語り部ってなに???

Nanami M
Ashoka Japan
Published in
2 min readJun 2, 2017

私の行っている“語り部”

でも聞いていて「ピント来ない…」「具体的に何してるの?」そんなことを耳にしました。

なので今回は“語り部”についてご説明したいと思います!

2014年夏休み。私は中学3年生。高校受験のため塾の夏期講習へ行く前、

「七海ちゃんに会わせたい人がいるから寄ってって~」

と閖上でもお世話になっている知り合いから言われ、その方のお宅にうかがうと、震災直後からヒッチハイクで復興ボランティアをしに閖上に訪れていた高校生(当時)がいました。

彼は当時中学生の時に東京で学生が主に活動をする国際ボランティア団体を立ち上げた人でした。

私の地元の閖上のことや学校でのいじめのこと、震災について話していると

「今度、僕のボランティアメンバーを連れてくるから閖上を案内してくれないかな?」

とお誘いを受けました。そしてそこから、当時小学5年生だった私の目で見て感じた震災時の状況、自宅再建の学区に合わせて変更した中学校でのいじめのこと、震災の教訓などを話すことを始めました。

それが“語り部”です。

1枚目の写真は昨年12月にカナダから日本をめぐる旅をしている方に知り合いを通じて依頼を受け自宅跡とその近辺を語り部をしながら案内しました。

私は語り部というものを始めて自分が変わっていくことを実感しました。

話し方が上達したり、初めは緊張していても人前に立つとスイッチが入り緊張することなく話せるようになったり...笑笑

しかしまだまだ地震は怖く、当時を思い出して泣いたり…震災後のPTSDで避難訓練すら出れない事が続いています。

それでも“語り部”として当時の事を話すことで、心の整理整頓が自然につき、PTSDも少しずつ軽減されていくことがあるとアメリカのあるお医者さんがテレビで言っていました。

なのでこれからも自分のために、周りのためにこれからも“語り部”を続けていきます!

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