語りあいatrium

自分にすっと落とし込めることばについて。

moe
Ashoka Japan
Published in
3 min readAug 31, 2019

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簡単なことばで話すことはきっと万人に伝わりやすく、理解しやすい。

でもその人の感覚にぴったりはまったものかはわからなくて。
簡単な言葉に変換してしまうことで
伝えたいすっきりする表現ではなくなったり、
聴いてる側を震わすような、
どんって響くものではなくなったり
してしまうところがあるのが悔しかったんです。

参加してくれた方はいつもまっすぐに自分のことばで表現してくれます。

わたしも、活動中だけでなく、
自分にしっくりくる表現を大切にしようって思うようになりました。

100%理解し合うことはできない。
伝えたかったことの1%しか伝わらないかもしれない。

もしかしたら違う解釈で持ち帰ってしまうかもしれないし、
1番伝えたかったところではないところが相手には響くかもしれない。
お互いの「分かり合えた!」は思い込みのことだってある。

ことばとか語りの面白さはそこにあると思っていて、
“ 100%は分かり合えない”を受容した上で 聴こうとする、
話したいと思う。それが新しくなにかを生む。

響いた部分は、きっとまた誰かに伝えられる。

そう思って おみやげ話のように広がる、
その人が拠点となる減災啓発が生まれるような空間を目指しています。

ここまでは今までも思ってきたくせに、
どうしても自分の中で許せていない部分がありました。

“交流会”という名前。

人が集まって何かをすることが一言でわかったほうがいいのではないか
と思って、しっくり来てはいないものの使っていた名前。

中途半端に変えたくないと思っていると3年経っていました。
でも、よく考えたら小説のタイトルで中身は全部わからない!
一言で言えないならムリに一言で言わなくていいやんか!と、
思い切って変えることにしました。

“atrium ”です。

吹き抜け、中央広間、内部公開空地、心房といった意味があります。

吹き抜けの、あえてそこを部屋にせず、開放感を持たせて
光と風の通り道を作る余裕みたいなものに惹かれていました。
日光(明かり)が入るという意味で、akariとも繋がっています。
また、中央広間のように人が自然に集まる空間にしたい
という思いから選びました。

今後は語り合いatrium をよろしくお願いします!

これを考え、決断する機会をくれたSOKOAGA CAMP
についてはまた詳しく書きたいなと思っています。

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moe
Ashoka Japan

兵庫県立舞子高校環境防災科13期生 減災活動団体akari/語り合いatrium Ashoka Youth Venture36th