていたら受験勉強と部活三昧になってしまい、友達も中学から同級生に囲まれて新しい出会いもない。

とても社会問題の解決などに目覚める機会はなかったともいます。

自分は世界中のどんな人とも差がなく平等に与えられた時間という資産。

それを放送大学に進学したことで手に入れました。

これからもその恩恵・メリットを存分に使って無回転卓球の活動をやっていきたいと思います。

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