生きている実感

千葉桃
Ashoka Japan
Published in
2 min readAug 28, 2018

毎年この時期は、イベントが目白押しでバタバタしますが、今年も気づけば夏が終わろうとしています。

8月の頭には、遠野の山の中で子どもたちと3泊4日のサバイバルなキャンプをしました。

石を積み上げてかまどを作ったり、

トイレを作ったり、

箸も森に生えている木を使って自分たちで作りました。

水道がないので、食器は川で洗います。

他にも、川から水をくんでドラム缶風呂に入ったり、焚き木を山から拾ってきたり、ドジョウを捕ってきて食べたり・・・。

4日間にわたって森の中で原始的な生活を経験すると、当たり前のように使っている電気や水道のありがたさが身に染みて分かります。

それと同時に、今の生活は便利で快適だけれども、何か大切なものが欠けているのではないかと考えさせられます。

それは、「生きている実感」。

キャンプの時には、苦労して火を起こして、ようやくご飯ができたと思ったらまわりは真っ暗。それでも信じられないくらい美味しくて。

ヘトヘトになりながらバケツリレーで水を汲んだ後のドラム缶風呂は、最高の一言に尽きた。

生きてる。

そういう実感が、私たちには必要なんじゃないかって思うんです。

忙しい毎日の中でも、ただコンビニのご飯を流し込むように食べるんじゃなくて、たまには自分でつくってゆっくり味わってみたり。そういえば、蛇口から水が出るって、当たり前じゃないんだよなって思いだしてみたり。

時々立ち止まって、生きてる実感をかみしめて生きたいなと思った最近でした。

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