初めまして!この度Youth Venturerに認定されました。

selflabo
Ashoka Japan
Published in
3 min readDec 30, 2019

島根県で「セルフラボ」というイベントを開催しています。今回はセルフラボという取り組みに至った経緯とセルフラボについてご紹介していきたいと思っています。よろしくお願いします。

私は中学生時代に多くの講演会に参加しました。学校がかなり積極的に講演会を行っていたためです。しかし、それらの講演会によって自分の考えや人生が変わった経験は今まで一度もありませんでした。なぜ自分の人生や経験は変わらなかったのか、私が思ったポイントは2つあります。

1つ目は聴く人が聴きやすい環境が整備できていないことです。一般的に講演会は1〜2時間程度行われます。自分自身の経験を辿ってみると必ず途中で体勢を変えたくなってしまい、講演に対する集中力が奪われていました。また、途中で何かを食べることができればいいのにと思ったこともありました。

2つ目は自分自身で考える機会がなかったことです。講演を聴き終わった後は心がスッキリして、どこからか充足感が湧いてくるような経験を何度かしたことがあります。つまり、講演の価値は感じているし、完璧とは言えませんが、ある程度きちんと聞いてもいます。ですが、実際には講演は一切自分を変えていませんでした。

そこで、自分だったらどのような講演会がいいのだろうか?と考えた時に生まれたのがセルフラボという講演会の形です。セルフラボの特徴は4つあります。

1、講演時間は20分

2、立ち歩きOK

3、飲食OK

4、私語OK

そして、これらの特徴がどのような効果をもたらすのか、1度開催してみました。

第1回目セルフラボ開催の様子

当日は主催者も含め15人の方にご参加いただき皆さんそれぞれ思い思いのスタイルで講演を聴いていらっしゃいました。参加していただいた方々にアンケートに記入していただいたところ、セルフラボのコンセプトを支持できるか?セルフラボにまた来たいか?の質問に対して100%「はい」の回答をいただきました。しかし、同時に多くの改善点も浮かび上がりました。

最大の改善点が手段の未熟さです。上記の4つのポイントはあくまで私個人の主観とインターネットの不確かな客観によって生み出されました。第1回目の様子を見ていると確かに私が普段聴いている講演会よりは聴いている人に伝わっているという実感はありましたが、人によってはそこまで伝わっていなかったかもしれません。あくまで個人の感覚によって作られたものが多くの人にも同様にあてはまるとは限りません。ですので、2回目に向けて学術的に伝わる講演会とは何なのか?を追及し始めました。

アショカのつながりで知り合った心理学を専攻していた方のお話、アショカの方のお話の中で私が感じるようになったのは「伝わる講演会を作るのに講演を聴いている時間だけをよりよくすることが十分といえるのだろうか?講演を聴く前の時間にも着目しなくてはならないのではないか?」ということです。まだ自分の中で具体的にどうしていけばいいのかまとまっていませんが、これからさらにたくさんの情報を得て「伝わる」講演会を作っていきたいと思っています。

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