Changemaking:揺れ動く時代が求める新しい能力

Nana Watanabe
Ashoka Japan
Published in
3 min readSep 24, 2019

人間のできることを、機械が取って代わる速度が倍々に速くなっている。この時代で、注目され始めているのが、 Changemaking(チェンジメーキング)という能力だ。 与えられたお題に気の利く答えを見つけることではない。 増してや、メディアの取り上げる「社会問題」に対する解決法を考えることでもない。

私たちの言う「チェンジメーキングスキル」とは「自分自身の内なる声を聴くこと」から始まる。 大げさなことじゃなくて「ちょっとおかしいじゃないか」と言う小さな声を捉えるだけで十分だ。

「アショカ・ユースベンチャー」とは、そういう声が聴こえることが、つまり「ちょっとおかしい」ことを発見するのが、実は凄いことだということを知っている大人が周りにいて、その大人たちは口を出さずに見守り、若者は自由に試行錯誤できる、という環境のことだ。

失敗を許さない日本では、失敗しないようにリスクを避けてうまくかわす人間が育つ傾向がある。突出せずに、合格点には達していれば、なんとか普通の人生が送れる。 そういう人生を選ぶ若者には、ユースベンチャーはお薦めしない。

世の中の矛盾がどうしても気になる、見て見ないふりをしたり不平を言いながら生きるより、小さなことでもおかしいことから目を逸らさずに変えたい、 という若者たちがユースベンチャーのネットワークを形成している。

そして、その能力が新しい時代に輝く人間になるための基礎であることが、ますます明白になってきている。

学校では教えないこのスキルを磨く場としてのユースベンチャーを、その重要性に気付いた私たちが2012年から積み重ねています。賛同してくださる方のサポートをお待ちしています!

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